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別府・黒川温泉と錦秋の九州紅葉美の旅② 湯布院、九重夢大吊橋、大観峰へ(大分・熊本)(後半)

2019-02-16 15:08:00 | 国内旅行
 第2日 2018年11月21日(水) 
 == 湯布院・金鱗湖、九重“夢”大吊橋、大観峰を観光後 黒川温泉へ(後半) ==

 10時40分に湯布院を出発してバスは県道40号を西へ、間もなく南に延びる県道
11号「やまなみハイウェイ」に入る。

 由布連山を眺めながら進み、11時20分に「九重(ここのえ)“夢”大吊橋」の駐車場
に着いた。

 この橋は、大分県九重町田野の鳴子川に架けられた歩行者専用の吊り橋で、日本一高い
歩行者専用橋。2006年10月に開通したもので標高777mの位置にあり、最深部か
らの高さ173m、主塔間の長さは90m、主塔の高さは43mという。
     
 開通当時は歩行者専用橋では日本一の長さと高さだったが、長さはその後開通した箱根
西麓の三島大吊橋に譲っているよう。幅員1.5mで大人1,800人の荷重に耐える設計
という。

 12時までフリータイムとなり、各々橋を渡って途中で戻るか対岸まで行くなどして自
由に往復することになる(入場料500円)。
     
 入場券をもらってゲートを入り、少し進むと九睡峡(きゅうすいけい)(鳴子川渓谷)
の深い谷が両側に落ち込み、右手には「日本の滝百選」に選定されている震動の滝(男滝)
が望まれる。




     



     

           男滝
          

     
 中央付近からは左手に女滝↑も眺められ、九重連山の主峰久住山(1787m)や三俣山
(1745m)、星生山(1762m)なども見えるようだが、今日は雲が多くて判然と
しない。


 対岸まで進んで出口を出て、九重連山を眺めたり橋を振り返ったりした。


     


 橋を戻って再び両岸の峡谷や幾分晴れて眺望が開けてきた九重連山などを眺め、入口に
戻った。












     

     
  
 駐車場のそばには入場券発売所や管理センター、観光案内所などの入る建物がある。



 12時にバスは出発し、県道11号・やまなみハイウェイを南南西方向へ。移りゆく九
重連山の山並みを眺めながら次第に高度を上げる。









 やがて眼下に草原などの広大な展望が開けてきた。南側高みには逆光で霞む阿蘇の山容
も現れる。



 右折して国道442号を東進し、「くじゅう花公園」横から県道669号・ぐるっとく
じゅう周遊道路に入って北東に回り込み、ガンジー牧場↑のそばにある昼食地の「レゾネ
イトクラブくじゅう」↓に12時42分に着いた。

 今日の昼食は豊後牛のビーフシチュー、おいしい豊後牛のコース料理を味わった。

 建物の前には、「平安の赤欅(けやき)」と呼ぶケヤキの古木がある。
     
 このケヤキは高山で育ったもので木の芯が赤く、樹齢は約1,000年と推定されると
か。これほどの樹齢を重ね、樹形やこぶが見事な赤欅は全国的にもまれなもののよう。

 13時40分にレゾネイトくじゅうを出た。やまなみハイウェイに戻り、南南西へと広
大な高原地帯を進んで大分県から熊本県に入る。


 逆光の阿蘇山を眺めながら県道45号・ミルクロードを高度を上げて西進する。



 14時20分に阿蘇の展望台である大観峰(だいかんぽう)に着いた。



 標高は936mあり、阿蘇北外輪山の最高峰にある展望台。昔は遠見ヶ鼻と呼ばれてい
たようだが、熊本出身のジャーナリスト・徳富蘇峰が大正11(1922)年、ここを訪
れて雄大な眺めに感動し、「大観峰」と命名したという。


 現在は全国各地から多くの観光客が訪れる観光スポットである。

 南側眼下には広大な阿蘇カルデラの中に広がる集落や田園地帯を見下ろし、その向こう
に阿蘇五岳の長い山並みが望まれる。



 阿蘇の山並みは、時間と共に彩りを変えてそびえ立つ。





 東側から東北にかけては昨日今日通過してきた九重連山の山並みが、さらに周辺はスス
キなどの草紅葉に覆われ、しばし広大な絶景を堪能する。

 今は姿は見えぬがこの草原は古来から牛馬の放牧場としており、刈り払った草は家畜の
飼料やかやぶき屋根の材料になるなど、人々の暮らしの中に様々な形で利用されてきたと
のこと。



 春先には、阿蘇の季節の風物詩ともいえる野焼きが行われ、人の手を加えることにより
やぶや林に変わらないよう草原の維持が行われてきたという。


 大展望を楽しんだ後そばの売店に入り、絞りたてで濃厚なジャージー牛乳を味わう。

 30分のフリータイムを終え、14時50分に大観峰を後にした。

 北に向かう国道212号を進み、小国町の中心街で右折して東進する。国道442号を
進んで南小国町の東部の黒川沿いの林間、狭い谷間に続く黒川温泉へ。


 その東部にある今日の宿、深山(みやま)山荘に15時30分頃到着した。

 深山山荘は、山あいの棚田跡の斜面に作られた、かやぶき屋根の民家を移築改造した8
棟の離れからなる宿。1棟は半分に仕切られていて2組のグループが宿泊できる。それら
の1棟に入り、ひと休み後、山荘内の遊歩道を一巡する。



 中にはかやぶき屋根のままの棟もあり、カエデなどの紅葉も残る。


     



    

 斜面上部には「村中の湯 たゆたゆ」と呼ぶ温泉があり、各々の棟にも掛け流しの温泉
が設けられていた。



 山荘内の周遊を終えてから「村中の湯 たゆたゆ」で暖まり、夕食は別棟↑「山みず木」
にて、メニュー豊富な季節の懐石料理を美味しく味わった。 

                           (天気 晴、歩数9,400)





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (H.T)
2019-02-17 09:50:05
旅をされ自然を謳歌され、写真素晴らしいです。
返信する
どこに出かけても美しい自然が (saikoroat)
2019-02-17 20:40:46
旅に出かけると、どこを訪れても美しい自然が迎えてくれ、撮りたくなるところばかりです。
これからも機会を作り、あちこち歩きたいものです。
返信する

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