

皆様、こんにちは!
皆様おかわりはございませんか?
季節の変わり目は、体調を崩される方も多いですのでお気をつけ下さいね。
今回は、「黄体化未破裂卵胞」についてお話致します。
月経開始から発育を開始した卵胞は、
20mm前後まで成長すると、
女性ホルモンの上昇に呼応した黄体形成ホルモンの上昇(LHサージ)により、卵胞破裂、つまり排卵します。
卵胞が破裂してはじめて成熟した卵子が卵巣外へと排出され、卵管采にピックアップされ、
卵管で待機していた精子と出会うことで、受精に至ります。
しかし、大きくなった卵胞は必ずしも排卵しているとは限りません。
排卵しないまま黄体へと変化する、いわゆる“黄体化未破裂卵胞”へと変化することがあります。
これは、誰にでも起こりうる現象です。
未破裂卵胞であっても、黄体ホルモンは分泌され、基礎体温は上昇するので、
排卵したと思ってしまうのです。
黄体化未破裂卵胞の場合、
超音波をみると、排卵前とほぼ同じ大きさと色調の黒い影がそのまま残っているのが確認できます。
排卵前後に超音波を拝見することによってその存在を確認することができるのです。
このことから、当院では、
タイミング治療や人工授精の後に、超音波検査や血液検査を行って、
しっかりと良い排卵が起こったのかどうか確認をしています。
検査についてご不明な点がございましたら、
いつでもスタッフにお声掛け下さいね。