撮影 9月24日
トンボ沼にはタヌキモが生える。
食虫植物だという。
北海道の希少種です。
http://rdb.pref.hokkaido.lg.jp/page/detail1.asp?spc=000000000000000000388
撮影 9月24日
トンボ沼にはタヌキモが生える。
食虫植物だという。
北海道の希少種です。
http://rdb.pref.hokkaido.lg.jp/page/detail1.asp?spc=000000000000000000388
異常に速い春、初夏のような日も。
萩の里自然公園のシラネアオイが咲き始めました。
地上に出現したばかりのもの、これから出てくるものもあります。
見頃はいつになるのか、見当がつきません。
2020年の様子
https://blog.goo.ne.jp/shiroikumo_2004/e/51f711d7483806db4a61e5c69e96eef2
萩の里自然公園のシラネアオイ 2017/05/21
萩の里自然公園で、十数年ぶりに皆伐実験地でツルリンドウの花に出会った。
ツルリンドウ(蔓竜胆)リンドウ科ツルリンドウ属 多年草 花期:7月下旬~10月 分布:北海道、本州、四国、九州
低山~亜高山の樹林下に生える多年草。他のものに絡みついたり地面を這う。
葉は対生、三角状卵形でやや厚みと光沢があり、先は尖り3脈が目立つ。
薄紫色の花が葉腋につく。花冠の長さは3 cm程度で、先は5つに裂ける。果実は赤紫色で美しい。
十数年前に、萩の里自然公園東中尾根通りで8月にフィルムカメラで撮影。今年3回歩いたが見る事ができなかった。西中尾根通りでは花も実も付けていないものを見かける。
2006/10/28 ポロト自然休養林 望樽遊歩道 草花が少なくなった山道でツルリンドウに出会うと、ラッキーな気分になる。
11月20日 枯れそう。
良く見ると、枯れたツルの根元付近に新しい葉があった。
翌年春、雪が融けたので見るとほぼ去年のままです。
このまま越冬したんですね。
4月には、ツルを延ばし始めるんですね。
見頃は5月中旬です。
こんな感じです。
雄花ばかりのフキノトウ(雌雄異株)の花。
雌花が目立つようになってきました。
雄花よりやや遅れて咲くようです。
中には、花柱が赤くなったものもあります。
程度は様々。
ただ、赤くなった花から閉じていくように見えます。
雌花は、受粉を終えると一度花を閉じて、種が熟すのを待つように見えます。
種が熟したものから、もう一度開いて綿毛を付けた種を風に運んでもらう。
どうでしょう?
ヒグマの足跡が見つかったということで、萩の里自然公園が当分の間閉鎖になってしまった。
コロナ太りどころか「ヒグマ太り」にならないよう、萩野~北吉原間の護岸された海岸をあるいてみた。
見たことのない植物に出会った。
帰ってしらべると「ハマギク(浜菊)」というキク科の植物だとわかった。
https://mikawanoyasou.org/data/hamagiku.htm
青森県~茨城県の太平洋側の海岸の岩場などに生える在来種(日本固有種)だという。
2018年出版の梅沢俊著 北海道の草花 によると、
茎が木化して越冬する亜低木だという。
開花時期は9~10月。
分布は本州(茨城県以北)で、北海道(胆振桧山)のものは
昔から栽培されていたものが野生化したと推定されるという。
北海道にとっては「国内外来種」ということになる。
海岸保全施設で緩傾斜護岸という工法らしい。
何か所にもベンチが置かれて萩の里自然公園より素晴らしい。
かつてこのあたりは砂浜で、職場のジンギスカンパーティーを行った場所だ。
護岸されないと、この先のような状態になったということだ。
他に観察できた植物など。
オニハマダイコン 外来種
エゾオオバコ
ハマヒルガオ
ハマハコベ
シロヨモギ
ハマニンニク
ハナマス
ハチジョウナ ユウゼンギク
ツルウメモドキ
ハクセキレイ?
海はやや荒れていました。
国道のふちは、ネバリノギクとユウゼンギク
ノラニンジン
だいぶ運動になりました。
ツクバネソウ(衝羽根草)
https://mikawanoyasou.org/data/tukubanesou.htm
今年久しぶりに、エゾシカ食害防止の網の中でツクバネソウに出会った。
ちょくちょく何度か観察してきた。
9/15 実もほぼ熟したのか黒い色でした。
「和名の由来は4個の輪生葉が羽根突きの羽根を連想させることから。」とあるが、
実が熟した今が「羽根つきの羽根」にそっくりだ。
シラネアオイとともに萩の里自然公園の春を代表する「サクラスミレ」の元気がない。(数も少なく小型化している)
サクラスミレを観察すると、種を作った後も大きな葉で秋まで光合成を続けている。
近年、頃サクラスミレの葉が枯れて地上部の生活を終えた秋の終わりに、笹などの他の植物と一緒に刈りはらっている。
ところが、生育地の夏の状況は「笹とヒメシダなどが密生」して、光が届いているようには見えない。
下の文献によると、萩の里のような生育環境下では、より日当りが必要と考えられる。
他の生育地の様子は、木漏れ日程度だが他の植物が少なく、光が当たっているか、もしくは、まばらな植物の間でしっかりと光を受けている。
そこで、仮払い機の刃の高さを、サクラスミレの高さを超える15~20㎝地面から浮かせて刈る、「浮かし刈り」を行ってみることにした。
結果はどうなるでしょう?
比企丘陵コナラ二次林における希少種サクラスミレ(Viola hirtipes S. Moor)の生育環境特性
https://www.jstage.jst.go.jp/.../1/31_1_57/_article/-char/ja
サクラスミレは草地や疎林等を主要な生育環境とする多年生草本である。近年各地で絶滅が危惧されており,保護,保全手法の確立が望まれる。
中略
皆伐,下草刈り,落ち葉掻き等の植生管理下では,夏季の相対光量子密度が高い場所ほど,開花・結実率が高くなることが明らかになった。
植物保護区(春にシラネアオイが咲くエリア)でクルマユリが開花しました。
花には6年ぶりの再会です。
すっくと立ち清楚な感じがしますがどうでしょうか?
花言葉は「「純潔」だそうです。
それまでは東尾根で数株見ただけで、エゾシカの食害で消えてしまい残念がっていました。
昨年、散策路脇に突然に現れた(実際はもっと前から生えていたのに気付いた?)。
事の経緯はこちら⇒萩の里自然公園のクルマユリ(車百合) 救出できるか?
https://blog.goo.ne.jp/shiroikumo_2004/e/eb09a768a0be4db5fbb793d1a3415df5
どうして現れたのだろうか? 謎!?
2004年デジカメを入手した年に見つけたクルマユリ。
公園の外れのアップダウンの多い散策路に点在するので、様子を見に行くことは非常に少なかった。
2013年7月15日のクルマユリ
最後に確認した、2015年7月8日
https://blog.goo.ne.jp/shiroikumo_2004/e/e6d197317f2b1c0de4d19209f6035075
萩の里自然公園では、エゾシカの食害で色んな植物が消えていきつつあります。
もしやクルマユリは?と思い、ネットで調べるとやはり
絶滅寸前のクルマユリ
https://blog.goo.ne.jp/yukitixyann/e/7b69792dfb8e63f29b932966a0c08e6c
深刻化するシカ問題 ―各地の報告から - 日本森林学会
https://www.forestry.jp/publish/ForSci/BackNo/sk61/61.pdf
第Ⅶ章 総合考察 の植生保護柵による回復の効果を ... - 神奈川県
https://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/10071.pdf
「クルマユリを避難させたい!」と考えて、花が咲く時期の今日、
仲間とクルマユリの安否確認に行ってきました。やはり確認出来ませんでした。
萩の里自然公園で確認できている、ただ一株のクルマユリ。
先月の「初夏の里山自然散歩」の下見で見つけたものだ。
https://blog.goo.ne.jp/satoyamahagi/e/f21eca070d393c48ef8d749768504227
幸いエゾシカ食害防止用の網の中、ただ散策路に生えているので、
表示をして周囲の草を刈り、刈り払いされないようにしてある。
鹿の食害を免れたのでここまで成長して目に止まるまでになったのだろう。
しかし、このままには出来ないので付近に移植しようと思う。
ユリ科なので簡単かと考えていたらそうではなかった。
「北方山草会」http://hopposansokai.web.fc2.com/index.html
の会誌、北方山草(31):7-12.March 2014 野生ユリの栽培」によると
「札幌では、播種の翌年に発芽する場合が多い。栽培下では、播種から 4-5年で開花する。
鱗片には窄んだ節があって米粒大のかけらにはがれるので移植は避ける。
クルマユリは、上根が発達しないので茎盤から生える下根が傷つけられると生育が衰える場合が多く、移植を嫌う。」とあるのだ。
アイヌ民族は、「イマキアネ imakiane[imaki(その歯)ane(細い)] 鱗茎」と呼ぶという。
鱗片「歯」が小さいという事らしい。
アイヌと自然デジタル図鑑 http://www.ainu-museum.or.jp/siror/dictionary/detail.php?page=book&book_id=P0347
クルマユリの百合根 北海道植物図譜 著:滝田謙譲
萩の里自然公園の地面は1663年の有珠山の軽石に覆われており、土は極めて少ない。
移植の為に掘り出す場合、軽石が落ちてしまって根が露出する事が多い。
クルマユリが地上での生活を終えた秋には何とか移植したいと考えていますが、うまく行くかどうか?
一株しかないので失敗は出来ないのでプレッシャー大きい!
どなたか経験のある方は助けて頂けると有難いです。
ミズバショウ通りで、ミズバショウが咲き始めました。
花粉が見えます。
白いのは葉が変形した「苞」というものです。
花は苞の中にあるソーセージの様な形をしたもので、小さな花の集合体です。
手前の水の多いところでは葉が先に出るが、比較的乾燥した奥の方は白い苞が先に出るようです。奥の方や散策路の縁にはこれから出てきます。
だが心なしか元気が無いようです。以前の写真と比べると株の密度も低いようです。
昨年気付いたのですが、緑が無い時にエゾシカが食べている。
新しい鹿の足跡も見られます。葉が根元から食べられた株も見られます。
今後どのような影響が出てくるだろうか?
尾瀬では一足早く問題になっているようです。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/78181/
ミズバショウ通りは公園のマップをご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/satoyamahagi/c/813f32ef71224b4303a41ff5ab94c74c
オタマジャクシも泳ぎはじめました。
ミズバショウについて詳しくはこちらを!
ミズバショウ(水芭蕉)
https://blog.goo.ne.jp/shiroikumo_2004/e/e0d92cb5722ed5146ec9b69b9b2f60cd
ミズバショウ(水芭蕉)の秘密
https://blog.goo.ne.jp/shiroikumo_2004/e/0b87e1231c74a84f67014a76968a6e3b
スゲのゴウソがセンターハウスの向かいで風に揺れていた。
湿地でもないこんな所では、以前は見なかったように思う。
ゴウソ(郷麻) カヤツリグサ科スゲ属
水辺や湿地に生える多年草。小穂は2から個付く。頂小穂は雄性、他派雌性で長い柄があり下垂する。
花期:5~6月
草丈:40~70㎝
分布: 在来種 日本全土
シラオイエンレイソウ(白老延齢草)が萩の里自然公園に戻ってきた。
2017年5月20日 北海道自然観察協議会主催の「萩の里自然公園観察会」で
笹ヤブの中に隠れてエゾシカから身を守っていた数株のシラオイエンレイソウを見て以来、2年ぶりの再会だ。
2013年、50m四方の木をすべて伐採し、シカ侵入防止用の網で囲まれた皆伐更新実験地。
6年目の今年、一株のシラオイエンレイソウが花を咲かせた。
たった一株だが見つけた時は感激でした。
シカに食べられ大きくなれなかったものが、今年花を付けるまで大きく成長したと考えられる。(種から発芽したのでは6年では開花できないと思われる。)
北海道大学の大原先生によると、昨年から花を付けはじめたオオバナノエンレイソウは、種からだと10年以上かかるという。
北大低温科学研究所助教授であった、芳賀忞(はが・つとむ)先生により、
白老の原生林に自生しているのを見つけた事から「シラオイエンレイソウ」と名付けられたという。
萩の里自然公園の皆伐更新実験地で見頃を迎えた秋の花 2018/08/31 撮影
大半はエゾシカが食べる植物なので、網で囲われた実験地以外では殆んど見られなくなってしまいました。
ツルニンジン(キキョウ科) 花もツボミも、果実もたくさんあります。
ミヤマセンキュウ(セリ科) 小さな虫が吸蜜に来ています。
2mを越えるタカアザミ(キク科)2年草
紫色の秋のキク科のトップバッター「エゾノコンギク」 唯一の在来種
アケボノソウ(リンドウ科) もうすぐ見頃
ここまでは、エゾシカが好んで食べる植物で、網で囲まれたこの場所以外では殆んど見る事ができなくなりました。
ノブキ(キク科)が観察の好期です。
中心が雄花で、放射状に出来つつある果実の先端に雌花が残っています。
果実はネバネバと小さな突起で人や動物にくっ付きます。
ケヤマウコギ(ウコギ科の落葉灌木)、今年はなかなか花の時に出会えません。中央は花が終っているようだし、他は蕾。
ツルリンドウ(リンドウ科)
たった一株のツルリンドウ、6月に誤って蔓を切ってしまったが、何とか生き残ってくれました。
コシオガマが一株開花。ハマウツボ科の一年草、半寄生植物
見頃はこれから。
他の植物の根に寄生してホルモンを送り込み、宿主の根を太らせて養分を吸い取るとか。
こんな可愛い姿をして,したたかな植物だ。 理化学研究所
観察会は9/8(土)9:30です。
詳しくはこちら→萩の里自然公園 皆伐更新実験地の9月の自然観察会