葛の葉と花
あなた
ドンヨリと曇っています。
冬空って本当に淋しいです。
季節外れの「葛の花」花言葉=「芯の強さ・恋の溜め息・根気などなど…」
何故か葛の葉というと例の白虎の話を思い出します。
《恋しくば 尋ね来てみよ和泉なる 信太の森の 恨み葛の葉》
『摂津国東生郡の安倍野に住んでいた安倍保名が信太の森を訪れた際、
狩人に追われていた白狐を助けてやるが、その際にけがをしてしまう。
そこに葛の葉という女性がやってきて、保名を介抱して家まで送りとどける。
葛の葉が保名を見舞っているうち、いつしか二人は恋仲となり、
結婚して童子丸という子供をもうける。
童子丸が5歳のとき、葛の葉の正体が保名に助けられた白狐であることが知れてしまう。
この一首を残して、葛の葉は信太の森へと帰ってゆく。』
正体を知られて去らなければならない母親が、息子に書き残した歌になるわけです。
ちなみに、この童子丸が後の安部清明であると言われています。
悲しい話です。
本当の話でないことって…判っていても…
母って悲しいね…
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