ご覧に入れるのもお恥ずかしいくらいですが、いつも偉そうなことばかり書かせていただいておりますので、“ま、佐橋さんはこの程度ね”とご理解いただけるように図々しく。
先日お邪魔した粟津温泉法師の楽々庵さんから、私達が絵付けをした蕎麦猪口をお送りいただきました。
右の千鳥と草花を描いたのが佐橋、左のカラフルな方が私の作品です。
そして、一応お伝えいたしますと。。九谷焼きです(^◇^;)
温泉に浸かったあと、1時間半ほど2人で黙々と絵付けした割に、やっぱり色が均一に綺麗に塗れていませんね。
難しい。。。
1番難しいのは、色つけをする時にどんな色になるか?わからないことだと思います。
「これは緑色になります」そう係の方にご説明いただいても筆で色を塗っているうちにすっかり何色になるか?忘れているのです。
先週末、電車が好きな私の希望で、名古屋から特急しらさぎに乗って2時間半、まず小松に伺いました。
先ほどの楽々庵さんの経営もされていらっしゃる美術商の至誠堂さんへお邪魔する為です。
そちらで、お優しいご主人さまと美しい奥さまにお会いし、漆塗りのお盆や現代作家さんの九谷の小皿を求めさせていただきました。そして、そのままお身内でいらっしゃるお宿法師さんへお連れ頂いたのです。
法師さんは、ご存知の方もいらっしゃるかとおもいますが、創業1300年以上、四十六代に渡り一族のみで経営を続けていらっしゃる世界でも大変珍しい旅のお宿です。
法師さんのお湯とご地元ならではの素朴なお料理、そして何よりこの地方の皆さんの優しいお人柄に魅せられて、私達が法師さんに伺うのはこれで3回目となりました。
毎回違ったお部屋を楽しませて頂きますが今回、私たちはこのお部屋でひたすらダラー〜としておりました。
館内は大変広く、温泉宿らしいお土産コーナー、カラオケ施設など盛り沢山なのでもったいないといえば勿体無いのですが、ダラ〜っとです。
ダラーとした後は、翌日には元気に白山信仰のお寺で大変自然豊かな那谷寺さんを1時間半ほど歩き、
そして以前から伺ってみたかった
中谷宇吉郎雪の科学館さんへ寄らせていただきました。
バスの都合で、科学館さんの見学は駆け足になってしまいました。(といっても上の画像のステキなカフェにどうしても寄らせていただきたくて展示をほとんど拝見せずに帰ってきてしまったのですけれど)
桜には少し早いかと思いましたが、加賀の仄暗い春には満開前の桜がとても美しく感じられました。
京都や金沢の兼六園はきっと大混雑しているだろうなぁと思いながらの、雪の科学館での桜見物は静かで優しいものでした。
加賀にはまたぜひ伺いたいと思っています。
そして今度こそ、立派な絵付け師になりたいと思います(^^)v
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