白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

ポロトの森 紅葉ウォーク 最高!!

2008-10-27 17:04:39 | ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
ポロトの森 紅葉ウォーク 奇跡的?に天候が回復して絶好のウォーキング日和になりました。

ビジタセンター前を9時過ぎにスタート


紅葉のトンネルを歩きました。


カツラ(桂)の甘い香りも楽しめました。




ムラサキシキブ(紫式部)の実も鮮やかでした。


今年は紫式部の源氏物語が確認されて1000年になるそうですね。

源氏物語ショートストーリー を聞いたり読んだりできます。


コシアブラ(漉し油) 葉緑素が分解してクリーム色から半透明に紅葉?します。


望岳台からの樽前山 10:28


見事に枝を張るミズナラの巨木(直径 110㎝ 推定樹齢 250年)


キタコブシの花芽がたくさん 来年の春はキタコブシの花がたくさん見られるかもしれません。11:22 送電線付近


スズメバチの巣がありました。もう空き家かと思いましたがまだ少しハチがいました。


ウツナイ川源流の湧水も見ました。(写真はありません)

ミミジ平の紅葉 落葉の道をサクサク歩きます。


モミジ平到着 12:00 食後に野点(まね事ですが)、羊羹と抹茶をいただきました。
ナギナタコウジュのお茶も飲んでいただきました。
ミルクティーにすると、薬臭くなくなると思い牛乳を用意しましたが、
皆さんは、そののまで美味しいとのことでした。



緑のカシワの葉が風で落ちていました。
カシワの葉は冬になっても落ちず枝に付いていることがよくあります。(勿論茶色ですが)


ポロト一番の巨木 ハリギリ(針桐) 直径 192㎝ 推定樹齢 660年


ウツナイ川を渡り無事終了。 14:07


晴れ男か晴れ女のおかげで、清々しい秋の一日を楽しむ事ができました。


秋の午後の陽ざしは、何か物悲しい気がします。15:00 ポロト自然休養林入口


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アイヌ史跡めぐり~幸恵のふるさと紀行~に参加して

2008-10-25 20:27:09 | そのた
アイヌ史跡めぐりに参加しました。

知里森舎の横山むつみさんに案内いただき、「知里幸恵のふるさと」をめぐりました。

カムイエカシチャシ(神祖の砦) オソロコチ(尻の・凹み) カムイミンタル (神・庭) フンベサパ(鯨・頭) 
登別小学校の横にある知里真志保の碑 アフンルパル(あの世の入口)、
富浦墓地にある、知里幸恵の墓と伯母の金成マツの碑、
カムイワッカ(=神・水) 幸恵の生地(「銀のしずく」館(知里幸恵記念館)(仮称)建設予定地)
などを案内いただきました。

詳細は「幸恵のふるさと紀行」に書かれています。

この場で、NHKの「その時歴史は動いた」で、
神々のうた 大地にふたたび〜アイヌ少女・知里幸恵の闘い〜 が放送されたことを知り、
早速再放送を見て感激しました。

知里幸惠さん編訳の「アイヌ神謡集」を調べていたら見つかりました。
  「アイヌ神謡集」

その「序」と、”梟の神の自ら歌った謡「銀の滴(しずく)降る降るまわりに」”は、私に問いかけているようです。

 土地を転がしたり、お金を転がしたりしてお金持ちなる。
限りある地球の資源を使い尽くし、常に成長し続けなければ成立たないらしい経済、競争と格差の社会。

つましくも心豊かな社会。あなたはどちらを選びますか?  と。

 には、知里幸恵さんの手紙や日記もあります。


   アイヌ史跡めぐりの様子

カムイエカシチャシ(神祖の砦)で オソロコチ(尻の・凹み)について


幸恵の弟知里真志保の碑




登別のアフンルパル(あの世の入口)は、国道36号線で削り取られて、半分しか残っていませんでした。
ロープの向こうが、アフンルパルです。


左に少し見えるのが36号線。この室蘭寄りでまた何かしらの道路工事が行われていました。
拡幅工事だとすると、残りの半分も無くなるかもしれません。



知里幸恵の墓と叔母の金成マツの碑の案内板


幸恵の生地


ここに、「銀のしずく」館(知里幸恵記念館)(仮称)を建設する予定だそうです。

北海道新聞報道クリップ

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川底の砂利を掘り産卵の準備をするメスと産卵を促すオス

2008-10-23 22:20:09 | サケの観察
川底の砂利を掘り産卵の準備をするメスと産卵を促すオス(動画)

   再生時間約40秒 撮影場所 白老町 ウヨロ川フットパス
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サケの産卵行動1

2008-10-21 21:07:45 | サケの観察
久しぶりにウヨロ川で鮭を観察しました。
遡上するサケの数は、ウヨロ川も例年より少ないようです。
10月9日の大雨以後は雨らしい雨が降っていないので、水が少なく非常にきれいです。
天候は晴れで、太陽をほぼ後ろにして(午前中の早い時間)観察できたので、
水の中が比較的良く見えました。数箇所で産卵(準備)行動を見ることができました。
動画を撮影しましたのでどうぞ。
アンダーラインの部分をクリックして、@niftyビデオ共有サイトでご覧下さい。

遡上するサケ

産卵行動1 

画面のほぼ中央に並んでいるのがカップルです。
手前の紫色の縦縞模様が雄(♂)で、奥の黒い横線があるのが雌(♀)です。
♂はやや後方でピッタリと執拗に♀をマークします。
♀は自分が産卵しようとしている場所に侵入しようとする♀を追い払っているようです。
♀がこのような行動をするのは初めて見ました。
♀は体を横にしてくねらせ、産卵のための穴を掘ろうとします。
♂は♀に近付こうとする他の♂を追い払います。

産卵行動2

体を横にしてくねらせ、産卵のための穴を掘ろうとする♀。
♂はやや後から寄り添い、体を震わせ♀に産卵を促したり
♀に近付こうとする他の♂を追い追い払ったり、結構忙しそうです。

残念ながらまだ産卵の瞬間はまだ見たことがありません。
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遊歩100選 ポロトの森 紅葉ウォーク 終了

2008-10-15 21:31:57 | ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
       
  ポロトの森 紅葉ウォーク 

   ~もみじ平の紅葉めざして~

「日時」 10月25日(土)9時00分~14時00分(小雨決行、荒天中止)
「集合場所」ポロトの森ビジターセンター
「対象」 一般
「定員」 20名
「内容」 紅葉真っ盛りのもみじ平めざして、往復約6kmの遊歩道を落ち葉を踏みしめながらウォーキングします。
「持ち物」 弁当、飲物、雨対策等
「参加費」 大人500円 小中生250円
「申込期限」9月24日(金)午後4時まで 
「申込方法」 電話
「申込・問い合わせ先」ポロトの森ネイチャーガイドめむの会 担当:有田090-8938-1511 
「主催」 ポロトの森ネイチャーガイドめむの会

※もみじ平で、抹茶を楽しみます。(野点の真似事?をやります)
  ナギナタコウジュのお茶(ミルクティーにしてみます)も試してみませんか?
 
   北海道新聞イベント情報

    紅葉の
        遊歩100選
     美しい日本の歩きたくなるみち500選   
                      を歩こう!

道から見える樽前山  2006/10/28


道端にツルリンドウ   2006/10/28



紅葉のトンネルを歩きます。 2006/10/28


もみじ平でお弁当  2006/10/28


今年は気候が少し変?? 紅葉がきれいだといいのですが…
とにかく「晴れ」を祈っています。
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ベニザケの生態など

2008-10-13 21:17:50 | サケの観察
    ベニザケの生態などに関する先生

ゆうふつ原野自然情報センター

サーモンミュージアム(鮭のバーチャル博物館)
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ベニザケに関する最近の話題

2008-10-13 21:14:00 | サケの観察
  消費者は、購入時に、どこでどう獲られたものなのか確認することが
    必要であることを知ってほしい!(トラフィック イーストアジア ジャパン)

野生生物取引をモニタリングする団体であるトラフィックと国際的自然保護NGOであるWWFは、
ロシア政府が報告する漁獲量より50%―90%も上回って、東アジア諸国がベニザケを輸入して
いる実態を報告書にまとめた。

日本は世界でもっともサケの輸入量の多い国であり、ベニザケの冷凍品の半分をロシアから直接輸入している。
トラフィック イーストアジア ジャパンの石原明子は「この報告書から、カムチャッカにおけるベニザケの
IUU漁業が強く示唆された。消費者は、購入時に、どこでどう獲られたものなのか確認することが
必要であることを知ってほしい」と語る。

※IUU漁業とは:ルールを破り、規制を無視し、無制限に魚を獲る違法、無報告、無規制の漁業


トラフィック イーストアジア ジャパン

魚種別に見る水産資源の現状と問題/サケ(WWF)

絶滅の危機に瀕しているベニザケ

北海道RDB 絶滅危惧種(Cr):絶滅の危機に直面している種または亜種


世界の漁業は今 井田徹治氏(共同通信社科学部)



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ウヨロ川になぜベニ鮭が?

2008-10-13 21:11:37 | サケの観察
   ウヨロ川になぜベニ鮭がいたのでしょうか?

いろいろ調べて考えました。

1.以前漁協で放流していた(試験的?)ものの子孫
   ×→(海からの途中に沼・湖などが無いので子孫は育たない)

2.独立行政法人水産総合研究センター さけますセンター千歳事業所から、
 イレスナイ川の漁協の放流施設に送られてきたシロザケの稚魚に混ざって来た。
 それが大きくなって戻ってきた。
   ×→(海からの途中に沼・湖などが無いので育たない)

3.美々川か安平川へ遡上するところを間違えウヨロ川へ遡上した迷い鮭
   ○→(サケ属の仲間の中では最も母川回帰性が強く、的確に母川を認識するが、
      迷うこともあるのでしょう)

            結論 迷い鮭
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ウヨロ川のベニザケの記録

2008-10-13 20:53:24 | サケの観察

      
2007/10/14 白老町のウヨロ川へ迷い込んだベニザケの写真を撮影することが出来ました。

撮影にいたる事情はこちら

発見者から知らせていただいたものです。

降海型のベニザケは自然には日本には分布しておらず、婚姻色の自然の川などでの
写真はほとんど見当たりません。

詳しい方からの情報によりますと、この年(2007年)は、いるはずの無い、
上ノ国町天の川の支流でも確認されたとか。

自分のパソコンの中に置くだけでは何の役にも立つ事はありません。
皆さんに利用していただければ、あのベニザケにとっても良いことかもしれません。
動画も写真も無料でサーバーを使わせてもらっているので、画質が低くなっています。
デジカメで撮影した動画なので高画質とはいきませんが、必要な方は連絡をいただければ
何とか方法があるでしょう。


            ウヨロ川のベニザケの記録

2007/10/15  写真1 ←クリック
 写真2 シロザケより小型です。


 

 写真
  鮮やかな赤い体をくねらせ砂利を掘ろうとしています。




2007/10/20 写真 前日雨が降り増水のため良く見えませんが確かにいます。


2007/10/22 写真 やはり砂利を掘っています。

シロザケの雄がかわるがわる近づきますが無視しているように見えます。

 

2007/10/25 写真 相変わらず同じところにいます。


動画はこれが最後です。 ←ベニザケは孤独でした。

2007/10/26 写真 相変わらず孤独です。 
発見時から10日以上経ちますが体は美しいままでした。


2007/10/27 観察のみ 所要のため家を空け観察できず。

11/06 帰宅して川へ行くが確認できず。 その後はもう見ることは出来ませんでした。

ベニザケの産卵に適した場所は分かりませんが、シロザケと同じだとすると
湧水がある川で川底が砂利で、深さは10~30㎝位のところです。
この場所が気に入ったとしても産卵は出来そうな場所ではありません。
雄もいませんし、下流に湖沼もありません。

10/14~27まで同じ場所にいました。彼女はどうなったのだろう。
死期を感じて、やむなく一匹で産卵したのだろうか?

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ウヨロ環境トラスト 秋のデイ・キャンプ

2008-10-13 17:48:38 | ウヨロ環境トラスト
     ウヨロ環境トラスト 秋のデイ・キャンプ 2008/10/12

10:00 おじさんの今日の話は何かな?


ウヨロ小屋周辺の森で、”かくれんぼ”をして遊び仲良くなりました。
裏方の仕事をしていたので写真はありません。

森の手入れ体験は、ホダ木に雑菌が入らない正しい採り方を習い
シイタケの収穫を体験しました。うまく取れたかな?




次に、節のないカラマツに育つようにと「枝打ち」を体験しました。
みんながんばりました。


ごほうびに木の実をいただきました。今年はコクワが豊作でした。


交代でツルをゆすったら、熟した甘い実がたくさん落ちてきました。
 おいしかったナー
もっとたくさんなっていましたが、小鳥たちのために残しました。


お昼は持ってきたおにぎりと、収穫したシイタケとうどん入り特製ジンギスカンで
す。


煙いよネー おきになっていない木が残っていました。ゴメン!


となりの農園のおじさんからとうきびの差し入れがあり美味しくいただきました。
みんな満腹になったようでうす。


昼休みに鹿を探しに行ったけれど見つからなかった。残念でした。

午後からは、ウヨロ川でサケの遡上を観察しました。


このサケは雌だよ。しっぽで砂利を掘りくぼみを作り産卵して、また砂利をかけます。
しっぽが擦り切れ骨も見えています。一生懸命卵を産んで、それを守りながら死んだんだ。


ちょっと木登りも 彼がつけているのは「偏光サングラス」です。


イレスナイ川に上ろうとするサケに声援しました。


今日のウヨロ川はにぎやかでした。


今日は何が楽しかったかな? 何を感じたのかな?


里山や川や海のめぐみを体験した1日でした。
いつも子供たちの元気に脱帽です!

自然ウォッチングセンターの皆さんありがとうございました。

冬のデイ・キャンプは、9009年/2月22日の予定です。


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アイヌ史跡めぐり 終了

2008-10-10 20:03:39 | 白老及び近郊のイベント
          アイヌ史跡めぐり
終了しました。

日時   10月19日(日) 雨天実施  10:00~12:00

集合場所  登別駅前 9時30分集合

参加費   1000円(バス代)

訪れる史跡 フンベサパ 知里幸恵の墓 アフンルパル カムイワッカ(中登別)
        カムイエカシチャシ(アヨロ海岸) 知里真志保の碑 幸恵の生地など

申込み   10月16日まで

申込み先  いぶり自然ガイドの会 代表 宗広光明 TEL&FAX 0143-83-1716

主  催  知里森舎

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今日のウヨロ川 2008/10/10

2008-10-10 18:58:50 | ウヨロ川フットパス
今年は全道的にサケの回帰数が少ないそうですが、確かな原因はわからないようです。

 オホーツクだらだらOutdoor

  読売新聞   北海道新聞  さけます来遊速報

ウヨロ川は9月中旬はたくさん遡上していたのですが、月末ころから激減しました。
雨が少なく川の水が少ないことも関係しるかもしれません。
昨日久しぶりにまとまった雨が振ったので、9日ぶりにウヨロ川へ行ってきました。
ウヨロ川の上流部の白老町森野の9日の雨量は、合計177.5㎜ 1時間(最大)47.5㎜だったそうでう。

オーシャンファームから河畔へ降り始めるとすぐに、流れてきた枯れたヨシが…
ここまで水が流れたわけです。   


水の勢いで倒された木もありました。


フットパスに打ち上げられた小さなヤマメも数匹


川の水嵩は普段よりやや多い程度までに元に戻っていました。

イレスナイ川が合流する地点では、かなりのサケが溜まっていました。


ウヨロ川からイレスナイ川へ遡上しようとする鮭
※動画が見れましたでしょうか? 初めてする事なので不安です。

水が多かった時にここを越えたサケがいるかもしれません。
越えても産卵する場所は無いのですが。

密漁されたサケの卵が散乱していました。


この地点から少し上流の流れが緩やかなところには、多くのサケが一休みしていました。
水はまだ少し濁り気味です。
一休みするサケ

テトラポットの道の先の河原では、カモメが手持ち無沙汰な様子でとまっていました。
河原にあったサケの死骸はみんな流されました。


”骨”は流されていませんでした。


フットパスの低いところには泥が溜まり、動物の足跡がありました。
若いエゾシカの足跡


テンの仲間の足跡と思います。アライグマらしき足跡は無く安心しました。



ヤマモミジも紅葉し始めました。




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最近のウヨロ川の鮭

2008-10-03 16:42:09 | ウヨロ川フットパス
9月27日の「ウヨロ川エコウォーク」では、サケがあまり見れなかったとの事でしたので、
9/30 下流や海を見に行きました。ふ化放流のための捕獲作業が行われていました。
例年行われていることです。(見るのは初めて)
ヤナで川全幅が堰きとめられています。



鮭は奥の箱に入り捕獲されます。それでも遡上しようと飛び上がっていました。


ヤナに隙間があればすり抜けるか、雨などの増水で乗越えるかしないと遡上できない仕掛けです。
しかし、ヤナの海側には遡上できないサケがたくさん溜まっている様子はありません。
今年のサケの漁獲はどうなのだろう?
苫小牧民報 2008/08/09

苫小牧民報 2008/08/18

週刊水産新聞



海に眼をやると釣竿の林です。


カモメは、居場所を占領され戸惑っている様子です。



海浜植物は生える砂丘部分や砂浜は車とゴミでいっぱいです。
サーフィンの若者たちとは大違いです。(彼らは海を汚しません)


漂着ゴミは表面に傷があったり変色していたりしてすぐ分かります。
これらは最近直接捨てられたゴミです。
  

  

 

10月1日 川を見てみました。
イレスナイ川合流点では、やや少なめですが集まっています。


”まとまった雨が降らないと上ってこないよ。”オーシャンファームの方の話です。
室蘭地方気象台のHPに掲載されている統計情報(観測データ)によると

ウヨロ川上流の森野の雨量 今年の9月 合計65㎜ 日最大34㎜
昨年9月は、合計320㎜ 日最大91㎜ 今年は異常に雨が少ないのが分かります。


背びれを見せながら遡上するサケ


産卵を終えて、その場で卵を護り死んだ雌のサケ。


満腹のカモメ


トビたちも集まり始めました。夏の間どこで生活していたのか不思議なほどたくさん集まります。


オーシャンファームの向こうに虹が見えました。

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秋のウヨロ川フットパスを歩く(1)

2008-10-01 23:39:57 | ウヨロ川フットパス
白老は夏が来たと思ったらもう秋の気配です。
エゾゴマナ、シラヤマギク、エゾノコンギク、ネバリノギク、が咲き始めました。
ユウゼンギクももうすぐでしょう。

ウヨロ川フットパスを歩くなら→白老まちめぐりパス 11月3日迄


ウヨロ川ではもうすぐ、鮭の命のドラマが繰り広げられます。
この川は人工ふ化放流された鮭と、自然産卵の鮭の両方が遡上する川です。
放流された数グラムの稚魚は、4年ほどで約2,000倍の大きさになり3~5%が
育った川へ戻ります。 自然産卵では0.4%ほどが帰るといいます。

北太平洋から集められた栄養は、川や森の生物のエサとなり、豊かな川や森
近海の基となります。
ウヨロ川フットパスは、本来自然の一部である人間を含めた命の連鎖を感じるフットパスです。

一方、増え続けるふ化放流事業には賛否両論があるようです。

”回帰する鮭の小型化・高齢化” ”雄は鼻がカキ状に下に曲がるなどの
二次性徴が弱まるなど、ふ化放流事業の結果として近親交配による遺伝的劣化の兆候”

”人工増殖は天然魚にとって大きな脅威で、天然魚を人工魚に置き換えているだけではないか”

”日本は自然の豊かなロシアとは違い、放流数を減らせば漁獲量が落ちるのは間違いない。
ただ、天然魚が遡上するならそれを利用したほうがいい。新たな可能性につながる。”

”モデル河川で放流数を徐々に減らし漁獲量の変化を検証すべき”
   (北海道新聞2004/12/14から)

また、”地球温暖化は北海道生まれの鮭は壊滅的な打撃を受ける。
遺伝的な多様性に富んだ野生のサケの保全や回復が大切になる。”との指摘もあります。
           (北海道新聞2007/05/02)

salmoの情報館

産経ニュース

サケは海からの贈り物

サクラマスのふるさと 北海道 サンル川

ウヨロ川は鮭をとおして「食から地球環境」を考える場にもなると思います。

鮭が育った川を探し当てるのは、匂いによるといわれていますが、1万キロも離れた北の海から
河口付近までたどり着くのはどうして出来るのだろうか。太陽の位置・地球の磁気・海流などの
説があるが確かなことはわかっていないそうです。

それにしても、生まれて数か月の稚魚がどうして北太平洋までたどり着けるのでしょか?

そんなことを考えながら歩く、秋のウヨロ川フットパスを紹介します。

ウヨロ川フットパスのコースへ マップを右クリック→「名前を付けて画像を保存する」で
パソコンに保存してから印刷してください。
但し、「ウヨロ川左岸コース」は「10km」と「11km」の間に橋が未完成のため利用できません。
ご注意下さい。

萩の里自然公園駐車場をスタート


この公園は、昭和30年代まで炭焼きが行なわていたという里山公園です。
公園内でも十数か所の炭焼き窯の跡があります。

フットパスでは秋の草花や木の実も見ることができます。

ケヤマウコギ(毛山五加)の実 2004/10/14 撮影


コシオガマ(小塩竈)  2004/09/19 撮影


マユミ(真弓)の実 2004/10/16 撮影


公園のセンターハウスでトイレタイム


フットパスのマップ(200円)と萩の里自然公園散策ガイドマップ(無料)が置いてあります。
「ウヨロ川左岸コース」は「10km」と「11km」の間に橋が未完成のため利用できません。
ご注意下さい。

開館時間 8:30~17:30(11~2月8:30~16:30)
休館日
夏期(4~11月):火曜日・木曜日 
冬期(12~3月):月曜日・火曜日・木曜日・金曜日
※トイレは通年利用できます。


春に見事な花を咲かせたシラネアオイ(白根葵)の実 2006/10/04 撮影


サラシナショウマ(晒菜升麻) 2004/09/14 撮影


オオバセンキュウ(大葉川弓).2007/09/12 撮影


森の真珠フッキソウ(富貴草)の実 2004/10/23 撮影


少し道草を食うと、センブリ(千振)の花を見ることが出来ます。(10月初め頃から末頃まで)


10月の小春日和には「雪虫」が舞います。2007/10/17 撮影


萩の里自然公園を通り抜け、橋の袂に太陽光パネルを見ると、オーシャンファームはもう少しです。


道端にはホップの日本産野生種であるカラハナソウ(唐花草)の実が見られます。
2004/09/11 撮影 ビールの苦味の元なのですが、指で軽くもむとビールの香りもするようです。


ホシャンファーム 牧場には入らず手前で左へ曲がり、柵に沿って歩きます。




左手の河畔に下りる道を下り、川岸の道を注意して歩きます。
ここからしばらくは鮭の遡上に目を奪われるでしょう。

体を横にして腹から尾ビレで砂利を掘って産卵の準備をしているのがメス
やたらと跳ね回るのがオスです。


河原には産卵を終えたサケの死骸が累々と横たわります。2006/10/16 撮影


対岸の前方の大きな木にはトビがとまっています。 2004/10/15 撮影
これから繰り広げられるもう一つの命のドラマの幕開けを予感させます。


支流のイレスナイ川(この先に放流施設がある)へ遡上を試みるサケでいっぱいです。
写真撮影お奨めの場所です。2004/09/29 撮影




一度牧場へでてすぐ左の有刺鉄線のゲートを通ります。
(ゲートは必ず閉めて下さい。-フットパス利用のルールです。)

天気が良いと、少し右手前方に白老岳が見えます。


すぐ左に曲がり河畔へ降ります。
ここからは全て自然産卵で生まれたサケです。

産卵を終え横たわるサケ
メスは最後の産卵のあと1週間ほど卵を守り死にます。
オスは別のメスを探し5回ほど放精しやがて死にます。2006/10/16 撮影


静に泳ぐサケの群れ(卵が産卵に適す状態まで待っているのかもしれない)2006/09/26 撮影


密漁で腹を裂かれたサケ。卵が散らばっています。2006/10/16 撮影
フットパスを歩く人が増えて、密漁の抑止になればと思います。

河川での密漁は、6ヶ月以下の懲役もしくは10万円以下の罰金を科せられます。
しかも、産卵間近の卵は皮がゴムマリのように硬くおいしくないといいます。

護岸には穴があるので足元に注意して歩いてください。

広い河原は一休みによいかもしれません。産卵行動の観察にも適した場所です。


ウヨロ川フットパスを歩くなら→白老まちめぐりパス 11月3日迄

秋のウヨロ川フットパスを歩く(2)へ

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秋のウヨロ川フットパスを歩く(2)

2008-10-01 22:07:32 | ウヨロ川フットパス
一休みしたら、川に沿って先に進みます。

ヌメリスギタケモドキと思いますが、食べる方は自分の判断でお願いします。


左手に動物の骨があると思います。牛の骨だそうです。


そこから少し登り牧場で出ます。ここからは地雷(牛の糞)に注意!!

白老牛が近くに放牧されているかもしれません。
正面の高い山の右肩奥にチョツト見えている?のが、胆振の最高峰ホロホロ山(1322m)
下から見上げているので低い手前の山が高く見えます。


有刺鉄線のゲートを通り、せせらぎを聞きながらしばらく歩きます。

途中右手に上る道が見えますが、それは牛の道です。川沿いに進みます。

牛の道




昔の吊り橋が見えます。


このあとは少し右手に曲がり河畔林を歩きます。

ガマズミの実 2006/10/16 撮影


ヤマブドウ(山葡萄)の実 2006/09/25 撮影


コクワの実  2006/10/16 撮影


河畔林を抜けると堤防に出ます。右へ向かう道の方向には大きなハルニレの木があります。
 2008/06/23 撮影

フットパスは堤防を真直ぐ先です。しばらく堤防のをあるくと橋が見えてきます。
手前に最後のゲートがあります。
橋から少し上流にカッケンハッタリ(アイヌ語でカワガラスの淵の意味)という地名の場所があります。
昔アイヌの人が鮭を捕獲した場所だといわれますが、今はヤマメの釣場であり、キャンプでの川遊びの場です。


砂利ダンプが走る道を少し歩きます。右側を注意して歩いてください。

5分ほど進むと道が別れ、「トラストの森」の標識があります。
砂利道を左に離れ、幹が白いシラカバの木あたりが、トラストの森への入口です。


林の中の道を少し歩くと小川を渡る橋があります。ウヨロ小屋はすぐです・

トラストの森にはツリーテラスがあり、昼食や休憩に最適です。空いていれば利用できます。



トイレがありますが水がありません。濡れタオルやテッシュがあると便利です。

ウヨロ小屋に人がいれば声をかけてください。トラちゃんにも声をお願いします。


トラストの森付近には、ヒロハノヘビノボラズ(広葉の蛇上らず)の実がたくさん見られます。2004/10/01 撮影



人がいれば湧水地(メム)に案内してもらうといいでしょう。

帰りは孵化場をとおり、白老牛の牧場を過ぎたところで、イレスナイ川沿いにオーシャンファームへ戻ります。

この道にはチョウセンゴミシ(朝鮮五味子)が見られます。2004/09/27撮影


帰りは軽快にウォーキングを楽しむと良いでしょう。2007/10/23 撮影


オーシャンファームからは、ウヨロ川の右岸の堤防を歩き、道道86号(石山大通)を経由して
萩の里自然公園駐車場へ戻るのが、健脚の方にはおすすめのコースです。
約14kmの行程です。
左岸は橋がない部分があり開通していません。
足に自信がない方は、オーシャンファームをスート地点にするのも良いでしょう。
3~4台駐車できるスペースがあります。

この秋はウヨロ川フットパスを歩いてみませんか?

北海道のフットパスを紹介しているサイト「北海道のフットパスを歩く」


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