シラネアオイ(白根葵) 別名:ハルフヨウ(春芙蓉),ヤマフヨウ(山芙蓉)
シラネアオイ科シラネアオイ属の日本固有の植物。 低地~山地の明るい林内、谷間の斜面に生える多年草。
萩の里自然公園では、年により少し変わりますが、5月中旬~6月上旬に開花
日光白根山のシラネアオイ
和名の由来:日光白根山に多く咲き、立葵の花に似ていることから。
和名の由来となった日光白根山では、盗掘・鹿による食害などにより1993~1994年頃までに殆ど姿を消してしまい、群馬県のレッドデータブックの準絶滅危惧種に指定されている。1996年頃から県や村、地元の高校の協力によりシラネアオイの保護、復元作業が開始され、2000年12月には「シラネアオイを守る会」が発足し、群馬県立尾瀬高等学校と群馬県利根郡片品村、日本製紙が中心となり、シラネアオイの種の採取・育苗・植栽のほか、保護柵の設置、生長調査や山の清掃などの活動が行われているという。
萩の里自然公園のシラネアオイも、一時は盗掘防止のため夜回りをしたとも聞いていますが、今は公園の利用者すべてがパークレンジャーみたいなものです。
今のところ、エゾシカも食べている様子は見られませんが日光白根山のシラネアオイ群落(昔)と群落跡(今)(一般社団法人日本オオカミ協会)を見ると安心はできないと思われます。
5月の上旬、「今年はどうなったのだろう」と心配していると、突然のように出現する。撮影 萩の里自然公園 2009/05/09
数日後には保護していた葉が開き、蕾が見えます。
撮影 2011/05/20
撮影 2008/05/26 萩の里自然公園
花弁(花びら)は無く、花びらのように見えているのは4枚のガク片だという。
二つの雌しべの名残がある翼のような果実になり、中には幾つかの種子がはいっているようだ。
北海道絶滅危急種(Vu)に指定されている。
奥白根山(日光白根山) シラネアオイ
高山植物「シラネアオイ」の保護活動支援(日本製紙グループ)