『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

「生命(いのち)」を紡ぐ…

2016-07-21 13:13:27 | Weblog

 

                       

 

        あなた

  「只今帰って参りました」。

 随分長い月日を、某所で過ごしました。

 我が家の庭は「春」のお花は、みな消えてしまい「夏」のお花に変っています。

 某所の部屋の窓から見える景色…「70日間」変わらない…

 雨の日は心淋しく「もう厭…帰りたい」って!!思ったよ。

 

 幾つになっても、通らなければならなかった、道のようです。

 でも、歩ける様になりました。

 結界を、行きつ戻りつ、ここへ帰って来ました。

 嬉しい…。

 わたしは「倖せ者」とつくずく感謝です。

 

 そんな、わたしでも帰る前の晩は眠れず…

 日付が変わっても、まだ眠れず…

 「命が紡がれた」こと、あれや、これや考えさせられました。

 真夜中、静かな足音、見回りしている様子…

 大変だなぁ…って…

 

 あなたに、話しかけても勿論返事はなし…

 静かに笑ってる…顔…にくい…

 

 あふことの たえてしなくば なかなかに 

        ひとをもみをも うらみざらまし   中納言朝忠

 あなた

 久しぶりのせいでしょうね!疲れました。

 書き方も忘れています…