とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

子宮内膜症・・・その5

2006年05月19日 | Weblog
本日は、子宮内膜症の手術療法について書かせて頂きます。
手術では、子宮内膜症の病巣(病気の部分)を取り除き、癒着の部分を開放します。
これにより、
①痛みの症状が改善します。
②卵巣の腫れていた部分が治療されます。
③妊娠の可能性が高くなりますが、さらに妊娠を強く希望する人では体外受精などの治療法が必要となる場合があります。


手術には2種類あります。

①保存手術
保存手術には、小さい病巣を電気やレーザーによって焼く・卵巣チョコレート嚢胞を摘出する・癒着を剥離する・痛みの神経を切断するなどがあります。
妊娠できる可能性が残されますが、再発の可能性もあります。

②根治手術
根治手術とは、子宮と両方の卵巣の全てをとる手術です。
妊娠は不可能となりますので、妊娠を希望する人には行われません。

保存手術と根治手術の選択は、現在または将来の妊娠希望の有無、年齢、未婚か既婚か、はじめての治療か再発後の治療か、薬物療法の効果などの、いろいろな条件を総合して決定されます。
根治手術は、薬物療法や保存手術で、症状の改善がみられない場合で、妊娠の希望のないひとに選択されるのが一般的です。


手術には、「腹腔鏡手術」と「開腹手術」があります。

「腹腔鏡手術」は、腹腔鏡検査と同じ方法で器具を挿入し、カメラで見ながらおなかの中の手術を行います。
開腹手術に比べて、術後の負担が小さいです。

「開腹手術」は、おなかを約10cm~15cm切って手術を行います。
手術する範囲が広い場合や、癒着の程度がひどい場合に選択されます。


さて、皆様は良い夢を見ていますか?
寝ながら悩んだり、悪い夢を見ていたりしませんか?
その日のストレスをその日のうちに解消していますか?

翌日を気持ちよくむかえる為には、”良い睡眠”をとらなくてはいけません。
”良い睡眠”とは、身体を休めるだけでなく’自分の大切な心’を休めるためのものです。
ストレスや心配事をかかえて寝ていても、”良い睡眠”はとれません。

「今日はストレスフルな一日だったなぁ」と感じたり、「今日は辛い一日だったなぁ」と感じた夜には、
まず入浴時のシャワーを浴びる時に「このシャワーで嫌な事・辛い事を洗い流してしまおう~!!」と”心に念じる”事です。
髪の毛や身体についた泡が流れるのと同じように心の泡も流してしまいましょう。

そして睡眠をとる為にお布団に入った時に、いつも寝やすい姿勢をとって入眠する前に、
”大の字”姿勢をとり両方の手のひらを上に向けて目を閉じます。
鼻から思いきり酸素を吸って、今度は口からゆっくりと少しづつ(本当にゆっくりと少しづつ)吐き出します。
これはヨガの呼吸法でもあります。その呼吸法を3回だけでも良いので試して下さい。
そして、「今日の嫌な事は、自分の身体から全部出しきった。」
「明日はどんな日になるかなぁ。今日よりも良い日でありますように!!」と、思い描いて入眠します。

その日の嫌な事を自分自身で浄化出来た方の明日は、今日よりも良いものとなるでしょう。
そして、翌日は、まず鏡にうつった自分に向かって「おはよう!今日も良い一日にしようねっ!」と語りかけてみて下さい。
きっとその日は、素敵な一日を過ごせる事でしょう。
ーby事務長ー

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子宮内膜症・・・その4

2006年05月17日 | Weblog
本日は、子宮内膜症の治療について書かせて頂きます。

子宮内膜症の治療には、薬物療法と手術療法があります。

「薬物療法」とは
 ・痛みに有効
 ・手術に比べ初めの費用が安い
 ・臨床的な診断で開始出来る
 ・身体に侵襲がない(手術ほど身体に負担がかからない)

「手術療法」とは
 ・不妊に対する治療効果あり
 ・治療後に、再び症状が出るまでの期間が長い
 ・確実な診断が出来る
 ・根治療法が可能である


本日は、子宮内膜症の治療のひとつの「薬物療法」について書かせて頂きます。
 
 1)鎮痛剤(鎮痙薬、精神安定剤、漢方薬などと併用)
   比較的軽症の場合は、痛みを和らげる目的で使われます。痛みの物質(プロスタグランジン)が作られないようにはたらく薬剤なので、月経の始まりかけた時に早めに使うと効果的です。

 2)ホルモン療法(ダナゾール)
   ダナゾールは男性ホルモン誘導体で、脳下垂体に直接作用して卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)の分泌を抑制し、一時的な閉経状態として、排卵と月経をとめます。これによって子宮内膜が萎縮し、症状が改善されます。

 3)ホルモン療法(低用量ピル)
   エストロゲンとプロゲステロンを含むピルを用いて、子宮内膜症を治療する方法です。子宮内膜の萎縮(小さくなる)をもたらし、連続的に使用した場合に月経がなくなるため、月経痛がなくなります。

 4)ホルモン療法(GnRHアナログ)
   ゴナドトロピン放出ホルモンのアナログにより、下垂体からの卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンの分泌を低下させ、そのことにより卵巣からのエストロゲン、プロゲステロンの分泌を抑制し、無排卵・無月経(閉経)状態をつくります。鼻の中にスプレーするタイプとお注射とがあり、使い分けされています。
ーby事務長ー
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心に残る良い言葉

2006年05月14日 | Weblog
清水英雄さんの『ありがとう』より

つらいことがおこると
  感謝するんです
これでまた強く
  なれるとありがとう
悲しいことがおこると
  感謝するんです
これで人の悲しみがよく
  わかるとありがとう
ピンチになると
  感謝するんです
これでもっとたくましく
  なれるとありがとう

つらいことも悲しいことも
  ピンチものりこえて
  生きることが人生だと
  いいきかせるのです 自分自身に

そうするとふっと楽になって
  楽しくなって人生が
とても光い輝いてくるんです

ピンチはチャンスだ
  人生はドラマだ

人生がとてもすてきにすばらしく
  よりいっそう
  光り輝きだすんです

ますます光り輝く人生を
ありがとうの心と共に



失ったものがとても大きかった時に出会った文です。
とても素晴らしい文章に感動し、勇気を与えてもらいました。
でも、完璧じゃないから、すぐ弱気になったりするのです。
そんな時に、また読み返してみたりする文章です。

次回は、また子宮内膜症の続きを書かせて頂きます。
ーby事務長ー
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松井秀喜選手

2006年05月13日 | Weblog
ニューヨークヤンキースの松井秀喜選手が、左手首を骨折されてしまいました。
実力があるのに全くタカビーにならず、一生懸命にそして真摯な姿勢で野球に取り組む大変謙虚で真面目な松井選手をひそかに応援している身としては、とても辛い思いです。

松井選手も息子のような感覚で応援している私です。
飛んできた野球ボールを滑り込んで受け取った瞬間に、在り得ない方向に左手首がグキッと曲がりました。
その映像を見た時には「今を大切に、一生懸命に頑張っているこの時期に、なんて事っ???可哀想に・・・」と大きなショックを受けました。
完全に折れてしまった左手首をそのままに、受け取ったボールを右手にて必死に投げたその姿に涙が出ました。

松井選手にとって、ものすごいショックだった事と存じます。
野球選手は”身体が資本”ですし、投げる打つという野球にとって手首はとても大切です。
手首骨折の身体の痛み(手首骨折はものすごく痛いです)よりも、精神的な痛みの方が何倍も何倍も大きい事でしょう。
完全に良くなる事を祈るしかありません。

ですが、そこは、「世界の大物」ゴジラ・松井です。
歯をくいしばって、その辛さから立ち直り、その痛みを何倍にも跳ね返して、見事に復帰される事と存じます。
絶対に、見事に復活なさいます。
そして、私達は、そのような松井選手の生き方に励まされるのです。

対有名人以外でもその関係はあり!です。
この人は 今 とても辛い思いをされているな・・・大丈夫かな・・・と、とても心配になる時があります。
でも、その方が、痛みや辛さを跳ね除けて前向きに頑張ろうとしている様子を感じ取ると、こちらもとても励まされます。
ですから、人間は励まされる・励ます・・・という、お互いが共に励まし合えるような関係で生きていくのが一番です。

それは、不妊治療などをはじめ”夫婦関係”にもいえる事です。
片方が+3のパワーで頑張っている時に、もう片方がゼロでいたら、ゼロのパワーとなります。
片方が+3のパワーで頑張っている時に、もう片方が-3でいたら、マイナス9のパワーとなります。
夫婦の場合は、まさに掛け算形式です。

これが友人などの場合は、足し算形式でいけるので、
片方が+3のパワーで頑張っている時に、もう片方がゼロでいても、+にもならないけれど-にもならない3となります。
片方が+3のパワーで頑張っている時に、もう片方が-3でいても、+-でゼロとなります。

ですので、どのような関係であっても、お互いに励ましあって高めていけるのが一番です。

さて、手首骨折の話に戻りますが、私は30歳の時に右手首を骨折しました。
小学生の時に、前方不注意の車に撥ねられて5m近く飛ばされた時は擦り傷程度ですんだのに、その時の右手骨折は一瞬の小さな事でした。
骨折という事故も一瞬なのです。皆様もどうかくれぐれもご注意下さい。
橈骨・尺骨の両方を骨折し(たぶん、今回の松井選手も同じタイプの完全手首骨折だと思います)、不自由な数ヶ月を過ごしました。
ボキッという音がして、あっという間に手首が腫れていき、痛みで身体の震えが止まらなくなり「これは捻挫じゃなくて骨折だ!」と実感しました。
近所の整形外科に駆け込んだところ「なんでこんな折れ方してるわけ?年寄りじゃないんだからさー。」とぶっきらぼうなドクターに言われ、しっかりとしたギプスで固定されました。
言われる通りに毎日通院し、電気治療しました。
途中で「毎日の電気治療は本当に意味があるのか?」と疑問に感じたりもしましたが、右手が使えないというのは本当に不便なので、早く治すぞ!と頑張りました。

当たり前のようにある両手ですが、片方が使えないと本当に不便です。
特に、利き手がきかないというのは本当に不便です。
字が書けない、ご飯もまともに食べられない、洋服を着るにも時間がかかる、髪の毛をシャンプーするにも乾かすにも手間がかかる、洗濯を干すのも困難・・・etc・・・本当に不便です。
骨がうまくついたとしても、暫くの間は雨の日になると痛む(これはどうしてなのでしょうね?本当に、雨の日になると骨折した箇所が痛みます)、ふとした事で痛みを感じるなどの(例えば、掃除機をかける時に痛みが出るというように)不便が多々ありましたので、今回の松井選手の辛さはいかなるものか(手首を使う厳しい仕事ですから)と拝察致します。
松井選手は三ヶ月の休養だと聞きました。一日でも早く復帰したい思いでしょうが、その後の方が大切ですから、ここは辛くとも完全に治されて欲しいと思います。

ですので、皆様、両手が普通に使えるというのは、それだけでも「幸せ」な事なのです。

本日、貼付したお写真は、今日の道端で撮ったものです。可愛いお花なのですが、花の名前はわかりません。
ーby事務長ー
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子宮内膜症・・・その3

2006年05月11日 | Weblog
子宮内膜症の疑いがあり、婦人科医師の診察を受けた方が良いと思われる方へ、受診についてのお話です。

まず、①問診があります。
検査内容としましては、②超音波検査と、③血中CA125値を測定する血液検査があります。

① 当院では、まず最初に問診票にお書き頂きます。
  そして診察室にて、診断のために必要な情報をお聞かせ頂きます。
  一番困っている事は何か(主訴といいます)?
  いつ頃から続いているか?
  症状はだんだん悪くなっているのか?変わらないのか?
  この症状について、今までに他の医師の検査・診断・治療は受けているのか?
  その他に症状はあるのか?
  などの症状をお話し下さい。

② 書面と診察室内での問診の後に、まず経膣超音波検査を行います。
  子宮内膜症では、とくにチョコレート嚢腫の診断に有効です。

③ 子宮内膜症の患者様では、血中のCA125値が上昇している事が多いです。
  が、この検査は補助的な検査といえます。

子宮内膜症の全ての患者様に治療が必要とは限りません。
痛みなどの自覚症状がなく、不妊治療を希望していない場合は、必ずしも治療の対象にはなりません。
治療の目的は、痛みを和らげる事・不妊の原因を調べ治療する事です。
このために、薬物療法や手術療法が行われます。

次回は、治療について書かせて頂きます。
  
ここ数日は、花言葉なども書かせて頂いておりますが、本日の貼付写真の白の花はカラー(calla)です。
茎を見てすぐお分かりのように、里芋科の花です。
白カラーの花言葉は、「愛情」「乙女の清らかさ」だそうです。
”乙女”なんていう単語は、いつの間にどこに忘れてきたのやら~という感覚ですが、忘れてしまってはいけませんね。
オバサン化していくオジサンとか・オジサン化していくオバサンとか・・・いますが、自分も注意しないといけないなぁと思います。

昨日の『プリマダム』の脚本に、黒木瞳さん演じる佳奈に向かって「 ”普通のオバサン” が ”怖いオバサン” になっちゃったなぁ」と、妻に向かって言う夫。
それに対して「思っていても今まで言えなかった事が、きちんと言えるようになっただけよ。」と、答える妻。
確かに・・・言えない=言わなくても良い立場もあり、言わなくちゃいけない=言えるようになるしかない立場もあり・・・です。
昨日の『プリマダム』も良かったですね。
ーby事務長ー

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子宮内膜症・・・その2

2006年05月10日 | Weblog
本日も、”子宮内膜症”についてのお話をさせて頂きます。

”子宮内膜症”の骨盤内好発部位は、ダグラス窩(子宮と直腸の間の窪み)にて56%・卵巣にて54%・仙骨子宮靱帯にて45%・直腸漿膜にて18%・膀胱子宮窩にて6%です(これらは複数回答ですので、合計で100%という回答とは違います)。

”子宮内膜症”は、比較的若い年代で出産していない人に多いのに対し、内性子宮内膜症である子宮腺筋症は、出産を経験した40歳代の人に多いのです。

次に、”子宮内膜症”の症状について書かせて頂きます。
月経痛は88.3%、月経時以外の下腹部痛71.9%、腰痛57.4%、性交痛56.5%、不妊50.9%、月経過多50.0%、排便痛39.2%、吐き気と嘔吐29.6%、不正出血25.3%です(これらも複数回答ですので、合計で100%という回答とは違います)。

また、月経時には子宮筋を収縮させるプロスタグランジンという物質が子宮内膜から分泌されます。
この物質はすべての内臓の平滑筋も収縮させるので、子宮内膜症のそれぞれの臓器も同じように収縮させて痛みを起こすことがあります。

次回にもまた”子宮内膜症”について書かせて頂きます。

本日の貼付写真は、「つつじ」です。
5月は、まさに「つつじ」の時期ですよね。
また街中でいろいろな種類の「つつじ」を見つけたら、お写真を撮りたいなぁと思います。
「つつじ」といえば、根津神社が有名ですね。
根津といえば、「根津・谷中クリニック」が、お仕事をされていらっしゃる方むけのお時間で診療をされていらっしゃいます。
とても良い先生です。お近くの方は是非行かれて下さい。

「つつじ」の花言葉は、”自尊心” ”愛の喜び” ”節制” ”自制心” などです。
”自尊心”は大切ですよね。
”自尊心”があれば、人をうらやむ事もなく・人を妬む事もないのです。
人は人・自分は自分です。
それぞれが、自分の周りに迷惑を掛けずに、生き生きと生きていければ、それで良いのです。
”自制心”も大切ですよね。
所詮、人生は、我慢や辛抱あってのものです。
それは人生における気品の泉源でもあります。
ーby事務長ー
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子宮内膜症・・・その1

2006年05月09日 | Weblog
それでは、本日は”子宮内膜症”について書かせて頂きます。

”子宮内膜症”は大きく2つに分けて、’外性子宮内膜症’と’内性子宮内膜症’に分類されます。
そして、両者の合併もあります。
’外性子宮内膜症’とは、卵巣嚢腫(チョコレート嚢腫)の事をいいます。
’内性子宮内膜症’とは、子宮腺筋症の事をいいます。子宮腺筋症とは、子宮筋層内に子宮内膜症組織が入り込み増殖する疾患です。

子宮内膜というものは月経の後に、卵巣から分泌される女性ホルモンの作用でだんだん分厚くなります。その子宮内膜は、月経の出血と一緒に子宮の入り口から流れ出ます。この子宮内膜が子宮の内側以外のところにある状態を子宮内膜症と呼びます。

子宮内膜が子宮の内側以外のところにあると、毎月、月経にあわせて出血するわけですが、この出血が出てゆく場所がありません。毎月出血がたまると生理痛がどんどんひどくなります。
また、体が血液を吸収しようとして炎症が起こります。
癒着を起こしたり、受精しにくくなったりします。
子宮内膜症がよく起こる場所は卵巣・卵管・ダグラス窩(子宮と直腸の間の窪み)・卵巣の裏側の腹膜などです。
”子宮内膜症”で悩む患者様の数は、月経のある女性の5~10%にみられる(ほぼ100~200万人)と推定されます。

その続きは、また明日書かせて頂きたいと存じます。

貼付写真は、”たんぽぽでいう綿毛状態”の「ハルジオン」です。
「ハルジオン」といえば、たんぽぽと並ぶ、春の野の草のイメージで、心がホッコリと温かくなります。
別名を「ハルジョオン(春女苑)」・「ハルシオン(春紫苑)」ともいい、春の雑草として道端などに見られます。
「ハルジオン」は牧野富太郎の命名で、春に咲く紫苑(しおん)という意味です。
「ハルジオン」はキク科の植物で、茎が中空です。
茎が中空なのに、どうしてこんなに強く咲いていられるのだろう?と思います。
素晴らしい事です。毎年春になると何気に咲いている・そして元気いっぱいに咲いているところが良いですね。
「ハルジオン」の花言葉は”追想の愛”です。
”追想する愛”があるからこそ、強く咲いていけるのかもしれませんね。
ーby事務長ー
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心の雨・・・

2006年05月08日 | Weblog
人生ってどうしてこんなにままならないのだろう・・・いう事を、今日も実感致しました。

自分自身の事であれば、人に聞いてもらう事で晴れるという部分があります。
そして、自分自身の事であれば、「なんでこうなるわけ???」と思いながら「まぁ仕方ないか・・・何とかするしかないか・・・」なんて、どこかで妥協点を見出そうとしたりする部分があります。

10人いたら10人が、認めるであろう素敵な女性がいます。
神がなぜその人に試練を与えるのかわからなくなる事があります。
見守るしかない事が辛くなり悲しくなる時があります。
・・・それを実感しました。

自分が悲しみの渦の中にいる時に、私が心から尊敬してやまない女性(元職場の先輩です)から「神様は、それに耐えられる人だと信じて苦難を与えているのです。つらいときはいつも受けとめます。」というお言葉を頂いた事があり、いつもそのお言葉を思い返している自分がいます。

『神様は、それに耐えられる人だと信じて苦難を与えている・・・』
辛いけれども、どうか乗り越えて欲しいと心から願います。
そしてしっかりと乗り越えられる方だと存知ます。
絶対に明るい未来がやってきます。必ずやってきます。

またいつでもお役にたてるように、真摯な姿勢で生きていたいと感じます。
最近では、「私が苦悩を引き受けるから、どうか不妊の方が一人でも多く幸せを与えられますように!!」と真剣に考える自分がいます。
ハッピーorアンハッピーに分かれてしまうような事例って嫌です。

本日、「ブログに”子宮内膜症”についても書いて下さい。」とのリクエストを頂きました。
”子宮内膜症”~これも他人事ではありません。
ブログを読んで下さって有難うございます!!
そしてリクエストして下さって有難うございます!!
明日から、しかと書かせて頂きます。暫しお待ち下さいね。
ーby事務長ー
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女性というものは・・・その11

2006年05月07日 | Weblog
こちらは婦人科です。
ですので、ご相談内容によっては、どうしても内診(内診なんて嫌ですけれど)というものがついて参ります。

虫歯などの相談で歯医者さんに出向いて、「口を開けて歯の状態を拝見させて下さいね」というのと同じです。
はっきり言って、内診なんて、誰もされたくはない作業です。
が、やむなく・仕方ない場合が多々あります。

時々、「内診して帰宅したら、少し出血があったので心配です。」などとのお電話を頂きますが、それはあっても不思議ではない事です。
かなりの鮮血の場合、それはおかしい現象となりますが、人によっては少しの出血がある方もいらっしゃると思われて下さい。
紛れもない”粘膜”ですから。
勿論ない人の方が多いので、あってもおかしくはないというお話です。
とにかく、必要以上に神経質にならない事です。

歯医者さんで、歯の表面磨きですとか歯垢除去をされた事はありますか?
歯茎の強い方はあまり出血しませんけれども、歯茎の弱い方はどうしても出血してしまったりするのです。
どんなに丁寧に診ていても、出ない方は出ませんし、出る方は出るのです。
ほんの少し出血してしまったからといって、「私の歯茎から血を出しましたね?」とはならないという事です。
女性であれば、ご自分の身体に敏感になる事はとても大切です。
ですが、必要以上に神経質にならない事です。
自分の御身体を信じ、大らかに受け止めていくことが大切です。

さて、話は、変わります。
本日、オードリー・ヘップバーンさんの古いビデオを一人で鑑賞しました。
彼女の美しさと品格が大好きです。
若い頃はスクリーンで活躍され、晩年をユニセフ親善大使として人生を費やされました。
オードリーの熱烈ファンの中には「若い頃のイメージが崩れる」などと言う方もいたそうです(心ない自己中ファンもいるものなのですね・・・)が、ご本人は「確かに、今の私は皺だらけで、若い頃の美しさはないわ。でもこの’皺の数’は’自分が出会った幸せの数’だと思っているの。私は、若い頃の自分の顔よりも、今の皺だらけの顔の方が好きなの。」とインタビューで話されていらっしゃいました。
誰でも皆、オジサン・オバサンになっていくのです。
そして誰でも皆、オジイチャン・オバアチャンになっていくのです。
誰でも皆、必ず年老いていくわけです。
ですので、オードリーのように、「顔の皺の数だけ幸せなのだ」と思えたら良いですね。
今現在に満足出来ていなくとも、いつも”今の自分が幸せ!!”と思える自分でいたいものです。
ーby事務長ー

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女性というものは・・・その10

2006年05月06日 | Weblog
女性というものは・・・の続きを書かせて頂きます。
本日は、”その10”となります。

先日書かせて頂きました”子宮筋腫”や”子宮内膜症”は不妊や流産の原因になります。
生理痛や過多月経のある方は、「これはおかしい・・・」と思った段階で、一度産婦人科で検査をしてみるのが一番安心です。

子供が欲しくて基礎体温をつけておられる方が沢山いらっしゃいます。
子供が欲しいわけでなくとも、ご自分の身体のリズムをつかむ為に、数周期だけでもまず基礎体温をつけてみると良いと思います。

月経周期も整順で、基礎体温も二相性(月経前半の低温相と後半の高温相があること)なのに妊娠しないと悩んでいらっしゃる方も本当に沢山いらっしゃいます。
赤ちゃんが出来ない原因は、まさにいろいろです。あなたの場合はこうです!と、言葉で簡単に説明出来るような範疇ではありません。

不妊治療について、詳しくは、2月16日からのブログに連続で書かせて頂いております。
また不妊症治療に用いるお薬に関しましては、2月15日以前のブログに連続で書かせて頂いております。

当院は、子供が欲しくていらして下さる方に一人でも多くご懐妊頂けるように頑張っております。
その方に無事にご懐妊頂けるように~と真摯に願い、患者様がお帰りになるその後ろ姿に祈りをかけております(ご懐妊祈りを掛けているのは私です)が、まさに神の領域であり神のみぞ知るの世界なのだろうとも感じます。
が、ひたすら祈願する日々です。

患者様とドクターの相性というものもあるのでしょうが、まずは数周期を忍耐強く頑張ってみる事です。
そして、その忍耐というものは、人生の中の一番大切な部分でもあります。
そして、不妊治療という先の見えない忍耐を我慢した方が授かった本当に貴重な命・・・その命の持ち主は、必ずやあなたに親孝行してくれる”精神”(親は”物質”としての親孝行を期待してはいけません)を持った人間として生まれてくる事でしょう。

本日貼付させて頂きましたお写真は、長い間ずっとお世話になり続け、私にとりましてマリア様のような存在の方からのプレゼントです。
学ぶ事が沢山です。
この香りに癒されている毎日です。

皆様、”菖蒲”・・・”勝負”・・・勝負とは、人に勝つ事ではなく、自分自身に勝つ事です。
己に勝つ事です。
己に勝つという事は、弱い自分(人間は皆、悩んでいるし弱いものなのです)を克服するという事です。
皆様、一緒に頑張りましょう!!
ーby事務長ー
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