入江波光、上村松篁と作品のご紹介を続けてさせていただいたのは、このページを見つけたからです。松篁は、12歳の頃より美術工芸学校に通い、成績も大変優秀であったそうですが、18歳となり京都市立絵画専門学校の本科に通い始めた頃、担当の入江波光にその写生を見せて「あんた、こんな概念的なものの見方をしてどうするんですか。赤子が初めて物を見、驚くでしょう、そのようなさらの眼で自然を見なさい」と厳しく指導され . . . 本文を読む
昨日、お客様のご来店に合わせ、ショーウィンドウとエントランスのみ掛け替えをさせていただきました。酒井三良の鵜飼。漁火の煙が、涼やかで優しい夏を演出してくれています。ホッとします。エントランスは同じ三良の帰漁。こちらも癒しを届けてくれる作品です。結構頭が疲れているのね、私⁉︎と気づかされます😅そして、やっぱり抜群なのはこちらです。入江波光 「かにときす」 何度もお声がけ . . . 本文を読む
日曜日にご来店くださったお客様。彼は当店のお客様であり、勤めていた画廊の後輩に当たりますが、こんなコメントを寄せてくださいました。昨日は、お世話になりました。
作品を拝見して、そしてお二人とお話しさせていただいて興味深かったのが、「40代のお客さん」が新たな購買層の一部になっているということでした。
正直、同世代でこのあたりの絵画に興味を持っている人はかなり少ないだろうと思っていたので、非常に . . . 本文を読む
いつもお通いくださるお客様が、ご来店のご予約をくださいましたので、実際に作品をご覧になる前の、画像だけの印象を私から無理矢理お聞きすると(藤島武二、長谷川利行について)以下のような文を戴く事が出来ました。藤島の空の淡いピンクの一筋の線は藤島らしさが出ていて魅力的ですね。堂々とした晩年の藤島が感じられます。若いころと異なり下半分はもうどちらでもよくなってしまう強弱が晩年の良さとも言えますよね。細 . . . 本文を読む
乞巧奠、七夕飾りをショーウィンドウの竹内栖鳳作品とともに飾らせていただきました。気候のせいか、自分の狭量のせいか、七夕の頃の心🎋、短冊に想いを馳せる心を失いかけているように思います。嬉しい時におおいに喜ぶ、悲しい時にはおおいに涙を流す。その間の揺れ動く人の心を、季節の行事はうまく流し、堰き止め、消化させてくれる。日本人が長い時間をかけて生み出してきてくれた知恵を、なんとか自身の . . . 本文を読む