白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

ウヨロ川をチョツト覗いてきました

2021-01-09 14:22:26 | サケのその後

サケの死骸は陸上にはなくなり水中に僅かに残るだけです。

ワシの姿も減ってきたかもしれません。

カラスに占領されていた高速道路脇の木にオジロワシが止まっていました。

川岸に着くと遠くに、カワアイサの姿が見えましたがすぐ飛び去りました。

 

寒い日が川は続いているので川はかなり凍ってきました。

瀬では、しぶき氷が見られました。

 

サケの死骸が無いので、動物の足跡もなく雪上も静かです。

セグロセキレイがひょこひょこ歩いていました。

帰りに高速道路の下で、ホオジロガモのメスが一羽で水上に。

新ウヨロ橋から見える下流の大きな木に、オジロワシが2羽止まっていました。

オジロワシは同時に見たのがこの2羽で、少し上流でも見たので、最大4羽いるかもしれません。

オオワシの姿はありませんでした。

飛び立とうとするオジロワシ

飛び立ったオジロワシ

 

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オジロワシとカラスの空中戦

2013-02-19 13:29:13 | サケのその後

ウヨロ川のサケを食べる生き物たちは厳しい冬を過ごしているようです。

河原の雪原には食べた痕が見当たりません。 タヌキが掘り出した痕も見当たりません。

下は、2010/0211の写真

 

こんな物まで争っているようだ。

昨年(1012年)の11月中旬以降、水中にあるホッチャレを水際や川原に運ぶような水位の上昇をもたらす雨が降らなかった。

又、前シーズンに続き寒さが厳しく、比較的浅い所に残ったホッチャレも氷の下になってしまった。

 

 オジロワシを発見したので動画モードで撮影を始めたらカラスが視界に入ってきました。

オジロワシは越冬のためにオホーツクやロシアから飛来したよそ者と言えます。カラスにするとオジロワシは自分達のエサ場への侵入者なのでしょう。

オジロワシは「しつこく」付き纏われ、下流の方向へ飛び去りました。よく見かける光景なのですが、撮影できたのは初めてです。

尚、今シーズン見たオオワシは、若鳥1~2羽、成鳥1羽。 

 

 

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サケの遡上(サケのその後1)

2012-02-15 09:20:33 | サケのその後

9月上旬 ウヨロ川には本格的にサケが戻ってきます。

 

 

鮭は産卵を終えたら、メスは自分が生んだ産卵床を命がある限り保護してから死ぬという。

オスも役目を終えるとやがて死にます。 

 

お腹が丸いまま死んだ♀も見かけます。残念ながら、全てを産卵できずに死ぬサケもいるようです。

 

死んだ鮭のその後はどうなるのか? 

2007年頃からウヨロ川を訪れ観察を始めました。 

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サケを食べるカモメ(サケのその後2)

2012-02-15 08:21:41 | サケのその後

カモメ(オオセグロカモメだそうです)

雌サケは産卵のために尾ビレで砂利を掘りますが、カモメは水掻きで水を掻き混ぜて砂利を掘りサケの卵を食べるといいます。

NHKさわやか自然百景

この時期は、ホッチャレにはあまり興味が無いようです。密漁する人間と同じですね。

 

 

 

 

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卵もホッチャレも稚魚も食べるカワガラス(サケのその後3)

2012-02-15 08:10:17 | サケのその後

サケが遡上を始めて少しすると水面すれすれに飛ぶカワガラスの数が増えます。

 

NHK自然百景北海道ユーラップ

カワガラスは水に潜って昆虫などを捕らえます。サケの卵は冬の間の貴重な栄養源です。

 

ホッチャレも食べている?

 

粉々になったホッチャレ こんなのも食べているのかもしれません。 2011/12/16

 

 

Vol.6 カワガラス写真家八木直哉によると稚魚も食べているという。

「冬の前半はサケマスの産んだイクラを、後半は隠れている孵化した稚魚を食べて生活している。

厳しい冬でも、食べる事に不自由はしないようだ。」

 

 

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卵も稚魚も食べるアメマス(サケのその後4)

2012-02-15 07:22:48 | サケのその後

アメマス(エゾイワナ)

 

ウヨロ川中流部における2009 年サケ調査報告書(ウヨロ環境トラスト)によると

高速道路下(№1区間)で釣りにより2 尾のアメマスが釣獲された。

解剖し、消化管内容物を調べたところ、全てサケの卵であった。という。

 

サケの観察をしていると、遠くから見ると熊?  2008/11/12

 

石を動かしている釣り人に出会いました。川の虫を探しているという。“いますか”と聞くと “いないね”と返事。

“いないでしょう。サケが産卵したばかりの場所だよ、石が奇麗でショ”というと、そそくさと対岸の林へ消えていきました。

サケの卵をエサにするため掘り返していたと思われる。(犯罪です)

 

釣人のマナーは??渓流釣りブ-ムの陰で」北海道自然保護協会ニュース)

 

アメマスサケ稚魚るらしい。

 

 

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卵も稚魚も食べるカワアイサ(サケのその後5)

2012-02-14 23:05:42 | サケのその後

カワアイサ

                                 2009/11/11

 

 

お互いビックリ!! 写真を撮るのは難しい。

 

カワアイサ潜る!千歳サケのふるさと館)

サケが産卵する12月には頻繁に現れ、その鋭いクチバシを砂利の間につっこみ、

サケの卵を食べていますが、産卵が落ち着く1月末から2月頃にはキンクロハジロと主役交代。

そして、稚魚が現れ始めるとまたもやカワアイサが現れます。

 

サケ稚魚の季節 カワアイサは稚魚も食べると書いてあります。

 

 

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卵を食べる人間(サケのその後6)

2012-02-14 21:27:01 | サケのその後

間に腹を裂かれた♀サケ 白い内臓が見えています。こぼれた卵は紫外線で死んだと思われます。

 

 

サケ密漁の現場①

 

 

 

 

 

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ハエが卵を産みウジ虫が食べる(サケのその後7)

2012-02-14 20:08:00 | サケのその後

気温が高い9~10月上旬、陸上のホッチャレには、ハエが卵を産みつけ蛆虫が食べます。

1週間ほどで骨だけがきれいに残ります。       

                         2009/09/20

 

タヌキの食べ残しを蛆虫が食べた痕。落葉の色が黒ずんでいます。

蛆虫の排泄物だろうか、強烈な臭いがします。

フッキソウやミズナラ、笹などの栄養になるのでしょう。

付近には溜め糞が4カ所も。川から引き上げて食べているらしい。

2011/11/29 イレスナイ川が流れる雑木林

                          

 

又、羽化したハエによりサケの栄養は森へ運ばれます。 

 

サケ死体跡にキノコが生える?-森林内に運ばれたホッチャレの分解過程長 坂 有,長坂晶子(北海道林試)

 

サケ類の遡上が森林・河川生態系に及ぼす影響(松野 深雪)

 

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ホッチャレも卵も稚魚も食べる?ウグイ(サケのその後8)

2012-02-13 09:33:14 | サケのその後

 

ウヨロ川のウグイの産卵6月)から3カ月余り、

今年生まれたウグイだろうか、ホッチヤレの周りに群がっています。

 

 

 

 

道総研を知る「サケ」によると、ウグイはサケの稚魚を食べるそうですが、

カメラを用意する前にはホッチヤレを食べているように見えました。

 

NHK自然北上川には

番組でもご紹介したように、このペアが産卵にいたるまでには、

他のライバル達との熾烈な争いがありました。

撮影を開始して10時間ほどたってようやく見ることが出来た

産卵のシーンにはスタッフ一同感激でした。

しかしこのあとウグイが卵を狙って現れ、気の毒な感じもしました。

メスがいつまでも卵を守って砂利をかけ、ウグイを追い払おうと

するようすから「生きていくこと」、「命を次の世代につなぐこと」に

かけるサケの『思い』が感じられました。

と書かれており、ウグイはサケの卵も食べることがわかった。

 

ただ、ウグイがホッチャレを直接食べているのか、

ホッチャレを食べに集まった虫を食べているのか確認が必要かもしれない。

 

 

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ホッチャレも食べるカモメ(サケのその後9)

2012-02-13 09:32:10 | サケのその後

産卵の最盛期が過ぎる頃から、主に卵を食べていたカモメはホッチャレを主に食べるようになり、

ホッチャレが無くなるまで川へやって来ます。 

 2007/02/12

 

 

カモメがジャンプし潜水して何かを食べていました。

 2007/02/12

 

細かくちぎれたサケの皮のようです。

 

ホッチャレはカモメにとっても真冬の貴重な食料のようです。

今年2012年は厳冬で流れが緩やかな所は結氷したのでこんな様子は見られませんでした。

今年は本来の棲息場所である海岸付近で生活しているのだろう。 

 

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ミヤマカケスもホッチャレを食べる(サケのその後10)

2012-02-13 09:30:10 | サケのその後

サケが遡上する晩秋のウヨロ川フットパスを歩いていると、ミヤマカケスにしばしば出会います。

社団法人 日本水産資源保護協会II章 サケ属魚類とは

抜粋

ワシントン州オリンピック半島ではサケの死体を食べた動物は、確認された哺乳動物20種と鳥類23種のうち、

哺乳類15 種および鳥類7 種に及ぶことが報告されている(Cederholumet al., 1989)。

これまでサケを摂餌することが確認されている主な鳥類は、ミソサザイ、ハクトウワシ、カワガラス、

カケス、カラス類の他にカモメ類があげられる。

 ブウベツ川のヨシの陰からミヤマカケスが飛立ちました。

その場所にはホッチャレが、哺乳類が水から引揚げたものを、ミヤマカケスが食べていたと思われます。

2009/11/25 ブウベツ川

 

 

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河原に散乱するホッチャレ(サケのその後11)

2012-02-13 09:20:25 | サケのその後

浅い所で産卵するので、産卵を終えた死骸は、雨が降らなければ河原の水際に留まる事が多い。

 

10月を過ぎると川原にはホッチヤレが散乱します。

気温や水温が低下するので、分解されにくくなるからだろうと思われます。2009/11/23

どうも、タヌキ(やキツネ?)には食料確保のため、取りあえず河原やヨシ原に引揚げる習性があるのではないかと思われる。

2011/12/09

河畔林に置いてあるホッチャレ。2011/12/09

 

続く

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ウヨロ川のキツネとタヌキの食料事情 2012年

2012-01-28 20:45:52 | サケのその後

 

キツネとタヌキの食料探し 冬のウヨロ川 2010-02-12 この場所は、

彼らに会うには最も良い場所だと考えています。

 

平らな河畔林が広がり、毎日?ウヨロ川食堂へ食事に来ているのかもしれません。

深い雪も掘る事ができます。

 

ワシを確認しながらウヨロ川食堂まで行くことにしました。

正面からキタキツネがやってきました。左に見える黒い物体はエゾタヌキでした。

 

先客がいたので他を探すようです。

 

 

数分後には戻ってきました。 

タヌキの食事が終わるのを待つのでしょうか?

 

 

 

タヌキが気付き威嚇しているように見えます。

 

 

 

人間の存在に気付き一目散に林の中へ姿を消しました。

 

タヌキは争う相手がいなくなり夢中で食べているようです。

 

 

 

 

30分近く経ちました。どうやら満腹!?

 

人間の存在に気付いたようです。まだ食べたかったのかもしれません。

やはり、食事のメニューはかなり臭う冷凍サケでした。 雪穴の深さは50㎝を超えていました。 

 

 

 

昨年暮れに河原を一通り歩きましたが、ホッチャレは例年よりずいぶん少ないようでした。

 

エゾタヌキは、食料が無くなれば冬籠りすれば何とかなるのだろうと思いますが、

キタキツネはネズミ狩りをする事になるのでしょうか?

ちなみに、今シーズン最後に遡上するサケを見たのは、2012年1月14日数匹でした。

 

ウヨロ川冬景色

 

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ウヨロ川のオオワシとオジロワシも食料危機?

2012-01-28 18:52:38 | サケのその後

オオワシ 絶滅危惧II類(VU) 絶滅の危険が増大している種

オジロワシ 絶滅危惧IB類(EN) 近い将来における絶滅の危険性が高い種

 

今シーズン初めてワシを見たのは昨年(2011年)1120日でした。

オオワシ

 

 

 ウヨロ川の生き物たちも食料不足のようです。

 

10月22日~22日にかけての大雨でのウヨロ川の水位が平常より1m以上も上昇しました。

産卵を終えて死んだサケの多くは、産卵した浅瀬から“淵”に流されました。

以後何度か見かけましたが例年よりも随分少なく見え、食料不足を察知して

越冬地を他の川へ変えたのかと想像していました。

 

 

1月20~22にかけて大雪が降り、ホッチャレを冬の食料として生きる

生き物の様子が気になり、1月23日 ウヨロ川へ出かけました。

 

以外に今シーズン最も多いワシ達を確認できました。

 

 

何枚かの写真を良く見ると、一番上と下から2番目がオオワシ、他の4羽はオジロワシです。

同時に高速道路の傍の木にオジロワシが1羽確認できました。 

 

上流でもオジロワシを確認。

 

 

オオワシ2羽とオジロワシ5羽が確認された事になります。

 

 

上流の対岸の遠くに止まるワシも写しましたがオオワシ2羽、左は判断できません。

これらは、下流で見られたものが移動したのかもしれません。

 

 

 

雪上にはホッチャレの姿はありません。

しかし、木に止まっているものばかりで、河原から飛び立つ者はいません。

雪の上に食料が無いのは分かっているので、無駄にエネルギーを

消耗しないよう静かにしているのかもしれません。

 

 

カモメを襲うオオワシkonohakuzu1さん)

オオワシはカモメを襲うそうですが、カモメの姿も見ません。

カラスやトビも数羽見ただけでした。

 

ホオジロガモ?やカワアイサを襲う事になるのだろうか?

 

 

 ウヨロ川冬景色

 

 

 

 

 

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