『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

“逢ったらもっと淋しくなるもね…”

2013-04-02 17:16:30 | Weblog

 

                                

     あなた 

 一年十か月…これが早いのか?遅いのか?今のわたしは答えがだせない…

 家の中にいると、春の陽ざしが眩しく暖かいので、光に誘われ外へ出てみた思ったより風がつめたい。

 お花をいっぱい頂きました。

  あなた嬉しい!…ウフッ嬉しいのはあなたではなく!わたしよね…

 

 庭の雪のなかから、半分折れかかったツツジ、その隣は小さなシャクナゲ等など…少しずつ顔をだし

 かけて、春の日を浴びようと曲がったままの姿でお日さまを見てる。

 あなたが居たら、こんな無様な恰好はさせなかったね…

 可哀想と思っても、わたしの力では手のさし伸べようがない「ゴメンネ!もう少しの辛抱よ」

 シャクナゲの葉っぱがサヤサヤと風に靡いて…逆らえようがないもね。

 

 あなた

 逢いたくない!って言ったらウソになるけど…逢ってサヨナラしたらもっと淋しくなるから…

 やっぱり逢わないほうがいいんだね…

 

 

 

 

 

 

                                                                         

 

 

 

 

 

 

 


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