この【おもしろ探しの部屋】の看板ネタであるたい焼きですが、既にご存知のように、今年で生誕100年になります。そして太宰治も生まれて、今年で100年になります。
数日前にお伝えした、あげたいの店みわやさんから、北に10キロほど走った所に、太宰治の生家がありました。現在では国の重要文化財に指定され、太宰治記念館(斜陽館)として残されています。
現在でも青森県の小さな田舎町である金木町。この家が建てられた時代背景を考えると、それはそれは凄いお屋敷です。当時太宰治の父親は事業家で、このような立派なお屋敷を建てたわけです。この裕福な家庭環境が、太宰治という名前を、現代に残す宿命だったのでしょう。
この斜陽館に入ってって見ると、今でも人が住んでいるような感じで、現代でも通用する立派な造りです。家族が暮らす居住空間は、純日本風のしっかりとした造り。そして事業を営む空間は、時代の先を見据えた近代西洋の造り。その2つが、面白いように組み合わさっていて、重厚な外観の造りの家におさまっています。昔ながらの凹凸のある窓ガラスや、土間にあるかまどなどを見ると、時代の変化を感じました。
青森の冬は厳しいはず。これだけ家が広いと、冬はとても寒そうです。
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