この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

正直よくわからなかった『ブラックパンサー』。

2018-03-08 23:30:07 | 新作映画
 ライアン・クーグラー監督、チャドウィックボーズマン主演、『ブラックパンサー』、3/3、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞。2018年8本目。


 全世界興行収入が10億ドルを突破し、大ヒット驀進中の『ブラックパンサー』ですが、自分には正直いろいろよくわかりませんでした。

 何がわからなかったのか?
 ブラックパンサーというのはつまりワカンダ国王の裏の顔ってことですよね?
 であれば、『キャプテン・アメリカ シビルウォー』において爆破テロで亡くなったワカンダ国王のティ・チャカはその時点ではブラックパンサーだったはず。
 あんなブクブクに太った、訂正、恰幅の良いオッサンがブラックパンサーとして暗躍していた?
 全然想像がつかない…。

 さらに言えば、映画『ブラックパンサー』ではワカンダは世界一の科学技術と医療技術を持つ国家として描かれます。
 まぁ映画なんだからそういう荒唐無稽な設定もアリだとは思います。
 が、それほどの科学技術と医療技術を有しているのであればどうして国王がそんなに簡単に爆破テロで殺されてしまうの?と疑問に思ってしまいますね。
 爆破が起きた瞬間、国王の周りにシールドがシュッと張り巡らされて、すべての衝撃を跳ね返す、それぐらいのことはごく簡単に出来そうな気がするのですが…。
 国王でありながら自らの命が狙われることに無頓着だったのか?

 まぁ確かにここでティ・チャカが殺されなければ、ティ・チャラは後を継げないわけで、必然的に話が進まない、ということはわかります。
 わかるけど、話が無理矢理だなぁと思わずにはいられません。
 もっと自然な形でティ・チャラは国王になれなかったんですかね?

 ワカンダ人かどうかは下唇の裏側にワカンダの入れ墨が彫ってあるかどうかで判別が出来るようです。実にわかりやすい印ですよね。
 映画の冒頭、ティ・チャカの弟であるウンジョブが、アメリカ人だと思っていた人物にその印を見せられて驚くというシーンがあります。
 う~~~ん、、、こんなことを言うのは野暮だということは百も承知しているけど、ウンジョブ、不用心すぎないか。
 仮にもそれなりに血生臭いことをやろうとしていたのであれば、それなりに用心すべきだろうに。せめて仲間がワカンダ人かどうか確かめろよ…。
 まぁ不用心じゃないと話が進まないわけだけど。笑。

 そんな感じで映画『ブラックパンサー』は話を強引に進めるために展開がひどく不自然なんですよね。
 アクションヒーローものなんだからそんな細かいことを気にするな!と言われそうですが、自分はその不自然な展開にノレませんでした。
 まぁそういうこともあります。


 
 お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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