9月上旬 ウヨロ川には本格的にサケが戻ってきます。
鮭は産卵を終えたら、メスは自分が生んだ産卵床を命がある限り保護してから死ぬという。
オスも役目を終えるとやがて死にます。
お腹が丸いまま死んだ♀も見かけます。残念ながら、全てを産卵できずに死ぬサケもいるようです。
死んだ鮭のその後はどうなるのか?
2007年頃からウヨロ川を訪れ観察を始めました。
9月上旬 ウヨロ川には本格的にサケが戻ってきます。
鮭は産卵を終えたら、メスは自分が生んだ産卵床を命がある限り保護してから死ぬという。
オスも役目を終えるとやがて死にます。
お腹が丸いまま死んだ♀も見かけます。残念ながら、全てを産卵できずに死ぬサケもいるようです。
死んだ鮭のその後はどうなるのか?
2007年頃からウヨロ川を訪れ観察を始めました。
カモメ(オオセグロカモメだそうです)
雌サケは産卵のために尾ビレで砂利を掘りますが、カモメは水掻きで水を掻き混ぜて砂利を掘りサケの卵を食べるといいます。
この時期は、ホッチャレにはあまり興味が無いようです。密漁する人間と同じですね。
サケが遡上を始めて少しすると水面すれすれに飛ぶカワガラスの数が増えます。
カワガラスは水に潜って昆虫などを捕らえます。サケの卵は冬の間の貴重な栄養源です。
ホッチャレも食べている?
粉々になったホッチャレ こんなのも食べているのかもしれません。 2011/12/16
Vol.6 カワガラス(写真家八木直哉)によると稚魚も食べているという。
「冬の前半はサケマスの産んだイクラを、後半は隠れている孵化した稚魚を食べて生活している。
厳しい冬でも、食べる事に不自由はしないようだ。」
ウヨロ川中流部における2009 年サケ調査報告書(ウヨロ環境トラスト)によると
高速道路下(№1区間)で釣りにより2 尾のアメマスが釣獲された。
解剖し、消化管内容物を調べたところ、全てサケの卵であった。という。
サケの観察をしていると、遠くから見ると熊? 2008/11/12
石を動かしている釣り人に出会いました。川の虫を探しているという。“いますか”と聞くと “いないね”と返事。
“いないでしょう。サケが産卵したばかりの場所だよ、石が奇麗でショ”というと、そそくさと対岸の林へ消えていきました。
サケの卵をエサにするため掘り返していたと思われる。(犯罪です)
釣人のマナーは??「渓流釣りブ-ムの陰で」(北海道自然保護協会ニュース)
アメマスはサケの稚魚も食べるらしい。
人間に腹を裂かれた♀サケ 白い内臓が見えています。こぼれた卵は紫外線で死んだと思われます。
サケ密漁の現場①
気温が高い9~10月上旬、陸上のホッチャレには、ハエが卵を産みつけ蛆虫が食べます。
1週間ほどで骨だけがきれいに残ります。
2009/09/20
タヌキの食べ残しを蛆虫が食べた痕。落葉の色が黒ずんでいます。
蛆虫の排泄物だろうか、強烈な臭いがします。
フッキソウやミズナラ、笹などの栄養になるのでしょう。
付近には溜め糞が4カ所も。川から引き上げて食べているらしい。
2011/11/29 イレスナイ川が流れる雑木林
又、羽化したハエによりサケの栄養は森へ運ばれます。
サケ死体跡にキノコが生える?-森林内に運ばれたホッチャレの分解過程-長 坂 有,長坂晶子(北海道林試)
サケ類の遡上が森林・河川生態系に及ぼす影響(松野 深雪)
ウヨロ川のウグイの産卵(6月)から3カ月余り、
今年生まれたウグイだろうか、ホッチヤレの周りに群がっています。
道総研を知る「サケ」によると、ウグイはサケの稚魚を食べるそうですが、
カメラを用意する前にはホッチヤレを食べているように見えました。
番組でもご紹介したように、このペアが産卵にいたるまでには、
他のライバル達との熾烈な争いがありました。
撮影を開始して10時間ほどたってようやく見ることが出来た
産卵のシーンにはスタッフ一同感激でした。
しかしこのあとウグイが卵を狙って現れ、気の毒な感じもしました。
メスがいつまでも卵を守って砂利をかけ、ウグイを追い払おうと
するようすから「生きていくこと」、「命を次の世代につなぐこと」に
かけるサケの『思い』が感じられました。
と書かれており、ウグイはサケの卵も食べることがわかった。
ただ、ウグイがホッチャレを直接食べているのか、
ホッチャレを食べに集まった虫を食べているのか確認が必要かもしれない。
産卵の最盛期が過ぎる頃から、主に卵を食べていたカモメはホッチャレを主に食べるようになり、
ホッチャレが無くなるまで川へやって来ます。
2007/02/12
カモメがジャンプし潜水して何かを食べていました。
2007/02/12
細かくちぎれたサケの皮のようです。
ホッチャレはカモメにとっても真冬の貴重な食料のようです。
今年2012年は厳冬で流れが緩やかな所は結氷したのでこんな様子は見られませんでした。
今年は本来の棲息場所である海岸付近で生活しているのだろう。
サケが遡上する晩秋のウヨロ川フットパスを歩いていると、ミヤマカケスにしばしば出会います。
抜粋
ワシントン州オリンピック半島ではサケの死体を食べた動物は、確認された哺乳動物20種と鳥類23種のうち、
哺乳類15 種および鳥類7 種に及ぶことが報告されている(Cederholumet al., 1989)。
これまでサケを摂餌することが確認されている主な鳥類は、ミソサザイ、ハクトウワシ、カワガラス、
カケス、カラス類の他にカモメ類があげられる。
ブウベツ川のヨシの陰からミヤマカケスが飛立ちました。
その場所にはホッチャレが、哺乳類が水から引揚げたものを、ミヤマカケスが食べていたと思われます。
2009/11/25 ブウベツ川
浅い所で産卵するので、産卵を終えた死骸は、雨が降らなければ河原の水際に留まる事が多い。
10月を過ぎると川原にはホッチヤレが散乱します。
気温や水温が低下するので、分解されにくくなるからだろうと思われます。2009/11/23
どうも、タヌキ(やキツネ?)には食料確保のため、取りあえず河原やヨシ原に引揚げる習性があるのではないかと思われる。
2011/12/09
河畔林に置いてあるホッチャレ。2011/12/09
続く
琉球(沖縄)独立運動 アイヌ民族党結成沖縄防衛局長問題から考えるで書いた
「自民党ネット・ワークショップ政策セミナー」で、高橋知事が何を話したのかと
「ニコ動」の自民党ネット・ワークショップ政策セミナー生中継(タイムシフト)を早送りしながら見てみた。
これでした。
北海道バックアップ拠点構想(北海道)
高橋知事「北海道に首都機能を」 自民セミナーで提案(北海道新聞)
独立!北海道(日経ビジネスオンライン)
北海道独立論(白井暢明)
ため息が出てきた…
ウ ヨ ロ 川 サ ケ 調 査 報 告 会
ウヨロ川は胆振管内最高峰のホロホロ山を水源とし、太平洋に注ぐ2級河川です。
1960年代に大規模な河川改修が行われましたが、中下流部には自然豊かな三日月湖や河畔林が残されています。
ウヨロ川中流部の支流イレスナイ川にはサケマスふ化場があり、サケの稚魚が放流されていますが、
イレスナイ川合流点から上流の本流でも多くのサケが毎年遡上してきており、自然産卵しています。
サケが川へ回帰し自然産卵することで、森から海へ流出した栄養を再び森や川や近海へ運びます。
産卵を終えたサケは河畔林の栄養や生き物たちの食べ物になり、川やその周囲の生態系の生物多様性を高めます。
また、野生サケは地球温暖化などの環境変化への適応能力が高いと考えられています。
ウヨロ環境トラストでは3年前から、サケの産卵の実態とホッチャレを食べる動物などを調査してきました。
また、昨年は研究機関の専門家によるサケの稚魚や河畔林などの調査も行われました。
この度、その調査結果を発表していただく報告会を次のとおり開催します。
■日 時 3月10日(土) 14:00時~17:00
■会 場 白老町東町4-6 総合保健福祉センター「いきいき4・6」 2階 研修室3 TEL 0144-82-5531
■内 容
自然ウォッチングセンター代表 島田明英 氏
2011年のウヨロ川のサケに関する調査結果(野生サケの産卵状況、ホッチャレの動物の利用)
道総研 さけます・内水面水産試験場研究員 卜部浩一 氏
ウヨロ川のサケ稚魚の生態
道総研 林業試験場研究員 長坂晶子 長坂有 氏
海の栄養、森に還る -サケの栄養はどのくらい陸上に運ばれているのか?-
ほか
■定 員 40名
■参加費 不要
■申し込み方法 Eメール、電話、FAX
■申し込み問い合わせ先 NPO法人ウヨロ環境トラスト事務局
E-mail:trust@shiraoi.org TEL (0144)36-5753 (0144)32-6727(夜間・土日)
FAX (0144)32-6747
■申し込み締め切り 3月8日(木)
■主 催 NPO法人ウヨロ環境トラスト
……………………………………………………………………………………………………………
日本ユネスコ協会連盟 第2回プロジェクト未来遺産 野生サケのふるさとウヨロ川保全調査・普及プロジェクト
2011年度ニトリ北海道応援基金助成活動
ウヨロ川のサケの産卵 2011年10月19日
国会が防衛局長~防衛大臣のコーヒー問題?で時間を浪費している間に、
宜野湾市長選、5日告示された。
普天間移設はとも「県外」を主張しているが、もとは県内移設容認していた佐喜真氏と、
反基地派の伊波氏との戦い。
選挙結果が基地移設問題に大きな影響を与えると考えられている。
この「絶妙のタイミング」で「アメリカ軍のグアム移転計画見直し、普天間固定化やむなし」とのニュース。
「普天間固定化やむなし」は選挙民にとっては、ある意味脅しと同じだ。
県内移設容認していたという、佐喜真氏に有利に働く事も考えられる。
県外移設という沖縄の民意を分断する力が作用する事も考えられる。
狙いは「嘉手納統合」か?
実に狡猾なやり方だ。アメリカ? 防衛官僚? 外務官僚?
辺野古断念:関係首長、再協議促す(沖縄タイムス)
【自公もグルでした!?】沖縄防衛局長、更迭へ調整=衆院予算委、3日に参考人招致-過去5年、投票呼び掛け
かりゆしクラブ 公式ホームページ 琉球共和国独立運動
気持ちは十分理解できます。
1月21日(土)アイヌフォーラム北海道2012が白老コミセンで開催されました。
【白老】アイヌフォーラム北海道2012(苫小牧民報)
「おんせん町=アイヌの町と言っても過言ではないほどアイヌ文化が浸透している町です。」
とは、とても思えませんが、写真や動画でその雰囲気は感じることができます。
儀式や踊りや歌は素晴らしいと思います。
今最もアイヌの文化から学ぶべき事は自然を大切に生きるという事だと思います。
その意味では、「おんせん町=アイヌの町と言っても過言ではないほどアイヌ文化が浸透している町です。」
とはとても言えません。
また、
「アイヌ民族博物館の国立化」にだけ焦点が当たっている感じです。
「赤字で町が財政支援しなければならないアイヌ民族博物館を国立化」という
“役場の一部の意向が透けて見える”というのは、うがった見方かもしれませんが。
アイヌフォーラム北海道2012を開催します(全国知事会)
このフォーラム開催日時は、高橋知事の日程に合わせてセットしたそうですが、
それをすっぽかして、自民党ネット・ワークショップ政策セミナーに出席したらしい。
同じ日に
アイヌ民族党:基本理念などを結党大会で承認(毎日新聞)
アイヌ民族党発足 代表に萱野氏、参院選候補選定へ(北海道新聞)
独立する訳ではありませんが、こちらの気持もわかります。