福耳とうがらし

知人に、福耳とうがらしをいただいた。
もらったときに福耳とうがらしとは知らず、大きくなった獅子唐と思い長ねぎとごま油で炒めて食べようとした。
ところが、フライパンでジャージャー炒めているとなにやら刺激のある匂いだ漂って、吸い込んだとたんにむせ返ってしまう。
もしかしてこれはとても辛いのではと、家人を呼んで一切れ食べてもらった。
・・・なんとひどい仕打ちか！
家人は獅子唐を口に入れて数回租借すると、ゲホゲホとむせ返り慌てて嚥下してしまった。
すると今度は、食道から胃がひりひりと痛いと訴える。
これはもう食べるという代物ではないけれど、ネギがもったいないからそれだけ取り出してラーメンにのせた。
なんとそのラーメンの美味なることよ！
さわやかでパンチのある辛味がインスタントの味を美味く調和して、この上なくおいしく仕上げたのだ。
この獅子唐は辛味調味料として使えば、料理が引き立つと家族の意見が一致する。
その後、パスタにに野菜炒めと恐る恐る使ってみた。
しかし、先日の辛味を得るには、１本ごときでは足りないのかもしれないと今日になって学習する。
さらに、その獅子唐が福耳とうがらしと知ったのは、一昨日スーパーに行ったときだった。
名前も辛さ加減もいい加減にしかわかっていなかったけれど、これがとてもおいしく素晴らしいことだけはわかっていたつもり。
辛い物が苦手でない方は、ぜひとも一度お試しあれ。