あなた
今日も如月のキリッとした天気
そのキラキラした陽気に誘われるように
古の本を引っぱりだし繙いてみる
平家物語
祇王祇女という姉妹の物語
清盛は祇王を寵愛しました。妹の祇女は世にもてはやされます。
清盛は姉妹の母のとぢのために屋敷を造り与えました。
祇王の隆盛を見て、うらやむ者もあり、ねたむ者もありました。
うらやむ者は「あなめでたの祇王御前の幸いや、同じ遊女とならば、誰も皆あの様でこそ
ありたけれ」と言い、ある者は祇一と名前をつけ、ある者は祇二、祇副、祇徳と名のりました。
「栄華は前世からの宿命でしかない」と、名前には目もくれない者も多かったようです。
長いお話
しかしこの栄華も長くはつづかい
そう
『 祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり。
娑羅(しやら)雙樹の花の色、盛者(じやうしや)必衰のことはりをあらはす。
おごれる人も久しからず、只春の夜(よ)の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。』
これが世の常。
長い本を読み疲れました。
良いこと悪いこと一括りにして
目の前のこと頑張ろう。