襟裳以西と日本海でのサケの不漁が伝えられています。
海水の温度が20℃もあることが原因ではないかといわれています。
9/17日、メップ川のウライを見てきた時、敷生川川河口の海岸で釣りをしていた札幌の方の話。
「サッパリだ」、「来てもしょうがないんだけど、確保した場所は放したくないから」「8月の方が釣れた」
メップ川のウライでも、サケが跳ねる音が全くしませんでした。
今年初めて、ウヨロ川にサケが遡上したのは、河口近くにウライ「捕獲施設」が設置される前の8月4日でした。
私の観察では例年(8/中頃)より早い遡上でした。
次の遡上は、丁度お盆の時の雨による遡上と思われ、「少し増えた」程度でした。
8月20日頃、ウライが設置された事もあり、その後の遡上は「大雨で本格的にサケが遡上か? ウヨロ川 」で書いたように、
9月9日の大雨によるものでした。この時の遡上数は大雨の割には「大量」というほどではありませんでした。
9月22日、友人と二人でフットパスを歩き、ウヨロ川の捕獲施設を覗いたところ、
かなり数のサケがウライの手前で止まっており、籠の中でも盛んに跳ねる音がしていました。
この時遡上したサケが卵を終えようとしていた9月25日、ウヨロ川の水位が80㎝ほど上昇する雨により大量に遡上しました。
9月30日にも50㎝ほどの水位上昇がり遡上しているかもしれません。
道内秋サケ日量4000トン一気に盛期 (週刊サケ・マス通信2012-09-28)
道内秋サケ漁は9月の最終週を迎えて、26日には今期最多の日量4000トン台半ばを記録し一気に盛漁期入りした。沿岸水温は平年に比べてまだ高めながら、ここにきて気温、水温ともに落ち着いてきたことに加えて、25日には各地シケ気味となったことで秋サケにとっては接岸しやすい沿岸環境がようやく整ってきた感も。 高水温影響かブナ比率高く、日本海不振続く
海水温とは違うがウヨロ川の河川水の温度の推移。
サケはほぼ産卵する範囲全体に展開し、
産卵も始まりカモメも卵を食べていました。
例年どおり、10月中旬が産卵の最盛期となるには、もう一度9/25日程度の雨が必要かもしれません。