『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

”あなたお茶如何”

2013-01-27 10:38:57 | Weblog

 

                              

      あなた

 久しぶりに、お釜をかけました。

 お茶菓子は梅の練り菓子…あなたすきだったよね

 あなたが、其方へ行ってから初めて…着物も着てみました。

  たった一人でも、お釜の前に座ると気持ちがシャキっとして、あなたの写真が

 笑っていたよ…

 でも、この埋めようもない心の淋しさ…誰に縋るわけには?いかないよね…

 ラジオから、流れてる唄は居なくなった人を偲び…切なさをいっそう掻き立ててます。

 ふと、外をみると…春の陽ざしのように眩しくキラキラ輝いている。

 車庫の屋根と庭が平らになって…雪の山です。

 雪の多い事もさることながら、せっせと始末して居た人がいないとは?このような事なのでしょう

 たった一人でのお茶…苦い…でも美味しい…よ。

 「あなたもう一服いかが…」