once again,with feeling
stunning english landscape
イギリスの現代アートの巨匠デヴィッド・ホックニー、81歳にして現役の作家だ。
彼の持ち味明るく澄んだ色彩は、翳り失うことなく、今も彼の世界を支えている。
彼は、けして能天気なのではない。
この明るい色彩の間に、どこか冷めた、どこか一定の距離感とでもいったような感覚が潜んでいる。
アクリル樹脂の中に切り取られ固められてしまったかのような、凍りついた時間、標本とも思える印象のせいかもしれない。
特にそれが顕著なのは、人物が配されたものだ。
そのポーズのせいなのか、いやそればかりではないだろう。
人に対する愛惜が、時を止めたい欲求に駆られた結果なのかもしれない。
そのホックニーの絵に惹かれる私は、人に対してどれほどの愛を持っているのだろうか。
もし自分に時を凍結する能力があるとしたならば、果たして人に向かうのかあまり自信が持てないのである。
George Lawson and Wayne Sleep
my parents
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