『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

平々凡々で生きられるのが、一番の「倖せ」とわたしは思うけど…

2015-10-14 13:10:35 | Weblog

                     
                                2015-10-13-「アロンソワ」

   あなた

 「アロンソワ」の橙色が淋しい庭に鮮やか。

 下向きに咲いてる姿は可憐です。

 花言葉=「今を精一杯生きる」

 今を精いっぱい生きるって、ひたむきで意地らしい。

 陽はさしてますが、時どき時雨模様。

 濡れた葉っぱがツヤツヤと綺麗。

 
 この齢になっても、与えられたことであったら、避けては通れないと沁みじみ

 感じたよ。

 好んで苦しいことを、望む訳じゃ決してない。

 人が羨むような、容姿端麗、頭脳明晰、学生時代憧れの的の人だった。

 どこかでボタンの掛け違い、「エッ…そんな」って…只々驚くのみ。

 たった一人で暮らして、いまは「癌」に侵され入院中とか…

 お子さんとも逢えず…淋しいだろうに…っと、思うけど…

 彼女はやっぱり勁い(つよい)毅然として生きてる。

 わたしの夫ように、何億光年もの遠いところへ行ったのでは無いって…。

 酷い嵐のためお見舞いにも行けなかったが、心の隅っこがチクリと痛む。

 何が「倖せ」なのか?

 美貌でも頭が良いでもないらしい。

 「倖せ」って何かなぁ…謙虚に繋がるのかもね~~!

 わたしは、十二分倖せって思うよ。

 平々凡々で生きられるのが、一番の「倖せ」とわたしは思う…

 あなた、これからちょっと、用事で出かけて来ます。

 

 

 

 

 

 

    


                     

                             


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