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オープンソースの気づき (ウェブ進化論(梅田 望夫))

2006-04-22 02:22:16 | 本と雑誌

 ベストセラー系の本は、それが旬のときにはほとんど手に取らないのですが、この本は、会社のメンバからのお勧めで読んでみました。

 流行のテーマの表層を舐めただけの本かと思っていましたが、偏見でした。大変失礼しました。内容はかなりキチンと書かれています。
 最近のネットビジネスの本質を理解するうえで重要なキーコンセプトを非常に丁寧に説明しています。
 (ふとっちょパパさんもコメントされていますので、ご参考までに)

 この本から私が教えられたいくつかの意味づけのうちのひとつに、「オープンソース」というコンセプトがあります。

(p28より引用) オープンソースの本質とは、「何か素晴らしい知的資産の種がネット上に無償で公開されると、世界中の知的リソースがその種の周囲に自発的に結び付くことがある」ということと「モチベーションの高い優秀な才能が自発的に結びついた状態では、司令塔にあたる集権的リーダーシップが中央になくとも、解決すべき課題(たとえそれがどんな難問であれ)に関する情報が共有されるだけで、その課題が次々と解決されていくことがある」ということである。
 現代における最も複雑な構築物の一つである大規模ソフトウェアが、こんな不思議な原理に基づいて開発できるものなのだという発見は、インターネットの偉大な可能性を示すとともに、ネット世代の多くの若者たちに、とても大きな自信と全く新しい行動原理をもたらした。

 私の限られた頭では、オープンソースといえば「ソフトウェアの設計図にあたるソースコードを、インターネットなどを通じて無償で公開し、誰でもそのソフトウェアの改良、再配布が行なえるようにすること」といった用語集レベルの理解でした。

 が、確かに言われてみれば、「オープンソース」のネット時代での意味づけは、「ネットを介した自発的な知のコラボレーション」という「新しいダイナミズム」として理解すべきですね。
 「企業内の情報システムにオープンソースソフトウェアを利用します」とかいったコンテクストでの「オープンソース」の意味づけとは異次元の相違があります。

コメント (2)
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