9月の診療部便り
皆さん、こんにちは!
少し暑さも和らいできましたが、
マスクをしていると水分補給も怠りがちです。
こまめな水分補給を行い、
引き続き熱中症に気をつけて参りましょう。
今月の診療部便りでは、
不妊治療の方法についてお話したいと思います。
不妊治療には、大きく3つの方法があります。
1つ目は「タイミング療法」です。
超音波検査で卵胞の大きさをチェックし、
女性の排卵の時期に合わせて夫婦生活をとる方法です。
2つ目は「人工授精」です。
タイミング同様に、超音波検査で排卵の時期をみて、
精子を直接子宮に戻してあげる方法です。
”人工”という言葉より人工的なイメージをもたれることが多いですが、
実際には精子の出発地点が異なるだけで、自然と変わらない方法です。
フーナーテストの結果が不良、
タイミング療法で結果が出ていない、
精子の所見が悪い方などに有効な治療方法です。
3つ目は「体外受精/顕微受精」です。
体外受精とは、卵巣から採取した卵子と精子を体外で受精させ、
その受精卵を子宮に戻す方法です。
体外受精は、卵子と調整した良好精子を同じシャーレの中で受精させます。
精子自身の力で卵子と受精するのでより自然に近い方法となります。
顕微授精は、一匹の精子を卵子の中に注入して受精させます。
一つの卵子に対して一匹の精子があれば受精が可能です。
一定期間、人工授精をしたが結果が出ていない、
精子の所見がすごく悪い、
卵管が閉塞している方などは、
体外受精/顕微授精が有効です。
どの治療から進んでいくかはご夫婦それぞれ異なります。
しかし、一定期間タイミングや人工授精で結果に至らない、
という場合には、
それらの方法では妊娠しづらい原因も考えられるため、
ステップアップが必要となってきます。
治療に関してご不明な点がある場合には、
お気軽にスタッフにお声かけください。
また、当院では月に一回、無料妊活勉強会を実施しておりますので、
ぜひご夫婦でご参加頂ければと思います。
ご希望の方は受付にお声がけください。
9月は、
9月12日土曜日15時からの開催となります。
皆様のご参加をお待ちしております。