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あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

スイス8日間の旅 第3日 ツェルマットからゴルナーグラート展望台往復②

2012-06-08 21:52:32 | スイス旅行
 2012年5月29日(火) [続き]

 == ツェルマットの町中をめぐる ==

 ホテルのチェックインは何時か、添乗員さんに確かめてなかったが、13時半ではまだ
早そうなので、しばらくツェルマットの町中を散策してから行くことにした。


 まずは、駅前広場のそばにあるCOOP(スーパー)に行き、チョコレートなど土産
物になりそうなもなどを何品か求める。

 今夜はツァーでの夕食はなくフリーなので、夕食の場所探しを兼ねて商店の並ぶ駅前
通を南に向かう。

 少し歩いたらのどが乾いてきたので、アイスクリーム店の2階にある喫茶店に入り、
シャーベットでのどを潤す。なかなかクラシックな造りの店だった。


 少し周辺を回ってから駅に戻ってトイレを済ませ、再び駅前通を進む。カウベルの下
がる土産物店などをのぞいた後、横道にあるスイス料理店に回ってみたが、まだシーズ
ン前で閉店中。隣に中華料理の店があるが、スイスで中華料理を食べる気にはならない。


 さらに進むと、カトリック教会の近くのザイラー・ホテル・モンテ・ローザの壁面に、
エドワード・ウィンパーのレリーフがあった。1865年7月14日、ウィンパー一行はこの
ホテルを出発して、ガイドとともにマッターホルンの初登頂に成功したのだという。


 ちなみにウィンパーは7度目の挑戦で初登頂したが、下山中仲間4名が遭難して非難
を受け、その回答と弁明を兼ねて出版した「アルプス登攀記」は、大きな反響を呼んだ
ようで、日本語版は岩波文庫などで出版されている。

 教会のあたりで商店街は終わるが、その先に木組みの古い家並みが幾つか残っていた。


 いまも使われているようで、3階や4階建ての家、花を飾った家、商店として活用さ
れている建物もある。




 カトリック教会は入れると聞いていたので、入ってみた。



 正面の祭壇には荘厳な飾り付けがあり、丸天井にはノアの方舟が描かれている。


 両側のステンドグラスには、聖職者などが描かれていた。


 教会の先の方からホテルの方に向かう橋があるかと、再び横道に入ると、民家の庭先
に花がたくさん色を競って咲いている。


 付近の木造家屋の中に、土台を高床式にして円盤の石を挟んだ変わった建物が幾つか
あった。


 あとで分かったのだが、ネズミ返しの小屋と呼ばれるもので、ネズミなどが倉庫に入
れないようにした穀物小屋。この周辺、ヴァリス地方独特の造りのようだ。


 カトリック教会の横には、ガラス張り平屋のマッターホルン博物館があり、入館はし
なかったが、広場に幾つかあった彫刻を見る。


 彫刻の周囲の石積みの間から、可憐な高山植物が花を見せていた。


 教会の横をフィスパ川の橋に向かって下ると、木の切り株の奇妙な形を生かした飾り
物が幾つか見られる。



 横の小緑地には、ツェルマットと友好都市になっている妙高高原町や、京都ツェルマ
ット会のレリーフなどが並んでいた。


 協会背後の墓地には、登山で遭難した人らしい、登山用具をあしらった墓が幾つもあ
った。




 橋を渡って東側の高みに上がるとゴミ集積場があり、分別されたゴミ箱の各々、その
ゴミがリサイクルされてどんなものに活用されるかの絵が描かれていて、スイスが資源
活用に努めていることが理解される。


            


 マッターホルンや、川の対岸の緑の斜面などを眺めながら進み、16時20分に2泊目の
ホテルアンタレスに入った。


 町中をあちこち巡っても、まだシーズン前で閉店中の店が多く、適当なレストランが
見つからなかったので、夕食はホテルのベランダで。

 マッターホルンを眺めながら、スーパーで買った飲み物とイチゴ、そしてパン屋で求
めたパンで、ささやかな夕餉(ゆうげ)のひとときとする。  (歩数 11,400)



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コメント (4)
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