rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

アタシ、必死なときは鳴くんだよ

2013-11-22 11:32:26 | ねこ

にゃーっと可愛らしく鳴いてみようかな 22/11/2013


写真、撮りたくなったでしょ? 22/11/2013

朝日が椿の根方を眩しく照らす中に、ねこが枯葉に埋もれて眠っていた。
キジねこで、保護色だからよく見ないと気が付けない。
私が横を通ってもピクリとも反応しないから、あらかた朝ごはんをたっぷりともらって満ち足りているのだろう。
それから2時間後、私が洗濯機のところで洗濯物を取り出していると、「にゃあ」と近くで声がする。
ねこは、家の中にあがりこんで私に合図を送ってきた。
いつもとは違う、ちょっと高めに可愛らしい声で鳴いて。
「にゃあ、にゃーん」
どういう風の吹き回しか、それとも作戦変更、バリエーションを増やして攻めてきたのか。
それならばとプププ・・・と笑いをこらえ、しばらくねこの出方を見ることにした。
ねこの目的は、ちょっとのカリカリおやつをもらうことだろうと思いながら、スタタタタと洗濯物を干しに外へ出る。
後ろを振り返ってねこの追跡を確認すると、距離をとってついてきたようだ。
洗濯物を干しながら観察する。
ねこはねこで、いる場所を変えながら私を窺っている模様。
おっと、ねこは鉢植えの花の前に歩み出た、ゆっくりと考え深くだ。
これは願ってもいないシャッターチャンスと、あっさりねこの作戦に釣られた私は、カメラを持って撮影ポイントについた。
私のシャッターを切る間に合わせて、ねこは体勢を変える。
パシャパシャパシャ、私が立て続けにシャッターを切ると、ねこはもう気が済んだでしょうと私に背を向けて、目的地まで誘導しようとする。
ギブ・アンド・テイク、もちろんおやつをあげた。
いやはや、ねこには参ってしまうのであるよ。