続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『忘れえぬ人々』143.

2020-05-11 06:44:26 | 国木田独歩

あの嗚咽する琵琶の音が巷の軒から軒へと漂うて勇ましげな売声や、かしましい鉄砧の音と雑ざって、別に一道の清泉が濁波の間を潜って流れるようなのを聞いていると、嬉れしそうな、浮き浮きした、面白ろそうな顔つきをしている巷の人々の心の底の糸が自然の調をかなでているように思われた、『忘れえぬ人々』の一人は即ちこの琵琶僧である」


☆冥(死後の世界)が隠れている。
 備(あらかじめ用意してあるもの)を把(手につかむと)隠した講(話)がある。
 兼ねたものを験(調べると)表(あらわれる)要の媒(なかだち)の章(文章)がある。
 迭(ほかのものと取り換える)眼(かなめ)が隠れている。
 像(形)を瞥(ちらっと見て)逸(隠れている)章(文章)を選び、諾(同意して)把(手につかみ)換(入れ替える)。
 選ぶ理由は文の記にある。
 普く譜(物事を系統的に書き記したもの)が綿(細く長く続く)と、吐く。
 謀(はかりごと)を含む講(話)を認(見羽変えること)が腎(かなめ)である。
 芯(中心となる)態(ありさま)の詞(言葉)には弐(二つ)の念(思い)がある。
 帖(ノート)の詞(言葉)の謀(図りごと)を認(見分けること)が腎(要)である。
 逸(隠れた)図りごとを、測(予想する)。
 備(あらかじめ用意してあるもの)を把(つかむこと)が総てである。


『忘れえぬ人々』142.

2020-05-08 06:34:28 | 国木田独歩

この道幅の狭い軒端の揃わない、しかも忙しそうな巷の光景が、この琵琶僧とこの琵琶の音とに調和しない様でしかもどこかに深い約束があるように感じられた。


☆套(おおって)伏せている胸(心の中)を兼ねた譚(話)である。
 千(たくさん)の謀(はかりごと)がある講(話)である。
 講(話)を継(つなぐ)備(あらかじめ用意してある)を把(つかみとる)。
 総て備(あらかじめ用意してあるもの)を把(つかみとる)。
 隠した帖(ノート)の話の要は化(教えみっちびくこと)の諸(もろもろ)であり、新しく訳(ある言語をほかの言語で言い換える)を測(予想し)換(入れ替える)。


『忘れえぬ人々』141.

2020-05-07 06:25:11 | 国木田独歩

朝日は輝く浮世は忙わしい。
「しかし僕はじっとこの琵琶僧を眺めて、その琵琶の音に耳を傾けた。


☆弔(死者を悼み)化(教え導く)記である。普く精(こころ)の謀(はかりごと)である。
 目(ねらい/観点)は備(あらかじめ用意してあるもの)を把(つかむこと)である。
 双(二つ)の帖(のーと)には備(あらかじめ用意してあるもの)を隠している。
 字の計(図りごと)である。

 

 


『忘れえぬ人々』140.

2020-05-01 07:09:09 | 国木田独歩

巷の人は一人もこの僧を顧みない、家々の者は誰もこの琵琶に耳を傾ける風もみせない。


☆講(話)の腎(かなめ)は逸(隠れている)。
 認(見分ける)想(考え)の拠(よりどころ)がある。
 過(あやまち)を化(教え導き)赦(過ちや罪を許すこと)を推しはかる。
 備(あらかじめ用意してあるもの)を把(つかむと)、字の計(はかりごと)が普く現れる。


『忘れえぬ人々』139.

2020-04-30 06:50:49 | 国木田独歩

その顔の色、その眼の光はちょうど悲しげな琵琶の音に相応しく。あの咽ぶような糸の音につれて謳う声が沈んで濁って淀んでいた。


☆眼(要)の私記が現れる講(話)である。秘(人に見せないように隠すこと)を備(あらかじめ用意してあり)把(つかむこと)に因(もとづく)詞(言葉)が隠れている。要は章(文章)を転(ひっくりかえす)という駄句を伝える。


『忘れえぬ人々』138.

2020-04-29 07:21:40 | 国木田独歩

歳の頃四十を五ツ六ツも越たらしく、幅の広い四角な顔の丈の低い肥満た漢子であった。


☆済(救い)の恵みは詞(言葉)で套(被われてる)。
 死の等(平等)は語(言葉)で録(書き記されている)。
 閲(調べると)複(二つ)の講(話)があり、詩(言葉)を較(くらべる)。
 眼(ねらい)は諦(真理)を呈(さしだすこと)である。
 秘(人に見せないように隠す)が万(たくさん)あり、換(入れ替える)詞(言葉)がある。


『忘れえぬ人々』137.

2020-04-27 06:38:15 | 国木田独歩

其処の店先に一人の琵琶僧が立っていた。

 其処はキ・ショと読んで鬼、所。
 店先はテン・センと読んで、展、遷。
 一人はイツ・ニンと読んで、逸、認。
 琵琶僧はビ・ハ・ソウと読んで、備、把、総。
 立ってはリツと読んで、律。


☆鬼(死者・亡霊)のところ(場所)を展(ひらく)。
 遷(移りかわること)が逸(隠れていること)を認(見わけ)備(あらかじめ用意してあるもの)を把(つかもこと)が総ての律である。


『忘れえぬ人々』136.

2020-04-24 07:20:07 | 国木田独歩

「すると直ぐ僕の耳に入ったのは琵琶の音であった。

 直ぐはジキと読んで、自記。
 僕はボクと読んで、目。
 耳はジと読んで、弐。
 入ったはニュウと読んで、new(新しい)。
 琵琶はビ・ハと読んで、備、把。
 音はインと読んで、隠。


☆自記の目(観点)は弐(二つ)ある。
 新しく備(あらかじめ用意してあるもの)を把(つかむこと)を隠している。


『忘れえぬ人々』135.

2020-04-23 06:54:54 | 国木田独歩

僕は殆んど自己を忘れてこの雑踏の中をぶらぶらと歩るき、やや物静なる街の一端に出た。


☆目(ねらい)の他意は、字で個(一つ一つ)謀(図る)造りである。
 問うことで註(意味を明らかにする)。
 普く仏の済(救い)の我意である。
 逸(隠れている)譚(話)を推しはかる。


『忘れえぬ人々』134.

2020-04-22 07:34:53 | 国木田独歩

其処で何となくこれ等の光景が異様な感を起こさせて、世の様を一段鮮かに眺めるような心地がした。


☆記の諸(もろもろ)は、化(教え導くこと)を問う講(話)である。
 継(つなぐ)意(考え)の要は、逸(隠れた)談(話)を詮(明らかにすること)である。
 調べると新しい質(内容)がある。