講演 北大名誉教授 北大苫小牧研究林元林長 石城謙吉氏
本日、ウヨロ環境トラスト3人組?が、ウヨロ川フットパス最新情報 2012/11/11 でお知らせしました
「有刺鉄線を超える階段」の移設を行いました。
さっそく、札幌からおこしの皆さんがご利用されました。
ここ数年、6、7月の本州の梅雨のような天候が減り、その分まとまった雨が多いように感じます。今年は特にまとまった雨が多いです。
先週土曜日、白老町民防災講座に行ってきました。
室蘭気象台の方の話では、局地的な大雨や集中豪雨が増えているそうです。
ここにメガソーラ大丈夫かな?と心配です。
海では不漁が続いているらしく、近所のスーパーでは1匹千円チョットの価格では売られていますが、大手のスーパーには秋サケの姿がなく、チリ・ノルウェー産の養殖もの(通称サーモン)と、ロシア産ベニザケばかりです。と書きました。
その答え?が今日の北海道新聞に載りました。
秋サケ不漁、過去10年で最低の見通し 品薄、外国産より割高感(11/13 06:52)
道産秋サケが、今年も不漁が確実な情勢だ。道漁連(札幌)によると、定置網漁は最終盤を迎えているが、水揚げ量は現時点で10万トンに及ばず、過去10年で最低だった昨年を下回りそうだ。来遊数が少ない上、魚体が小ぶりなため。スーパーなどでは、品薄感などから道産秋サケは外国産と比べて割高感が鮮明となってきており、道産の消費離れを懸念する声も上がっている。
小さい見出しには“進む小型化 餌不足?”と書かれています。
下は、昨年迄のデータです。(道ぎょれん)
平成24年秋さけ漁獲速報(旬報)(北海道庁)を地元胆振についてグラフ化してみました。
この付近では15日頃には漁を終えるようです。
北海道・全国ではどうなのだろうか?
これらのデータは「来遊数」なので、漁獲量ではもっと落ち込んでいるのだろう。
北海道大学の「市民フォーラム」海洋生態系と水産食資源のサステナビリティ科学
水産食資源と海洋生態系を守るために に於いて、
「水産食資源の確保と海洋生態系の保全」と題して、9月に白老でも講演して下さった、帰山先生が講演されています。
15~17頁に、「サケの環境収容力」という事が書かれています。
金魚鉢が大きければ大きいほど、たくさんのキンギョを飼うことができます。器の大きさが同じでも、酸素を大量に供給すると、また、程度にもよりますが、餌をほどよくたくさん与えると、より多くのキンギョを飼うことができます。このように、ある海洋に魚が住める器の大きさのことを、その生態系の環境収容力といいます。
サケ資源についても、生態系の変化の予測や現状把握を行い、その結果に応じて管理や利用方法を柔軟に見直す「順応的管理」行い、生態系の構造と機能を維持できる範囲内で自然資源の管理や利用を行う必要がある。という事をおっしゃているのだと理解します。
品質管理の手法である、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善) のサイクルを絶え間なくやるという事に近い?
自然を対象にする場合、Check(測定・評価)がかなり重要(大変)になるのかもしれません。
“進む小型化 餌不足?”は、北太平洋の環境収容力に余裕がなくなってきていることによるのかもしれない。(環境変化による餌不足・過大な放流数?)
今年極端な不漁だったのは、高い海水温により回帰ルートを阻まれた事もあるのだろうが、
「長期?低落傾向」は、環境変化による餌不足や、ほかの原因もあるらしい。
漁獲安定へ 水産試験場研究(朝日新聞デジタル> マイタウン> 北海道>)によると、
秋サケの回遊数には、稚魚が川から海に出た時期の沿岸海域の環境などが大きく影響するとされる。同試験場の調査では、この時期に海水温が低すぎると、稚魚が十分に動き回ることができず、結果的に栄養分が取れずに死滅する割合が高くなる。これが数年後のサケの回帰数を左右するというのだ。
白老沖での調査の写真もあります。
北海道が開いた「秋サケ資源対策会議」(北海道議会議員 ささだ浩ブログ)では、ふ化場の施設や放流時期を問題にしているようです。
① 海道沿岸、沖合の海洋環境によること(春の沿岸水温が低いと帰来有数が少ない、秋の沖合水温が高い年は来遊数が少ない)
② ふ化事業(稚魚放流時期と沿岸環境の問題、飼育施設の河川水・湧水の不足による稚魚の状態
資源対策として
①海域の海岸環境に合わせた適切な放流時期の見直し
②稚魚生産体制の見直し
がまとめられ、道は今後、・稚魚の放流時期や放流サイズなどについて、北海道さけ・ます人工ふ化放流計画策定方針を改正し、民間増殖団体との協議により、さけますふ化放流事業の見直しを進めるとともに、飼育施設の改善や漁病の未然防止対策など、試験研究機関と連携し必要に措置を講ずる考えです。
決め手が見つからない、手探り状態かもしれません。
日本人好みに合わせて養殖しているサーモンが問題に!
魚種別に見る水産資源の現状と問題/サケ(WWFジャパン)
弁当、おにぎりになくてはならないサケ そのロシアでの漁獲の実態が明らかに
―違法操業やルールなき漁業にさらされているベニザケ― (野性生物ニュース)
チリ南部におけるサケ・マス養殖に関する調査報告 佐久間智子(アジア太平洋資料センター・水産資源研究会)
勝手に抜粋、要約
① BSE や鳥インフルエンザの影響および世界の富裕消費者の健康志向などにより、
世界のサケ・マス需要は今後も増大し続け、それに応じてチリのサケ・マス養殖産業も拡大し続けるだろう。
② 1キロの養殖サケ・マスを生産するのに8.5kg のイワシ・カタクチイワシ・アジなどの漁業資源が浪費されている問題がある。今後も大量の漁業資源が養殖のための飼料に使われ続ければ、これら漁業資源は完全に枯渇してしまうだろう。イワシやアジをそのまま人間が消費すれば、養殖サケ・マスを消費した場合に比べて、単純に計算しても8.5 倍の人口が同量の魚を食べることができるはずであり、その分の資源が浪費されていると言える。
③ サケ・マス養殖によって、実際に海洋汚染が進んでいるという事実がある。
大規模漁業による漁業資源の破壊や地球温暖化の影響と共に、サケ・マス養殖産業による海洋汚染が広がった結果として、サケ・マス養殖場が存在する10 州の海域では実質的に漁業が成り立たなくなっている。
④ サケ・マス養殖場で相当量の殺虫剤や抗生物質を使用することが不可欠となっていることがある。使用できる薬品の種類や量は定められているが、行政による監視体制は企業に対する報告の義務付けと聞き取り調査に留まっており、立ち入り検査はほとんど行われていないという。(日本に輸出されたチリ産サケからも基準値を超えるオキシテトラサイクリンという抗生物質の残留が見つかっている。)
⑤ 今後は、チリ産サケ・マスを地球の反対側で消費している私たち日本の市民として、この問題にどのような姿勢で取り組んでいくべきなのか、議論を深める必要がある。
今シーズン4匹目の白老産秋サケを食べ始めました。生サケは最後になるだろう。
鮭を食べるならヘルシーな「天然物」をえらびましょう。(北海道ぎょれん)
北海道の鮭を食べ続けたい!!
サケが川に遡上すると、産卵の準備のため色々な行動をします。すでに紹介したものと重複しますが紹介します。
最初のやたら跳ねるオスの行動の意味は分かりませんが、「我ここに有り」とPR?
「苛立ち」みたいなものを感じます。私の単なる「感情移入」かも…
11月6日の雨で、フットパスの使用に支障が発生しています。
通称「穴明き護岸」の一部が崩れました。
注意すれば右を歩けますが、すこし手前に「標識」を付けました。
右手の牧場へ一度上る事をおすすめします。牧場を150mほど歩くと、河川敷に降りる道と標識があります。
11月3日に移動した階段 附近がさらに侵食を受け、階段の使用は安全ではありません。“川は生きている”
階段の陸側の有刺鉄線が脱着可能になっていますので、しばらくはこちらを利用して下さい。
外した有刺鉄線は、必ず元に戻して下さい。フットパスは、土地の所有者や管理者のご理解ご協力があって使用できます。
牧場の採草地では下の様に、「採草地の端」を歩くようにお願いします。
サケの産卵は
10月日のウヨロ川のサケの産卵 上流で活発に! よりは少し減少しましたが上流ではまだまだ観察できます。
オーシャンファオーム横では産卵の時期は過ぎました。孵化場から流入するイレスナイ川合流点には遡上しようとするサケは見ませんでした。
混雑していないので、待ち時間なしでスムーズに上って行けるという事か?
相変らずカモメが卵狙いです。遠くから見て、カモメがいる所がサケの産卵している所です。
眼も食べています。産卵がもっと減ってきたらホッチャレも食べ始めます。トビの姿も見え始めました。
増水で、河原やフットパスにはサケの死骸(ホッチャレ)が散乱しています。
これらがどうなるのかは、中断しているカテゴリー「サケのその後」に書き足していきたいと思います。
ごく一部を簡単にまとめたものもどうぞ!白老町ウヨロ川で命をつなぐ鮭
冬が近づき太陽が高く上がらず、対岸から光が差し水面下が見えにくくなりました。
午前中早い時間帯がおすすめです。偏光サングラスが威力を発揮します。
昨日はウォーキング日和で、山がきれいに見えました。
ホロホロ山1322.4m(イボタの木の実の背景)
白老岳968m
樽前山1,041m
豊作とは言えないかもしれませんがキハダの実がなっていました。
白老ではこのフットパスで見られる、エゾノクロウメモドキの実も葉が落ちて目立ってきました。
久しぶりに萩の里自然公園を歩いた。木々の葉もかなり落ちて明るい。
今年は変な秋だ! 西尾根を歩くとまだまだ紅葉が楽しめる。風が当たりにくいのか?
ムラサキシキブはまだ葉をしっかりつけている。
ツルウメモドキは今年たくさん実を付けたようだ。
フユシャクの仲間がゆらゆら飛んでいた。ようやく止まった。
アキアカネはもうすぐ…
北海道庁が2010年度比7%以上節電を求めて「北海道・冬の安全プログラム」【概要版】を策定した。
我家が、これまでに取組んだ内容は左のカテゴリー「節電・省エネ」のとおりだが、すこしまとめてみた。
いかに無駄に電気を使用していたかがわかる。恥ずかしいが公開する。
節電量は、取扱い説明書に記載の仕様及びワットチェッカー(消費電力計)で測定した。
節電率は、2010年の月間使用量 約300Kwhに対する割合として計算した。
来年から電気料金が2倍になっても大丈夫です。原発を続けるにしても、止めるにしても覚悟が必要だ。
楽々節電の記録 (ほぼつじつまが合うかな?)
簡単に説明すると
1. トイレの保温便座の使用を中止 (冷たくないように便座カバーをすれば全く問題なし)
節電量 18KwH/月 (0~60Wで変化-30分測定してた電力量から計算→25W) 節電率 6%
2. 温水洗浄も中止(電源が入らないと洗浄できないのでスイッチ付きコンセントを使用し洗浄時のみ電源をON)
節電量 3.6KwH/月(測定値5W) 節電率1.2%
3. 炊飯器の使用(炊飯&保温)を中止し、ガスで炊飯。
炊飯 0.19KwH/1回 保温 0.054KwH/1時間 (0~200Wで細かく変化) 10時間/日保温していた。
節電量 16.2Kwh/月 節電率 5.4%
炊飯25回/月→0回 節電量 4.75Kwh/月 節電率 1.75%
※残った冷やご飯は電子レンジで温める事もありですべてが節電にはならない。
「保温調理カバー」を、炊飯だけでなく煮物全般に使用することでガスの使用量は変わらず。
参考 ●保温調理
親子で省エネクッキング!(保温調理) http://www.iburi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kks/grp/RecipeNew.pdf
4. 灯油給湯器・風呂釜 http://www.節電.jp/howto/204.html
① 待機電力を節電スイッチ付きコンセントを使用。 コンセントにプラグを差し込むだけで10W消費していた。
節電量 7.2Kwh/月 節電率 2.4%
②電源スイッチON(蛇口を開けると瞬間点火状態)の時間を減らす。
0.2Kwh/1時間(15~890Wの間で変化-電気ヒーターで石油を気化してスタンバイしているらしい)
1時間使用しないと自動的に電源スイッチがOFFになる省エネ設定にしていたが、少なくとも1日に4回は使用していたので、
4時間は0.2Kw無駄にしていた。 スイッチを入れたらまとめて使用し、終わったら自動的に切れるのを待つのではなく
すぐスイッチをOFFに。 節電量 6Kwh/月 節電率 2%
5. テレビの待機電力
リモコンで電源を入れるとすぐ映る「クイックスタート」をしない設定に変更 23W→0.1W 節電量 17.3Kwh/月 節電率 5.7%
6. DVDレコーダーの待機電力
「クイックスタート」から「エコモード」に変更 24W→0.2W 節電量 16.4Kwh/月 節電率 5.4%
7. テレビの明るさセンサーの設定変更 10W 推定節電量 1.26Kwh/月 節電率 0.8%
8. 居間の照明蛍光灯からLED照明へ変更 118W→72W
さらに明るさ設定により(TVを見ているときは推定40W) 節電量 12.4Kwh/月 節電率 4.1%
9. TVを見ている時の照明の明るさを抑える+TVの明るさセンサーで節電
19W 推定節電量 2.7Kwh/月 節電率 0.9%
10. 洗面・風呂・トイレなど電球からLED電球への変更(40W→7.5W)
使用時間は合計でも1時間ほど 節電量 1Kwh/月 節電率 0.3%
11. 電子レンジの待機電力 スイッチ付きコンセント使用 0.3W 節電量 4.2Kwh 節電率 0.1%
12. 冷凍室の設定 「強」→「中」 カーテンも付けた。
訳あって、冷凍室の設定を「強」にしていました。その必要がなくなったので「中」に戻しました。
10W 節電量 7.2kwh/月 節電率 2.4%
13. PC及び関連機器(本体・外付HDD・モニター・スピーカー)の待機電力 8W 節電量 5Kwh/月 節電率 1.7%
14. Windows PC 節電策 節電量 不明
15.すすぎ1回洗濯用洗剤の使用 節電量不明
16. 停電対策として、昨年秋にポータブル石油ストーブを買いました。電気も使わないし原理的には熱効率が高いはずなので、
窓から日が入り大型のストーブまで要らない時に使用しています。お湯も沸かせるので加湿器も不要です。
17. 待機電力カットを継続するには道具が必要 プガグを引っこ抜くなど長続きする訳がない!
スイッチ付きコンセント を使う。一つ口のもある。
コンセントが機器の陰だったり、手が届かない場所なら「中間スイッチ」↓が便利。
すこし「我慢」しようとすると、こんな事が考えられる。
二つの意味で節電をずっと継続します。
1.この冬の節電目標をクリアする。
この冬の節電目標が決まりました。冬の電力使用量に占める家庭の比率は約45%で、夏より約9ポイント上昇する。同様に7%の節電を課せられた今夏は、家庭用の節電実績が5%にとどまっており、目標達成には家庭の取り組みがカギとなる。
7%節電、家庭がカギ=道路、鉄道に冬特有の需要―北海道(Yahoo!ニュース BUSINESS)
2.電気料金の値上りから生活防衛(間違いなく値上げが待っている)
① 化石燃料の購入費&原発は止まっていても費用がかかる。
北海道電力:最終赤字486億円 社長「再稼働か値上げを」--9月中間
②再生可能エネルギーの国民負担「大膨張」予測 2017年に年間1.2兆円 12年度の4.6倍増 (J-CASTニュース)
国民負担、5年後には「月額400円」上昇か
いつ死んでもおかしくない年収300万円以下の低所得者には、節電しかないでしょう。
家庭が電気料金の値上げに、音を上げれば「脱原発」は霧消するだろう。
【白老】メガソーラー、SBエナジーと伊藤組土建に決定(苫小牧民報社)
石山に太陽光発電所2社決定(白老町広報げんき)には
ソフトバンク子会社SBエナジーは石山工業団地「A」、北海道の企業、伊藤組土建にはここ「B」を貸すそうだ。
堤防の向かって左側(登別側)のミズナラ林 伐採して貸すのでしょう。
2011/09/06 大雨増水時のウヨロ川右岸 ↓
石油石炭税とメガソーラーと北海道(浮遊するジャポン)
町有地などにメガソーラーをお建てるべやー
せめても、民有地を動かし金も動かし地元金融機関を通じて地元に金が回るようにして欲しいものだ。
北海道再生可能エネルギー振興機構 発足と同時に休眠??
紅葉 「2週間以上も遅い」 なえぼ公園で秋の自然観察 (小樽ジャーナル)
「今年の紅葉は、例年よりも2週間以上も遅い。全然きれいな紅葉にならない」
「今年は、気温の高い日が続いたことなどが原因で、紅葉が遅れている」そうだ。
この付近も同じだと思っていたら、先日、庭のクレマチス(テッセン)が咲いた。
夏に咲いてすべて葉を落としていたのが、いつの間にか新しい蔓を延ばして一輪咲いた。
一昨日からの風雨でも散らずにまだ咲いています。
ほかでもあるようだ。
クレマチス一季咲きの狂い咲き 秋なのにクレマチス開花(季節のガーデニング2012-10-08)
10月28日の大雨で川岸が有刺鉄線を跨ぐ階段まで侵食されました。11月3日、4mほど移設しました。
10月は土日の天候があまりよくありませんでした。
今月も平日フットパスを少人数で歩く方が多いようです。
ガマズミ
ジュースは甘味料を加えないと酸っぱいです。
ケヤマウコギ
果実酒にしたことは有りませんが、口に含むとやや清涼感がありほのかに甘い。
ケヤマウコギ(オニウコギ) 薬にもなるようだ。
利用部位:樹皮(ゴカヒ:五加皮の一種)
用途:強壮、強精、慢性リュウマチ、低血圧、更年期障害、不眠症、ストレス、若葉は食用
成分:サポニン
もうすぐ、落葉松の葉が黄金色に輝きます。
昨日行われたウヨロ川サケ遡上観察会の様子
10月28日の大雨で何匹ものサケがフットパスにうちあげられていました。
ウロコを顕微鏡で観察して年齢を調べる体験です。
稚魚を放流する孵化場からの川(水路)付近は、後から産卵するサケによる「掘り返し」が多数見られた。
発眼卵が露出していた。じかに見るのは初めてでした。
発眼卵は、受精後最もデリケートな時期が過ぎた状態だと聞いている。
砂利に埋めたが、孵化する事ができるだろうか??
31日フットパスの点検にウヨロ川へ行ってきました。まだ水位が高めで淵の様子が良く見えませんが、10月29日の大雨でウヨロ川の水位が1.6mほど上昇したためか、かなりのサケが遡上したようです。
9-10月とは異なり、主な産卵場所がやや上流に変わりました。相変らず例年よりも多いと感じます。
高速道路の横の橋の下など、スポット的に産卵する現象も例年より少し早いように感じます。白老の町の中を流れる白老川の支流ウトカンベツ川にも例年より多くのサケが遡上していると、川の側に住む方が話していました。
海では不漁が続いているらしく、近所のスーパーでは1匹千円チョットの価格では売られていますが、大手のスーパーには秋サケの姿がなく、チリ・ノルウェー産の養殖もの(通称サーモン)と、ロシア産ベニザケばかりです。
まとまった数が獲れていないという事なのかもしれません。そうだとすると、川に遡上するサケが多くて海で獲れないのだろうか?
10月中旬以降川の水が15℃程度に下がった頃からは、川の水温が影響する岸近くを選んで回帰していたのかもしれません。だから定置網では獲れなかった?? 今は、海水温もほぼ平年並みに低下しているようだが、高かった海水温の影響が残っていて、回帰が遅れ「ブナ化」が進んだサケが多く商品価値が低いせいなのかもしれません。
今年3匹目を食べていますが、例年よりブナ化が進んでいるように感じます。 素人のあてずっぽうの想像です。
昨年と違っているもう一つ。
短期間豪雨の為、川岸が崩れて適当な大きさの砂利が供給されたせいか、昨年まで産卵してなかった場所で多くの産卵が見られることです。