阿佐ヶ谷のたい焼き楓さんを後にし、 JR 阿佐ヶ谷駅に向かうべく、今来た道を戻りました。そして北口のアーケードに入ろうとすると、入り口の右手に「阿佐ヶ谷Sweets」と書かれてお店を発見!来た時と同じ道筋なのに、進行方向ばかり見ていて、丁度死角になっていたようです。一歩二歩お店に近づいて行くと、ただのスィーツのお店と思いきや、たい焼きアイスモナカの写真が目に入りました。そしてメニューを見ると、普通のたい焼きも有ります。楓さんでたい焼きを食べてそれ程時間が経っていませんが、不意に見つけたたい焼きを逃すわけにはいけません。ここは胃袋に頑張ってもらう事にして、たい焼きを買うことにしました。
お店の小窓が開いていたので、少し覗きぎみに「すみません」と呼んでみたところ、反応が有りません?確かにたい焼きを焼いている形跡もなく、狭い店の中は薄暗い?小窓は開いているので休業ではないと思い、もう一度呼びかけてみました。すると店の奥の奥から、女性の方が顔を出しました。「あーすみません。たい焼きですか?4時から店を開けます」と言いながら、薄暗い店に入って来てくれました。僕はその動きに呆気にとられ、その時は理解出来ませんでした。僕は「そうですか。又後で来ます」と言い、とりあえず店を後にしました。開店まで30分程あります。でも諦めたわけではなく、お腹を減らすにはいいタイミングと思い、近所をぶらぶらする事にしました。
午後4時を過ぎた頃、もう一度阿佐ヶ谷Sweetsを訪れました。店内の照明が灯り、たい焼きを焼く姿も見えます。僕の胃袋にも余裕ができ、たい焼きを入れる準備も整いました。さっきと同じ小窓から、たい焼きを注文。残念ながらたい焼きモナカのアイスは無く、定番のあずきを買うことにしました。お金を支払い焼きたてのたい焼きを白い紙袋に入れて渡していただきました。即食べるには熱そうなので、いつものようにしばらく歩きながら冷ます事にしました。
そろそろ食べ頃の温かさになり、 JR 阿佐ヶ谷駅のロータリーで早速食べる事に。人目も気にせず白い紙袋からたい焼きの頭を出し、ガブリと一口食べました。あれ!何でしょうこの食感は?たい焼きの皮はパリッとしているのに、何ていうか風船がしぼむような、パフッと気が抜けた感覚になりました。今まで沢山たい焼きを食べて来ましたが、なんとも初めての体験です。気を取り直して、もう一度たい焼きを食べると、表面はパリッとしているのに皮がのびる?生地に米粉を使っているのはわかりましたが、でも白い鯛焼きのようなもっちりとした食感とは違い、軽いもっちり感とでも表現しておきます。中のあんこは、少し水分を含んだなめらかな甘さで、このもっちりとした独特な皮と一緒に食べると、たい焼きではなくやわらかいお餅を食べているような食感です。以前九州の大野城市で食べた鯛吉さんのたい焼きも、米粉を使ったパリッとしたたい焼きでしたが、またそれとも違いますね。でも今回のたい焼きはおもしろい美味しさでした。
家に戻り阿佐ヶ谷のたい焼きを調べてみました。以前この阿佐ヶ谷Sweetsさんの所に、木村屋のたいやきが有っようです。そしてその横に有ったバレーカレーのお店も去年末で閉店してます。現在は 極太とんこつ醤油 あさが屋 というラーメン屋さんになり、そしてたい焼き屋も違うお店に入れ替わってます。実はこの阿佐ヶ谷Sweetsさんは、ラーメン屋さんと経営者が同じなんです。開店前の阿佐ヶ谷Sweetsを訪れた時、店の奥の奥といいましたが、奥の奥とはラーメン屋さんの事なのです。それともう一つ、たい焼きが入った白い紙袋に「PABRATA」と書いて有りました。気になって調べてみたら、こちらは移動販売を手がけているお店で、カスピ海チーズケーキが有名との事です。そういえば阿佐ヶ谷Sweetsの店の前に、カスピ海チーズケーキ富良野メロンの大きな看板が有りました。カスピ海チーズケーキ富良野メロンも気になりますね。なんとも複雑でおもしろいお店です。
参考までに、阿佐ヶ谷Sweetsの開店時間は確か15時~だったかな?16時には開いていると思います。昼はラーメン屋さんの方が忙しいと思われます。
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