2011~2012年春にかけて、萩の里自然公園のエゾモモンガは食べ物不足だったようだ。
昨年秋から今年にかけては、前シーズンよりは豊かな食生活をする事ができたようだ。
萩の里自然公園内のケヤマハンノキの雄花の芽 例年よりかなり少ないが前シーズンよりは多い。
今シーズンのエゾモモンガの糞
このねぐらは他より大量の糞です。
昨シーズンの糞 色が違います。
出入りの回数も半端な数ではないようだ。同居人が居るかもしれません。
ところが、今月に入り棲んでいる気配が感じられなくなりました。2013/03/05
新しい糞もありません。どうしたのだろう? 2013/03/25撮影
エゾモモンガ(Pteromys volans orii)による巣箱利用(知床博物館)抜書き
巣箱における最大同居数は4頭であった.同居するエゾモモンガの数は季節によって変化し,4~8月にかけては単独,あるいは育子中のメスがが多く,同居はほとんど見られなかったが,秋以降2頭同居の割合が高くなり,3頭以上の同居も見られるようになった。
何頭同居していたのかわかりませんが、子育ての為に転居したのかもしれません。
2~5頭も子供が生まれるのならもっと広い住居が必要なのでしょう。
エゾモモンガの子育てと子の成長(知床博物館)抜書き
柳川(1996)によると,エゾモモンガは年2回繁殖し,交尾期は1回目が2月下旬~3月中旬で,2回目は、子が独立する6月下旬~7月上旬としている.1回目の出産は4月中旬から5月上旬,2回目の出産は7月下旬~8月中旬で,生後約20日で耳の穴が開き,35日で開眼,生後40日で巣から出歩くようになり,生後50日で滑空の練習が始まり,約60日で子は独立すると報告している。…エゾモモンガの産子数は3~5頭とされているが(柳川1996),今回のカメラ内蔵巣箱と,その他の巣箱での観察例も含め,産子数 2~5頭
エゾモモンガ 冬の夜 森の片隅に“小さな命”(朝日新聞)
もうすぐハンノキの雄花が開花します。硬かった芽が軟らかく“ユルユル”になってきました。先ず雄花が咲き花粉を飛ばした後で雌花が咲きます。
開花したケヤマハンノキ 2005/04/11 なぜエゾモモンガの糞がオレンジ色かがわかります。