ガンコーラン ツバメオモト
背丈が低いガンコーランですが、今の時期淋しい庭を彩ってくれます。
ツバメオモトの実が美しく輝いてきました。
植物ってやはりすごい・・・暑いとか、寒いとか、決して文句を言わず
自分の出番をちゃんと弁え、少し肩をすぼめながらも役目を果たそう
と懸命に生きている。
タヌ君だって置かれた場所で花達とお喋りしながら、アチコチと目配りし
頑張っている。
”ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば
ただ有明の月ぞ残れる”
後徳大寺左大臣の詠みです。
この頃の歌人は、ほととぎすの和歌を詠むために、明け方までずっと
待っていたといわれています。
この気の遠くなるような時間をただひたすら待つ・・・我慢強さ。
それは、小さな植物たちと通じるものがあるんですね。
美しく咲くために寒い冬を耐える。
また、良い和歌(うた)を詠むために耐える。
あぁあ・・・気付くのが遅すぎたかな?
でも、まだ旅は続くのです。
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