2012年5月30日(水) (続き)
午後の行程は、今夜の宿泊地サンモリッツ(St. moritz)に向かうだけ。といっても、スイ
ス中南部のサースフェーからスイス東端に近いサンモリッツまでは約280㎞あり、途中
フルカ峠(Furkapass)とオーバーアルプ峠(Oberalppass)の2つの峠越えがあるという。
バスは北に進んでツェルマットへの分岐、ローヌ川沿いのVispまで戻り、ここからはし
ばらくはローヌ川沿いの国道19号線を上流の東北方に向かう。
深い谷間の集落を見下ろしたり、残雪の山並みを眺めたりしながら進み、広い谷沿いの
低地に出ると牧草地にはタンポポなど黄色の花が一面に見られる。
14時40分近く、フルカ峠の西側のOberwaldに着いた。
この時期、標高2,429mのフルカ峠周辺はま残雪が多くて車道は通行止め。ここからは
カートレインと呼ぶ貨車にバスを乗り入れ、鉄道のトンネルで峠の東側まで抜けることに
なる。
カートレインは15時前に出る予定。トイレに寄ってバスに戻ったが、聞いていた予定時
刻以前列車はに出発してしまい、しばらく待つことになった。
30分くらい待ち、ようやく折り返してきたカートレインが着いた。バスは車幅ぎりぎり
の貨車にバックで乗り入れ、その後ろ数両に乗用車が入り、15時40分頃発車する。
カートレインに乗ったバスは、エンジンを切って照明も消すので、この間車内は真っ暗
のまま通過する。列車は峠の下を長いトンネルで抜けて、16時頃トンネルの東側の駅に到
着した。
カーフェリーは日本にもあるが、カートレインは聞いたことがない。このシーズンなら
ではの貴重な体験だった。
再び国道に入り、線路に並行しながら進んで次のオーバーアルプ峠に向かう。牧草地
どを抜けて峠にかかると次第に残雪が増え、バスは右に左に急カーブを回って高度を上
げる。
それにしても、急カーブの多いスイスでは日本のようなカーブミラーはほとんど無く、
ガードレールも少ない。その代わり昼間でも、自動車のほとんどはヘッドライトを点灯し
て走行している。
標高2,044mのオーバーアルプ峠を越えて、再び緑の牧草地から町並みへと下って行く。
峠の東側も国道19号が続き、国道に平行して線路敷きや電柱の新しい氷河特急の線路が
走っている。
峠を境に流れはライン川に変わり、下るにつれて川幅が増し水量が増える。ドイツを抜
けてオランダで北海に流れ込む、全長1,233㎞というヨーロッパの大河ライン川の源は、こ
の峠のあたりだとは知らなかった。
峠から直線でおよそ60㎞ほど進んだあたりでライン川に分かれ、支流に沿って南に向か
う。15㎞ほど進んだThusisでさらに別の支流沿いに入り、明日氷河特急を下りる山村の駅、
ティーフェンカステル(Tiefencastel)駅の横を通過する。
再び峠越の山道となり、バスは幾つものカーブを回って高度をあげ、雪山が近づく。
標高2284mの峠、julierpassを過ぎると下り道となり、静かなたたずまいのサンモリッツ
湖を右に見てサンモリッツの町並みに入った。
中心街より南西にある、ホテルローディネラには19時35分に着いた。(歩数 10,800)
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午後の行程は、今夜の宿泊地サンモリッツ(St. moritz)に向かうだけ。といっても、スイ
ス中南部のサースフェーからスイス東端に近いサンモリッツまでは約280㎞あり、途中
フルカ峠(Furkapass)とオーバーアルプ峠(Oberalppass)の2つの峠越えがあるという。
バスは北に進んでツェルマットへの分岐、ローヌ川沿いのVispまで戻り、ここからはし
ばらくはローヌ川沿いの国道19号線を上流の東北方に向かう。
深い谷間の集落を見下ろしたり、残雪の山並みを眺めたりしながら進み、広い谷沿いの
低地に出ると牧草地にはタンポポなど黄色の花が一面に見られる。
14時40分近く、フルカ峠の西側のOberwaldに着いた。
この時期、標高2,429mのフルカ峠周辺はま残雪が多くて車道は通行止め。ここからは
カートレインと呼ぶ貨車にバスを乗り入れ、鉄道のトンネルで峠の東側まで抜けることに
なる。
カートレインは15時前に出る予定。トイレに寄ってバスに戻ったが、聞いていた予定時
刻以前列車はに出発してしまい、しばらく待つことになった。
30分くらい待ち、ようやく折り返してきたカートレインが着いた。バスは車幅ぎりぎり
の貨車にバックで乗り入れ、その後ろ数両に乗用車が入り、15時40分頃発車する。
カートレインに乗ったバスは、エンジンを切って照明も消すので、この間車内は真っ暗
のまま通過する。列車は峠の下を長いトンネルで抜けて、16時頃トンネルの東側の駅に到
着した。
カーフェリーは日本にもあるが、カートレインは聞いたことがない。このシーズンなら
ではの貴重な体験だった。
再び国道に入り、線路に並行しながら進んで次のオーバーアルプ峠に向かう。牧草地
どを抜けて峠にかかると次第に残雪が増え、バスは右に左に急カーブを回って高度を上
げる。
それにしても、急カーブの多いスイスでは日本のようなカーブミラーはほとんど無く、
ガードレールも少ない。その代わり昼間でも、自動車のほとんどはヘッドライトを点灯し
て走行している。
標高2,044mのオーバーアルプ峠を越えて、再び緑の牧草地から町並みへと下って行く。
峠の東側も国道19号が続き、国道に平行して線路敷きや電柱の新しい氷河特急の線路が
走っている。
峠を境に流れはライン川に変わり、下るにつれて川幅が増し水量が増える。ドイツを抜
けてオランダで北海に流れ込む、全長1,233㎞というヨーロッパの大河ライン川の源は、こ
の峠のあたりだとは知らなかった。
峠から直線でおよそ60㎞ほど進んだあたりでライン川に分かれ、支流に沿って南に向か
う。15㎞ほど進んだThusisでさらに別の支流沿いに入り、明日氷河特急を下りる山村の駅、
ティーフェンカステル(Tiefencastel)駅の横を通過する。
再び峠越の山道となり、バスは幾つものカーブを回って高度をあげ、雪山が近づく。
標高2284mの峠、julierpassを過ぎると下り道となり、静かなたたずまいのサンモリッツ
湖を右に見てサンモリッツの町並みに入った。
中心街より南西にある、ホテルローディネラには19時35分に着いた。(歩数 10,800)
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