8月16日、京都の夏の夜空をいろどる大文字五山送り火。8時点火、時間を少々ずらしながら、大文字・船形・鳥居・妙法・左大文字と、五山全てに火が走る。夜空にくっきりと、浮かび上がっていく様が素晴らしい・・・某テレビ局での生中継です。
本物を目の当たりにしたら、感激も一入でしょうけど・・テレビでも充分堪能出来るのが嬉しい。
桂川での精霊流しの様子も映しだしている。ローソクのボンヤリした灯かりが、ゆらゆらと揺れながら流れていく・・・13日に迎え火を焚き、なか二日を家族とともに過ごし16日には、送り火で再び黄泉の国へと・・・沢山の灯篭が犇めきあいながら、流れていく。
それを眺めていると、「あの、灯篭はどうなるの?」一瞬現実の世界に戻るが!いやいや、せめて今夜だけはそんな事考えず、ご先祖様の御霊を鎮めよう!・・・
この様な、仕来たりが良いか?悪いか?賛否両論あるでしょうが、日本の伝統文化として、何時までも続いてほしいと、私は思う。
親の生きていた頃、迎え火を焚き、お送りの日は、ナス・キュウリといった野菜で動物を模り、お土産をいっぱい川に流しました。今は遠い昔の思い出です。
この、時期妙に懐かしく想いだします。
そして、旅の途中で、ご先祖様との、擦れ違いを感じた日でもありました。(年齢の所為でしょうか?)
(精霊流し)