OMOI-KOMI - 我流の作法 -

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悪魔には悪魔を (大沢 在昌)

2021-09-02 10:21:36 | 本と雑誌

 いつも利用している図書館の新着書のリストで目に付きました。

 最近サスペンスものの小説はほとんど読まないのですが、ここ数年でいうと大沢在昌さんの「新宿鮫シリーズ」が唯一といっていいほどの例外です。

 本書は「新宿鮫シリーズ」ではありませんが、大沢さんの新刊というだけの理由でまずは手に取ってみたものです。

 この手の作品なので、ネタばらしになりそうな引用やコメントは「なし」にします。
 読み終わっての感想ですが、ハードボイルド作品(という言い方は最近しないようですね)としてのプロットはいたってオーソドックス、軽めのエンターテインメント作品としてそこそこ楽しめましたよ。

 前半はちょっと冗長でスピード感はいまひとつ、ラストはいきなりの大団円で少々雑になったという印象はありますが、全体としてはストーリーに下手な細工がされていないので、無理なく展開が収斂されていきます。“スーパーマン的”なヒーローの活躍や過度に刺激的な描写がないのもいいですね。

 ときには、こういったテイストの作品もリーディングリストに加えましょう。

 

 

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〔映画〕溺れるナイフ

2021-09-01 10:13:49 | 映画

 
 このところ好評コミックの実写版の映画をかなり集中して観ています。
 予想外に素直に楽しめるものもあるのですが、この作品はダメでしたね。
 
 まずは、背景描写が何もないので主人公のキャラクタを全く理解できませんでした。加えて、友人たちの役割づけが中途半端なので、主人公たちを取り巻く人間関係も納得性のある形で構成し切れていません。
 
 演出的にも意味不明な火祭りのシーンが続いて辟易しましたが、その後のストーリー展開も終盤に向かってどんどん唐突で違和感満載になっていった印象です。
 当然、ラストシーンも私には “???” でした・・・。
 
 

 

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