あなた
昨夜かな?、朝方かな?夢をみたの…
プラドに乗って、(勿論運転はあなた)わたしが、すごく感激したところ。
なんの不思議もなく、あなたと話をしながら其処の場所へと車に乗って走っている。
何時ついたのかは、わからない…
車を止めて、山の中へと歩いていく、途中で桜の木が倒れていた、にも拘らず、倒れている桜の木の節の所に
根をはって、小さな、小さな花を咲かせていた。
二人とも言葉もなく、ただただその花を眺めたよね。
そして言葉もなく、もっと山の中へ歩いていった…
途中すごく疲れた、わたし、あなたは折れていた細い木の枝を二本見つけて、わたしにもたせ、その枝を引っぱってくれた。
わたし、あなたに言ったよね
「いまだから引っ張って」もらえるけど、あちらへいったら、どうしよう?」
するとあなたは 「ちゃんと杖入れるから大丈夫…」そう言ったのに、さっさと逝ってしまった。
そうか、あなたは、わたしを引っぱるために先にいったの…
そんな、馬鹿げた話をしながら歩き、ついたところ…
すごい本当にすごい…エゾのエンゴサクが絨毯を敷いたように楚々として咲きその中に入り込むことを拒んでいた。
その中に「忘れないで」って言うみたいに、カタクリも混じっていた。
それを、あなたは見せてくれた。
その、現実がまた、夢に出てきた…
辛いよ…
あなた、何時までも駄目なわたし…
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