『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

強い風で”ツツジ”の花びらが潔しと、散って…

2014-05-03 16:31:32 | Weblog

             

    あなた

 冷たい風ではないけど、シャクナゲの木が大揺れに揺れている。

 つよい風がツツジを襲い名残り惜しげに…花びらが散って…それでも逆らわず、吹く風に身を預けて…

 散り際まで”美しく”ある花がチョッピリ羨ましい…よ。

 

 昨夜はリコたちと一緒に、食事に行き楽しかった。

 楽しい事って何時までも続くわけはないけど…

 みんなで食べることの美味しさは格別で、その余韻を楽しんでるよ…

 

 風は強いようですが、重い雲の間から微かに陽が射しています。

 

 今日もまた、長い夜とのお付き合い随分昏くなってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


揺蕩柔らかな、春の風が花々の間をそ~っと吹き抜けて…

2014-05-02 16:20:37 | Weblog

     

                                   

     あなた

 今日の”タヌ”ご機嫌ななめ写真写すよって、言ってもこっちを向いてくれない。

 これも、陽が射さないからかな?

 お陽さんも重い雲から出ようとしないし…

 春というのに小さな花々は咲くこともできないでいる…可哀想に。

 

 それにしても。家の中は何となく冷え冷えとして…やっぱり何かがたりない…

 わたし一人では、補いきれない…もの…

 

 珍しい友達が現れる。

 彼女がお陽さんを連れてきたようです。

 柔らかな春の陽気が冷え冷えした部屋まで暖めてくれる。

 先ほどまであった小さな隙間の冷たさがなくなりました。

 やっぱり、人間の力が及ばない春の陽の暖かさ…

 

 揺蕩(たゆとう)柔らかな春の風が、庭の花々を、そ~っと撫でながら吹き抜けて行く。

 例のごとく彼女は、一服の茶を喫し、風が去るように帰って行きました。

 

 

 

 

 

 

 


皐月始まりの日!さむい…

2014-05-01 16:19:26 | Weblog

                         
               白エゾムラサキツツジ 夫が大事にしていました。珍しいのだそうです。

   あなた

 早いのか?遅いのか?よくわかりません…が、今日から”皐月”です。

 まだ、裏の駐車場には雪が残ってます。

 午後お陽さんが申し訳なさそうに、ちょっとだけ顔をだしましたので、ストーブを消すことができました。

 

 皐月って大好きな季節です。

 今年は、なかなか暖かくなれず、自然のなかで何か揉め事があるのかも?…

 相変わらずタヌは、大きなお眼々で、庭の主である事を誇示し、睨みをきかしている。

 これも、寒さに対しての威圧?

 些かの抵抗…?

 

   ”おもひわび さてもいのちは あるものを うきにたへぬは なみだなりけり”    道因法師

 つれない人のことを思い、悩み苦しみ、ても命ある限り、この辛さに耐えかねるのは 泪であること…云々

 と、言ったような和歌であるようです。

 何れにしても、平安の頃の人はすごいと思う…

 楽しい事、哀しい事、苦しい事…すべてスラスラと和歌にして詠んでしまう。

 絶対できないけど…いいな…っておもうよ。

 

 あなた

 白いムラサキツツジ素敵でしょう…

 

 

 

 

 

 

 思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり 

 

    思ひわび さても命は あるものを

 

堪へぬは 涙なりけり