とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

『下流の宴』

2011年05月30日 | 映画・ドラマ
海堂尊さん原作、宮村優子さん脚本の、
NHKドラマ10『マドンナ・ヴェルデ〜娘のために産むこと〜』が終了しました。
この作品は、『ジーン・ワルツ』では明かされなかった出来事の部分を補足した
『ジーン・ワルツ』続編という感じの作品となっています。
代理母出産で娘の子供を産むというストーリーです。

高度生殖医療を行っておりますので、興味深く観入っておりましたが、
ドラマの方は、
医療をメインとして、問題提起していくというよりは、
’母と娘の気持ち’という内面を深く描いたものだったように感じました。

リベラ『生命の奇跡』の主題歌もとても素敵でしたので、
(つくづく思います、”命って当たり前”のものではなく”命って奇跡”なんだ・・・と)
終わってしまい残念な思いでおりました・・・が、

明日から始まる『下流の宴』。
こちらも、大変面白い作品ですので、実に楽しみにしています。
林真理子さん原作、中園ミホさん脚本で、主演は黒木瞳さんです。

この作品は、毎日新聞の連載ものだったそうです。
私は、単行本で読みましたが、とても面白い内容で、
2日間で一気に読み終えてしまいました。
今は、夫が読んでいる最中です。

この”下流”・・・
”下流”があれば”上流”がありますが、
生まれ育ちとか階級だとか学歴だとか職歴といったものではなく、
まさに川の流れ・・・流され流され下流に甘んじるのもひとつかもしれないけれど、
流れに逆らって上流に上っていく=目標を掲げて努力をしていく事に価値があるんだよ・・・
というテーマもひとつにあるのかな?と思いました。
ですから、勿論、それ以外のテーマも沢山あります。

個人の読後感です・・・。
いろいろと考えさせられた小説でした。

明日が、NHKドラマ10の第一話となります。
毎週火曜日の夜10時からとなります。

ーby事務長ー

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5月のラボ便り

2011年05月30日 | ラボ便り
5月のラボ便り


皆様こんにちは。

今月のラボ便りはAHA(assisted hatching)についてです。

AHAとは、”透明滞補助孵化法”といい、
文字通り、胚が脱出(孵化)するのを助けます。
胚は受精して約5日で胚盤胞になると、
収縮・拡張を繰り返して透明帯という胚を包んでいる殻のようなものから脱出し、
着床していきます。

この透明帯から脱出できないと着床には至りません。

体外受精では妊娠に至らない一つの原因として、
この脱出が不十分だからだと言われています。

では、どのようにAHAを行うのかといいますと、
方法はいくつかありますが、当院では機械的方法といって、
細い針を使い透明帯に、少しだけ切れ目を入れます。

その後、
分割し脱出するのは胚の生命力にかかっていますので、
ほんの少しだけ着床の手助けをするというものです。

移植前に、AHAについてお話させて頂く事もございます。

ご不明な点は、’移植終了後’に、
不妊カウンセラーまたは体外受精コーディネーターにお聞き下さい。
そこで、詳しくご説明させて頂きます。

これから梅雨の季節です。
蒸し暑くなりますが、お体を冷やし過ぎないようお気を付け下さい。

とくおかLCラボスタッフより

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