『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

また、長い夜の帷が降りて来ます。心の隅っこにチイチャな棘がささった様な… チクンとした痛み…

2017-01-30 15:55:03 | Weblog

                                 
                                            2015-6「アヤメ」

   あなた

 「アヤメ」

 豪華です

 花言葉=「メッセージ」「愛」「あなたを大切にし ます」。など…

 「エゾエンゴサク」に混じって一際高く咲いている。

 切り花には惜しく、そのまま花畑で眺めて…

 やっぱり、「いいなぁ…」って。

 

 昨日と同じ

 ただぼんやりと春霞のように烟って生暖かく!

 このまま、春になったらどれほど嬉しいでしょう…

 そうはいかないと判っていても…

 つい、自分の都合の良い様に!

 願ってしまう。

 

 あなた

 きょうもまたひとり、其方へ逝ったとの報せ

 知った人とのお別れ…

 寂しい…限りです。

 歯の抜ける様にポツンポツンと欠けてしまう

 淋しさ・虚しさ…

 わたしは、この寂しさ、虚しさを経験してる

 何に例えようもなく

 ただ、哀しい…

 これを言えるのはやはり、

 あなたの写真の前

 グチグチと嘆いています。

 

 随分陽が長くなりました。

 が、その陽も翳ってきました。

 また、長い夜の帷が降りて来ます。

 心の隅っこに、チイチャな棘が刺さった様な…

 チクンとした痛み…

 淋しいけど耐えて明日を迎えます。