goo blog サービス終了のお知らせ 

あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

スイス8日間の旅 第4日 ツェルマットからサースフェー経由サンモリッツへ①

2012-06-09 21:13:40 | スイス旅行
 2012年5月30日(水) 快晴後晴

 == サースフェーの観光 ==

 今朝も快晴、マッターホルンも昨日の朝同様、全容を見せている。


 7時から朝食をして、7時50分に2泊したホテルアンタレスを後にする。


 ツェルマット駅8時20分発のシャトル列車でテーシュまで行き、テーシュからは今日明
日のドライバー、アンディスさん運転のバスに乗り、8時41分に出発した。

 バスは一昨日来た谷間を北に20㎞余り戻って、折り返すように東側の谷間に入る。

 距離にして約45㎞、標高4,545mのドム(Dom)を挟んでツェルマットの北東の谷間、標高
1,800m前後にあるサースフェー(Saas-fee)の駐車場に、9時35分に着いた。

 近くのロータリのそばに、ツェルマットでも見たネズミ返しの小屋が幾つも並んでいる。

 現在は使用されていないようだが、観光資源として残されているようで、日本では国の
伝統的建物群保存地区といえるようなところだ。

 サースフェーは三方を白銀の山並みにまれた小さな村。ここからは北西にそびえるドム
など、「ミシャベルアルプス」と呼ばれる4,000mから3,000mクラスの山並みが展望できる
が、ドムの山頂は始終雲に隠されていた。

 ロータリーから西へ700mほどのところまで家並みや商店が続き、家並みの間を一周でき
る道路もあり、11時20分までフリータイムとなった。

 添乗員の I さんからサースフェーMAPが配られ、ほとんどの人は I さんに従いパノラ
マ橋に下って行ったが、まずはそばにあったインフォメーションセンターに入り、展望図
と詳細な町並みの記された観光パンフレットを入手する。


 このような小さな村にも観光局があり、りっぱなパンフレットを用意して観光ガイドや
ハイキングガイドも行っおり、さすが観光国スイスならではと感心する。

 ネズミ返しの小屋の横からパノラマ橋に下って行くと、奇妙な木の彫刻があり、案内標
識にもなっている。



 東側に立つ鋭い山容の山などの展望が広がり、近くには桜が花を見せる。足もとに咲く
白い花はアウフレヒテス・ホルンクラウトだろうか。


 鳥か小さいほ乳類のような形をした枯れ枝の飾りもあった。


 新しいコンクリート橋の、パノラマ橋を渡ってサーフィスパ川の南側へ。


 新しい住宅もたくさん見られ、進むにつれ変わりゆく山並みの景観に見とれ、なかなか
足が先に進まない。


 石積みの塔のようなものは何だったのだろう…。


 家の壁面にも、枯れ木を加工した飾りつけが見られる。国旗を挟んで並ぶのは州旗と村
の旗らしい。


 新しい3階建てや4階建ての家も見られるが、いずれも周辺に溶け込む落ち着いた彩り。
周囲の景観にはお構いなしに、勝手気ままに建築する日本と大きく違うところだ。





 牧草地には、日本にもたくさん浸食しているセイヨウタンポポが咲いている。


 地下から発車するアルピンエキスプレスの終着駅があったが、シーズンオフで運休中だ
った。



 さらに進むと、冬のスキーや夏の観光シーズンに運行されるらしいロープウェイの駅舎
があり、近くには牧草に覆われたスキー場も見られる。


 そのあたりで家並みは尽きるので北に回って行く。ホテルやレストラン、土産店などが
幾つかがあるが、夏季シーズンの6月半ばまで休業の標識が多い。


 でも、足もとには春の花があちこちに咲いていて、観光客の少ないこの季節ならではの
静かな街歩きが楽しめる。


 北側の道路に回り、折り返すようにロータリーの方向に向かう。古い石造りの水くみ場
は、いつ頃つくられたのだろうか。


 家の軒先に飾られた動物をかたどった置物も、古くからのもののよう。



 どの方向に回っても残雪の山並みが望まれ、見飽きることがない。


 町並みの中心あたりに教会があり、隣接する小学校の横にもインフォメーションセンタ
ーがあったが、窓口は閉じていた。






 さらに進むと再びネズミ返し小屋が残り、近くの民家や軒下には、何か所も木の彫り物
が置かれている。




 銀行の横の三差路からロータリーに向かう。別のネズミ返しの小屋の並ぶ一角があり、
細い坂道を上がってロータリーに戻った。



 ロータリのそばの高台のベンチでは、ゆったりと山並みの景観を楽しんでいる人もいる。


 11時20分までに全員が集まり、回ってきた町並みの中心付近に戻ってレストランに入り、
サラダやサーモンリゾットの昼食をする。

 およそ1時間かけての昼食を終え、駐車場からバスに乗り12時55分に出発した。(続く)



にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村



海外旅行 ブログランキングへ



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする