おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

中古車インプレッション       - ホンダ オデッセイ -

2008年06月28日 | 自動車

       ホンダ


 今回ご紹介する車は、ホンダ オデッセイ です。

 もうすぐ夏ですね・・・7月は家族で出かけたり、8月になると帰省のシーズンも訪れます。お車で出かける時には、点検をお忘れなく。
                                          

  さて今回の車は、2代目となるホンダ オデッセイです。初代オデッセイが登場したのが平成6年でした。それまでの家族の車といえば、セダンタイプが主流。5人乗ると窮屈で仕方ないけれど、何とかそれで納まっていた時代でした。大家族になると、少し見栄えは良くないが、実用性のある1BOXタイプの車が主流でした。

 ところがバブルに余韻も冷めた頃に、日本の車社会に変化が起こりはじめました。その辺りから、ミニバンと言うセダンより天井が高く人が多く乗れて、尚且つ1BOXよりスタイルがいい車が登場し始めました。平成2年に登場したトヨタエスティマが、日本のミニバンブームの火付け役と思いますが、当時バブルの余韻がいえない時に登場したエスティマは、当時の新車価格が300万円を越えていました。その後、バブル景気が冷めるにつれ、世の中のお金の価値が見直される時代がやって来ました。そうなると贅沢志向が消えて、消費力も薄れて来ました。
 そこで平成6年に登場したのが、初代オデッセイなのです。それも当時の新車価格200万から250万円位で、幾分お手頃価格設定の為、当時はよく売れた記憶があります。それよりも、小型車をメインに販売していたホンダが、こんなミニバンを登場させた事に驚きでした。価格からして豪華さにはかける所はありましたが、安くても実用性に富んだ車として、世間に認められました。
 登場した時は4気搭2.2リッターエンジンから始まり4気搭2.3リッターとなり、2代目オデッセイでは V6 3.0リッターエンジンを搭載したプレステージが登場しました。実は初代オデッセイの後期にも、マイナーチェンジの時にV6 3.0リッターを搭載したモデルがありましたが、こちらはオデッセイプレステージと言うブランドで登場しています。多分当時は、2.3リッターと分け一つ上のグレードとして販売していたと思います。そして2代目にになり、同じ枠で直4とV6にグレード分けしています。

 では今回の2代目オデッセイに乗ってみましょう。初代と違うのは、やはりATシフトの位置がダッシュボードに移っている事です。そして操作性も良くなり、ハンドルの所がすっきりしました。このプレステージ5速ATになっていて、シフトレバーのスライドで、マニュアルモードにもなります。ダッシュボードやハンドルにウッド調を使い、ちょっと高級感を演出しています。夏暑い時にハンドルのウッドの部分を触ると、冷たくて気持ちいいです?座っている位置が高く視界もいいし、シートの座り心地も適度な硬さでいいですね。唯一気に入らないのが、エアコンがフルオートエアコンの為、風向や噴出し位置の調整が出来ないような?(使い方違っていたかも)
 では走りはどうでしょう。Dレンジに入れアクセルを軽く踏むと、重いボディがなめらかに走り出しました。そしてアクセルを踏む足に力を入れなくても、軽やかに加速していきます。5ATという事もあり、加速時のシフトアップのショックも、ほとんどと言っていいくらいにスムーズです。回転計を見ていると、V6エンジンのパワーと、小刻みなシフト間隔の5ATのおかげで、エンジン回転を必要以上に上げなくても、車が楽々と走ってくれていました。という事は、燃費もいい・・?でもカタログデータでは、リッター9.2Km/lなんですよね。多分高速走行の場合は、結構いい燃費で走れると思うけれど・・・どうでしょう?
 乗っていて感じた事は、このオデッセイのV6は凄く静かです。そしてエンジンパワーも有るので、凄く乗りやすいです。この2つを合わせただけでも、プレステージの名に相応しい、高級感ある車に仕上がっています。

       今回の車輌協力:オートワン   このお車の詳細は


 

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