何ひとつ よくなっていない
争点の定まらない衆院選、政治に緊張感がないのです。
だから政治に無関心な人が増え、投票率が低くなるのか。
何を 如何してほしいのかが具体的に浮かんでこない。
閉塞感の中に、不安の波がひっそっりと押し寄せてくる。
せめて、消費税は上げないでほしい
せめて、待機児童はゼロにしてほしい
医療費の自己負担率を低く抑えてほしい
せめて今の生活に関わる事柄だけでも何とかしてほしいと、
目先の希望を政治に望んでしまう。
(こうした傾向が悪いとは言わないが…)
だから、小手先だけの政策が蔓延してしまう。
政策の対象から外れた人は失望感と無力感を抱いた挙句、政治不信となる。
エネルギー政策もジワリと再稼働が容認され、
いつの間にか原発所在地に限定された問題に変容してしまった。
この国をどうしたいのか、
未来を担う次世代にどのようなバトンを渡したらいいのか
政党は未来への線路を引き、国家100年の計を示した上で
国民の要望に沿うような政策を展開して欲しい。
過疎化が進み、限界集落が増加していくように、
今、国家も国際社会に漂う一艘の小さな船にすぎないことを
私たちは自覚しなければならない。
先頭争いをするのでなく、互いの存在価値を容認するおおらかさがなければ、
国家もまた、
大海の藻くずとなって沈んでしまうを私たちは自覚しなければならない。。
(2017.10.21記) (昨日の風 今日の風№)