30日の全国でのデモのニュースから、戦争法案に反対する人々の声を集めた。
※集団的自衛権の行使は国防のためにならない」「後方支援などで他国の戦争に自衛隊員が巻き込まれ、仮に死ぬとすればそれは犬死に」「法案を絶対に止めたい」 衛隊員の友人がいるという若い女性
① 安保法案は「解釈改憲というプロセスが違憲」と思う。アベノミクスは「必要な施策」と肯定的だが、地元の岩手で総選挙前に街頭演説をした安倍晋三首相が、安保法制にあまり触れなかったのが疑問だった。「安保法案が後で出てきた。だますつもりだったんだ」と思い、7月から国会前に足を運んでいる 大1年
② 「私の払った税金が弾薬の提供のために使われ、遠い国の子どもたちが傷つくのだけは絶対に止めたい。『やられたらやるぞ』と威嚇するのではなく、そもそも敵を作らない努力を諦めない国でいたい。戦争法案は絶対に止めることができると信じています」 大学生
③ ボランティア活動で、戦争で傷ついたアフガニスタンの子どもたちの医療支援をした経験から、「正しい戦争などない」と考えるようになったといいます。自衛隊員が誰かを傷つけたり、傷つけられたりする事態を招くべきではないと、法案に強く反対していて、看護師を目指す勉強の合間を縫って集会に駆けつけました。「これまでの海外派遣で、自衛隊が武力を行使しないことで築いてきた信頼を、法案が崩してしまうのではないかと危機感を抱いています。一度、武力を行使する方向にむかうと歯止めがきかないと思うし、日本は人道支援や技術の提供で各国からの信頼を地道に得ていくべきだ」看護学校学生
④ 「ずっと平和を求めてきた沖縄の思いが本土でも広がってきていると思う。これからもっと連携していけたらと思う」沖縄 若者
⑤ 「顔や名前を出すのは怖く、学生が行動しても何も変わらないのでは、と弱気になることもある。それでも世代を超え、多くの人が声を上げることが未来を拓(ひら)くと信じている」大1年
⑥ 憲法を守った方がいいって、変なことですかね。おかしな主張ですかね。利己的ですかね」 大4年
⑦ 「この群衆の中の一人だった。まさか自分が「戦争反対!」と叫ぶとは思ってもみなかった。それだけ大きな危機感を持っている」若者
⑧ 70年前の戦争に触れ「国によって葬られる人をこれ以上増やしたくない。絶対に戦争法を許さない」大4年
⑨ 「戦争じゃない手段でとことん平和を追求したらいいと思う」「私たちがいまを考え、生きることが次の時代への責任だ」 会社員(29)1児の父親
⑩ 「誰の子どもも殺されることを望みません」母親(38)
⑪ 「米国に追随して戦争ができる態勢をつくる法案。近隣諸国との亀裂を生むような政権の動きに危機感を覚える」 大学教員女性(56)
⑫ 「戦争の時は私たちは人間扱いされなかった。だから私たちは平和を思う気持ちは人一倍強い」 脳性まひの女性(56)
⑬ 「強行突破というか、そういう感じでやってる感じがするので、少しでも何かできればと思います」
⑭ 「政治家に任せていては、そのままどんどん引きずられていくだけなので、ちゃんと自分たちの声を上げないといけないと思います」
⑮ 「僕たちが(戦争に)行かなくても、次の世代が行くって考えると、この場で阻止しないといけないのかなという思いもあって来ました」父親
⑯ 「この子たちの旦那さんとかがやっぱり不安ですよね」. 母親
⑰ 「兵士たちの傷を治して『戦地で頑張って』なんて言えない」、子育て中の母親は「十年後、大人になった子どもから『どうして反対してくれなかったの?』と恨まれると思う」 女性医師
⑱ 「戦争をする国に繁栄と未来がないというのが七十年前の教訓だ。みんなで法案に反対する声をあげよう」男性(62)
⑲ 「山積みの仕事」を放り出して、国会前に足を運んだ。「これだけの声を反映できない安保法案は、国民主権をないがしろにするものだ」弁護士(77)
⑳ 「原発も平和も同じ。口をつぐんだら誤る。」臨済宗妙心寺派元管長(85)