とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

日本医師会の日医ニュースから

2010年12月15日 | 一般医療
日本医師会から届く『日医ニュース』というものがあります。

その中に「プリズム」というコラムがあります。
興味深い面白い内容が続き、毎回、とても楽しみに拝読しております。

今月号の「プリズム」の内容において、
不妊治療現場でよく見受けられる状況と重なりましたので、
その一部を抜粋させて頂きます、以下です。。。


【感情転移】

カウンセリング、精神分析療法の過程で、
患者が治療者に感情転移を起こすことがある。

転移には、
治療者に対して信頼、尊敬、情愛、感謝などの感情を示す陽性転移と、
敵意、攻撃性、猜疑心、不信感などの感情を示す陰性転移の二種類がある。

このような特殊な感情は、
患者が過去(幼少期)に自分にとって重要であった人物
(多くは両親などの養育者)に対して持っていた抑圧された感情が、
治療者に向けられたものと理解されている。

  ~~~略~~~

日常の診察場面でも、このような、いわば「的外れな感情表出」に
困惑することがある。
精神分析法においては、治療の過程で予想される現象といえるが、
一般の診療場面で感情転移が起こると、
信頼関係がおかしくなり、
治療、その他の業務に支障を来す。

  ~~~略~~~


不妊治療の現場においては、よく見受けられる状況です。
不妊治療というものに、思い入れが激しくなってしまい、
治療者へ甘たりすねたり、
反対に転ずると、治療者への猜疑心や怒りなど、、、
全くもって不要な感情が出入りする方々がおられます。
おそらく、冷静になれば、簡単に取っ払えてしまうような思い入れです。
ですが、冷静になれない状況下にいますから、その感情に浸りきってしまいます。
それは、何とかしないといけません、、、。
患者さんと治療者との間における妊娠ではなく、
あくまでも、
患者さんとそのご主人様との間における妊娠ですから・・・。
治療者側は、それを、医療的な部分でサポートする役になります。

ですので、心の安定と治療というものをうまく繋げていきたいものです。

そのような緩和策としても、
当院では、治療以外に、
「妊娠準備療法=整体=気療」
「リフレクソロジー」
「バレエエクササイズ」
というものを導入しております。

血流効果やホルモンバランスだけでなく、
心のリラックス効果や自分癒し効果が絶大です。

是非、お勧め致します。積極的にお試し下さいね。

ーby事務長ー
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新人職員の思い その2 | トップ | 12月のラボ便り »
最新の画像もっと見る

一般医療」カテゴリの最新記事