JR 静岡駅から歩いて10分程の所に、周りをお堀で囲まれた駿府城があります。そんな昔ながらの町の中に、小さなたい焼き屋を見つけました。
静岡鉄道新静岡駅からバス通りを東に進みます。歩道に屋根がある旧い商店街をひたすら進みます。左側に老舗風のうなぎ屋があるところなど、いかにも城下町といった雰囲気です。その先のセブンイレブンが角を左に曲がり、二股の路地を右に進みます。するとたい焼きと書かれた赤い提灯(ちょうちん)がかかった建物があります。もし提灯が無かったら、そのまま通り過ぎてしまう、そんな普通の家です。暖簾は店の中に入ってますが、店の小窓は開いており、中でご主人らしき人が見えます。一歩二歩その小窓に近寄り、「すみませんたい焼きいいいですか」と声をかけました。中にいたのは年配の女性の方でした。たい焼きの種類はあずきとクリームがあり、勿論定番のあずきを買いました。そういえばたい焼き屋の名前がどこにも書いてありません?すると窓のところに小さなチラシ発見。そこに「味自慢 たこ焼き・鯛焼き たいちゃん」とありました。えーと定休日は毎週月曜日で、営業時間が火曜から土曜が11時から20時で、日曜日だけ16時閉店です。という事は、開店して間もなかったようで、暖簾がまだ出されていなかったわけですね。
すでに焼きあがってあったたい焼きを、白い紙袋に入れて渡していただきました。すぐに食べるにはまだ熱い。若干雨模様の道のりを、白い紙袋を手に歩いて店を後にしました。そろそろ食べ頃と思い、袋の中からたい焼きを取り出しました。たいちゃんのたい焼きは、しっぽの付け根がキュッとくびれ、しっぽが跳ね上がった独特な形をしてます。たい焼きの真ん中に黒くあんこが透けて見えるということは薄皮?そのたい焼きの頭をガブリ。表面の皮は若干硬めですが、中はふんわりとして厚みがありました。薄く透けて見えたあんこは程よい甘さで、厚みのある皮によくあいます。たまたまかも知れませんが、薄皮に見せて厚みが均等でないところなど、昔ながらの人情味が伺えるたい焼きです。
なにかが見つかる広告
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます