rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

フェデリコ・モレーノ=トローバのギター音楽”ソナチナ”は、まるでそよ風

2012-09-07 11:52:47 | 音楽たちークラシック
<object width="420" height="315"><param name="movie" value="http://www.youtube-nocookie.com/v/cy_QHc8wWHw?version=3&amp;hl=ja_JP"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube-nocookie.com/v/cy_QHc8wWHw?version=3&amp;hl=ja_JP" type="application/x-shockwave-flash" width="420" height="315" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true"></embed></object>

アンドレ・セゴビアによる演奏で、トローバの”ソナチナ”は、パティオを吹きぬけるそよ風。
観葉植物の葉を揺らし、ふわっと吹き寄せたかと思うと凪ぎ、また吹き込むやさしい風だ。
まさしく、今日の陽気はそんな感じ。
時々思い出したかのように鳴くセミ、風にそよぐ木々の葉。
心穏やかになる日。

若き人よ、君死に急ぐことなかれ。
如何ほど学校に縛られているのか。
外に出で、木々の生い茂る公園をそぞろ歩け。
小鳥の囀り、木の葉擦れる音、虫の音を聞け。
地面を踏みしめる足の確かさを感じ、風のそよぎを肌で知れ。
己が生を感じ取れ。

すべての人にあって、命が希薄になっている。
他者への思いやりといたわりが失われている。
または、極端に偏っている。
何より、穏やかな心持を忘れている。
悲しむべき気風で包まれている。

トローバの”ソナチナ”が、そんな気風にそっとやさしさを吹き入れてくれるかもと、そう願いを託したくなる。
どうか、若き人が道を違わぬよう、幼き人が傷つかないようにと。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿