白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

萩の里自然公園に春の訪れ 咲いた花 出番を待つ植物

2009-03-30 20:54:02 | 萩の里自然公園
冬に戻ったような先週でしたが、俄かに春めいてきた感じです。
山の色にも木々の個性が表れてきたようです。


世の中は高速道路1000円で大フィーバーのようですが、こちらは萩の里自然公園を散歩です。
「世界中の都市に拡がる消灯・省エネキャンペーン」
<ナショナル ジオグラフィック協会>
なのですが、日本で参加する都市はあるのでしょうか?

この様子では、京都議定書の約束を果たすのに、日本が外国から排出権を買うのにあとどのくらい税金を使わないとだめなんだろう。最近脳細胞がどんどん減っていくのが実感されて電卓がないと計算できないのです。全く後ろ向きのお金の使い方だと思いませんか。
ハンガリーから排出権購入 日本が初の政府間取引へ

むかし、サンシャイン計画やムーンライト計画というのがありました。

政府がもっと本気で力を入れていれば…残念です。
力をいれなかった理由のほとんどは、「自然エネルギは不安定だから」「需要を賄うには小さすぎる」だったと思います。(つい最近まで?今でも?)

アメリカが開発中の「知的送電網」を開発しようという発想は全くなかったようす。

トヨタのプリウスだって、かなりの期間50万円(少しずつ小額に)もの補助金があったから今があるのです。

ようやく太陽光発電が動きだしました。海外での普及にあわてて。

北海道のような寒冷地では、地下の温度を利用するヒートポンプも有効なのですが
国がやるのは全国一律だし、道は瀕死状態だし…。

富良野における地中熱ヒートポンプ暖房の取り組み(分りやすい)

財団法人 省エネルギーセンター

特定非営利法人(NPO法人)地中熱利用促進協会

 話を元にもどすと、
鉄道やバスを一日乗り放題1000円にする手もあったと思います。
ああ、それだと天下り先にお金が落ちないか?

政府の政策は非常に大事だと思います。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/17663.html


ケヤマハンノキ(毛山榛の木)の花が咲き始めました。
ぶら下がっているのが雄花です。指ではじくと花粉が飛び散ります。


雄花 雄しべと黄色い花粉が見えます。


こちらは雌花です。かなり赤くなってきましたがまだ開花はしていません。(真紅になります)


開花時期を少しずつずらし、自家受粉を避けているといいます。

ヤチハンノキ(谷地榛の木)の雄花も咲いています。やや小さく色黒のようです。
今年は昨年より花が少ないようです。


公園の西の谷地にミズバショウ(水芭蕉)が出番を待っています。開花は4月下旬でしょう。


その横でフキノトウ(蕗の薹)の雌花が咲いていました。


知人からの受売りですが、最近の研究では発ガン性の物質が含まれていることがわかったそうです。
ハンゴンソウ(反魂草)もそうだそうです。 「山菜図鑑」などには書いてありません。

またその隣に、エゾアカガエルが卵を産んでありました。
地域によって随分時期が違うと感じます。子供の頃は田んぼに水が入ってからだったような気がします。


エゾシカが歩いた跡があちこちにあります。枯葉が蹴散らされ土が見えます。
よく見るとオオウバユリ(大姥百合)のユリ根(鱗茎)が食べられています。
今年花を咲かせるはずだったものだと思います。


横に毛もありエゾシカの仕業に間違いないでしょう。

駐車場少し入ったところの群落は、昨年は殆ど全滅でした。
今のところ食べられていませんがどうなるのでしょう? シカも生きていくのには食べなければならないわけだし…。

一回結実性植物 オオウバユリ

花が咲けば、ひとつの花で600個弱の種をばらまきますが、毎年これではたまったものではないでしょう。

去年の秋からほぼ同じ状態で春を待っている植物があります。
ナニワズ(難波津)花は4月中頃と思います。



フッキソウ(富貴草) 花は4月末から5月中頃と思います。



小さいですがこれらは樹木です。

木と草の違いは?

野鳥の鳴き声も変ってきました。もうすぐ暖かい春です。

散策路では、久しぶりの人との出会いもあり少し気分が明るくなりました。

木の根元や上の方をうろうろ見て歩く挙動不審の怪しげな人にも出会ったのではありますが。

かくいう私も同じように見えているのかもネ!!
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旭川でサケの天然繁殖を

2009-03-30 10:24:48 | 団塊ジジイの寝言
数日前に、旭川でサケの天然繁殖を 稚魚50万匹を一斉に放流 とうい記事がありました。
北海道新聞記事 リンクが切れたら↓
http://salmon.fra.affrc.go.jp/event/2009_0325asahi/2009asahi.htm

独立行政法人・水産総合研究センターさけますセンターは25日、50万匹もの稚魚を一斉に放流した。
とかかれていました。
かなり力が入っているようすなので、本格的にはじめたのだろうか? 

北海道淡水魚保護ネットワークの活動に期待すると同時に、国の省庁間の連携をお願いしたいものです。
http://hffnet.hp.infoseek.co.jp/forums/3rd/kaeriyama003.html

行き過ぎた孵化放流事業の弊害も指摘されています。

サケ類が自然産卵している川を先ずまもる事が急がれると思います。後で回復するのは大変なことだとおもいます。

http://www.ks.hkd.mlit.go.jp/kasen/15/

http://www.env.go.jp/nature/saisei/law-saisei/kushiro/kayanuma.html

http://www18.ocn.ne.jp/~sarun/060127ka.htm

釧路湿原の蛇行復元については、
掘り起こした土砂で堤防のようになっている河岸を低くするだけで、自然の蛇行が始まるのではないか。
との意見もあり、実際そのようになりつつあるとの学者のコメントの報道もありました。

サケの稚魚が放された川のひとつの忠別川には、数年前に”多目的”ダムが建設されました。

私の故郷での出来事です。町は水道を引く計画はやめ、下水道を作る計画もしていません。

地方では、あれもこれもの時代はとっくに過ぎました。あれかこれかの時代です。
白老町の職員の方から10年以上前に教わったことです。現実は、あれもこれも出来ないというところかもしれません。

話を元に戻します。
最近気になっていることがあります。
スーパーで鮭(シロザケ)がほとんど売られていないのです。
変りにベニザケ(北洋産)が目立ちます。

ベニザケ資源の面から問題があるそうなのです。
http://blog.goo.ne.jp/shiroikumo_2004/e/450ccbd9f1a06907c027394400338af3

秋鮭はどこへ行ってしまったのでしょう。

分厚くぶつ切りにした塩鮭を焼いてたべたい!!
2枚に開いたものではないですヨ。
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素朴な疑問 ミサイル防衛網

2009-03-29 19:30:38 | 団塊ジジイの寝言

素朴な疑問 ミサイル防衛網

長らく疑問に思っていたことがあります。

報道によりますと、北朝鮮の弾道ミサイル(人工衛星だと言っている)が、間違って日本に落ちてきたら撃ち落そうと

迎撃のための「破壊措置命令」が発せられたという。

どの報道でもおおむねこの様な解説図を使います。


一見 ”なるほど”と思うかも知れませんね。
でも良く見ると、イージス艦やパトリオット迎撃ミサイルが、日本の国土にたいしてあまりにも大き過ぎます。

単なる絵なんだからと思うかもしれませんが……

海上自衛隊のイージス艦2隻を日本海に配備し、航空自衛隊の地対空誘導弾
パトリオットミサイル(PAC3)を秋田、岩手両県などに移動し迎撃体勢に入るといいます。と言うことは、

”北朝鮮が飛ばすといっている方向の地域に移動しなければ撃ち落せない”と思われます。

(素人でもごく普通に考えれば当たり前のことなのですが)

戦争なら今回みたいに発射が予告されるなどとういことは有り得ないことで。

しかしそうだとすると、日本列島 3000 kmをカバーするには何基のPAC3と
イージス艦何隻が必要になるのでしょう。

イージス艦のプラモデルなら税込み3750円だそうですが。

例の「あたご」の建造費用は1000億円とも1400億円ともいわれています。

点ではなく網(ネット)にするには何隻必要になるのか?

PAC3がどのくらいするのか、そのほかにもレーダーとかいろいろかかるでしょう。

PAC3の迎撃可能半径が20とか30Kmとの情報もあり、日本全土を防衛する
「網(ネット)」にするにはどのくらいお金がかかるのだろう。
仮に30Kmとすると、日本全国に60KmおきにPAC3が並ぶということになります。

しかも打ち損じをカバーするために、今回のように2列に並べるとその倍になります。

導入するだけではなく、人員・訓練費・隊員の宿舎などなど、それらをいつでも使える体勢を維持するのに

いったい毎年幾らかかるのだろう?現実的に考えて、可能なものなのか? 

技術的は、飛んでくるピストルの玉をピストルで撃つようなものともいわれ…

おいおい本当にだいじょうぶ?? 
世界第2の経済大国なんだそうだから まあ大丈夫か??

試験を2回やって1回は成功したというが、「此処からこれから発射します
撃ち落してください」とうい試験の可能性も十分ありえるでしょう。
試験なのだから。

普通の人は誰も見てはいないのだし。

あまり誰も言わない素朴な疑問です。


ご存知の方がありましたら是非お知らせ下さい。
柳田邦男さんが記者をやめてから、「科学記者」がいなくなった感じがします。

30日 もう少し調べました。

弾道ミサイル防衛システムの整備等について(防衛省)
http://www.mod.go.jp/j/library/bmd/index.html

成功したという護衛艦を改造した「こんごう」での試験のPR動画のナレーションには…

ハワイの米軍基地から発射された標的は予定のコースを飛んでいた…というナレーションもあり

「此処からこれから発射します撃ち落してください」は間違いないでしょう。

弾道ミサイルの脅威に備えて~BMD構想とその現状~ と題されたPRビデオによると…

弾道ミサイルを迎撃するには発射から、数分から十数分しか時間がない… としながら、

ペトリオットPAC-3は、移動できるので、事態に応じて機動的に展開できる… 

と述べているが、事態に応じるのに何日もかかったのでは実際の戦争には間に合わないのは明らかであり、矛盾しています。

さらにこのビデオでは、イージス艦とペトリオットPAC-3の2段構えで行うと言っていますが、

今回はイージス艦+ペトリオットPAC-3を2段、合計3段構えで配備するのは、PRビデオの自身満々の

ナレーションと大違いで自信の無さがうかがわれます。

ここしばらくで、運悪く?? 長らく疑問に思ってきた、ミサイル防衛網なるものがどんなものなのかが、

明らかになるかもしれません。注目していきたいとおもいます。

ミサイルで死ぬのも、我が家は建築基準法改正前の家なので、地震で家が潰れて死ぬのも、

介護難民になり火災で死ぬのも、解雇されて医療費が払えず死ぬのも、過労死するのも、

虐待を受けて死ぬのも、ホームレスになりのたれ死ぬのも、私にとって同じことです。

続きはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/shiroikumo_2004/e/73d56ef5202e167ff5419cebaf409e05




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自然観察会参加者募集~歩くスキーなどで早春の森野をネイチャーウォーク~終了しました

2009-03-25 15:18:06 | ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
■日  時: 3月28日(土)9時00分~12時00分(雨天・荒天中止)

■集合場所: ふるさと体験館「森野」 

        地図はこちら

■内  容: 木々が活発に活動を始めた、ふるさと体験館「森野」周辺の森を
         歩くスキーやカンジキで散策します。

■持ち物 : 歩くスキー一式(ある方は) お持ちでない方には体験館の備品
        (スキー板、ストック、スキー靴)を借用します。カンジキもあります。
        ※シーズン中は無料で貸し出ししています。
         
■参加費 : 大人500円 小中生250円(保険料含む)

■申込期限: 3月27日(金)午後4時まで 

■対  象: 一般

■定  員: 20名

■申込方法: 電話

■申込・問い合わせ先
        白老ふるさと2000年ポロトの森
               ビジターセンター内めむの会
        担当:有田まで 090-8938-1511

■主  催: ポロトの森ネイチャーガイドめむの会

24日下見をしてきました。

雪はたっぷりありますが、しまった雪なので靴に雪が入ることもなく快適に歩くことができました。

会員のうち3名が、歩くスキー初体験でしたが楽しく散策できました。初心者でも心配要りません。

靴・スキー・ストック 揃っていますので初めての方大歓迎!!

服装は普通の防寒衣料でOKです。

スキーで雪原を自然を観察しながらゆっくり歩く楽しさを体験してみてください。

運がよければ(当日までの天候しだい)、シラカバ樹液の試飲もできますよ!

まずは練習


歩くスキーでゆっくりとネイチャーウォーク

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ポロトの森自然観察会参加者募集~ポロトのスプリングエフェメラルと水芭蕉

2009-03-23 08:33:16 | ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
詳細はこちら→ポロトの森ネイチャ-ガイドめむの会

しばらくの間この様な方法をとらせていただきます。
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ポロトの森ネイチャーガイドめむの会のブログができました

2009-03-21 09:39:52 | ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
ポロトの森ネイチャーガイドめむの会のブログができました。

今まで個人的なこのブログを使用してきましたが、今後はこちらをどうぞ。
         ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/aoisoraok

全文を表示するには黄色い文字のタイトルをクックしてください。

今後もよろしくお願いいたします。
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萩の里自然公園にフクジュソウが咲きました

2009-03-20 21:13:01 | 植物(草本)の観察

久しぶりに太陽が出たので、「どうだろうと」と思って見に行きました。
17日にはまだ蕾だったので咲き始めたところでしょう。
まだ葉も開いていません。数株あるのでしばらく楽しむことができるでしょう。



フクジュソウは太陽に向かって咲き、陽が出なかったり寒いとしぼむそうでう。
光沢のある花弁と花の形は受粉をしてくれる虫を呼ぶために太陽の熱を集中させる、
パラボラアンテナの働きをしているのだそうです。
ある調査によると、なんと50%以上が太陽の方向に向きをかえるそうです。
中央部の温度は、気温より6度度も高くなることもあるといわれます。

フクジュソウ(福寿草)は、スプリングエフェメラル(春植物)といわれる、
春早くに咲く植物のひとつです。

萩の里自然公園のフクジュソウは、あまりにも込み入った樹木を数年前に伐採した
ところに突然?数株発見されました。眠っていた昔の種子が環境の変化で発芽したのではないか?
などと言われています。
白老でも昔は普通に山野にあったのではないかと思いますが、今では民家の庭で普通に見られ、
自生するものはごく限られた一部の場所だけだそうです。

カタクリもよく似た運命の植物かもしれません。

一昔前、白老は「山菜王国」といわれました。
今では、「行者にんにく」や「ウド(独活)」は、ほとんど見られなくなりました。
タラノキの生育適地は日当たりの良い荒れ地なので、「たらの芽」は当分大丈夫
かもしれませんが、散策路やフットパスでは、花を咲かせ黒い実を結ぶのを見る
のは少ないです。

白老では、「王国」に気をつけろ!! かもしれません。(苦笑い)

山菜といわれる植物との付き合い方も考えてみる必要があると思います。

(財)日本自然保護協会編集・監修(平凡社)の自然観察ハンドブックに
日本人の自然観の特徴と自然の見かたについて書かれています。
次の5つにまとめられるとそうです。

1.自然を詩的に見る 俳句や短歌か? 
2.自然の変化を好む 「四季のうつろい」好きですね!
3.自然にまかせる。 「水に流す」もこれに入るか?
4.自然を私物化する。
  日本人(和人)は定着型農耕民族であったために、「私の宅地」「私の庭」と
  ういテリトリーの中に、山野で選びとった山草を移植するようになった。
  「美しいもの、良いもの、珍しいものがあったら採ってみる。持って帰って
  飼い、植えるという行動パターン(抜き書き)
5.自然物の名にこだわる。
 「これ何ですか?」… 確かにそうですね。
  でも、名前が分らないと調べることができないとういこともあり、
  私は今でもこれから脱却できないでいます。

 どうかこの跡が、フクジュソウを選びとって持って帰った跡でないことを祈ります。
まだ土は凍っていますので「持って帰った」とすると昨年のことでしょう。
春植物は夏には地上から姿を消しますので、その前の事か、
印しをしておいて適当な時に「持って帰った」か??

ずーと この様な事が書かれる状態であるととうれしいです。

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静寂のクッタラ湖 続

2009-03-09 10:23:48 | そのた
クッタラ湖
http://www.shiraoi.net/n-html/page-kankou.html#3


クッタラ湖の水は、湖沼では水質・透明度ともに全国1,2を競うきれいな水です。

注ぎ込む川や流れ出す川はありません。



もし湖水が何らかの原因で汚れてしまったら、簡単に「水に流す」とはいかず
元に戻るにはかなりの時間がかかるのではないでしょうか?

幾つかのひどく大雑把な仮定をして計算してみました。

仮定1. 外輪山の内側の面積を四方嶺と窟太郎山の間隔を直径とする円として計算

仮定2. 年間降水量は下の値の平均値
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/annually_a.php?prec_no=21&prec_ch=%92_%90U%8Ex%92%A1&block_no=0133&block_ch=%93o%95%CA%8ER&year=&month=&day=&elm=annually&view=

仮定3. 外輪山の内側の降水量のすべてが湖に集まる(あくまでも仮定です)

湖の水量(容積)は、上のデータ0.491立方キロメートルを使用

湖の水が全部入替わるのに要する時間は、約41年となりました。
(最近かなりボケてきていますので間違っている可能性大-違っていたら教えて下さい)

実際は湖水の対流もありもっと長期間かかるのではないでしょうか?

湖水が汚れないよう大切にしたいものです。

私が毎日飲んでいる水道水はクッタラ湖の伏流水です。
(決りにより滅菌はしているそうですが)

白老の大事な資源のひとつでしょう。

http://sapporo.100miles.jp/karin/article/197

http://sapporo.100miles.jp/karin/article/197

付近の地図はこちら
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=422909&l=1411015


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静寂のクッタラ湖

2009-03-08 16:29:45 | そのた
3/5 冬のクッタラ湖を訪れました。
前日夕方天気予報を見ると、明日以降は数日荒れ模様なので急遽決めました。
地図・コンパス・弁当・水・非常食・カイロ・携帯電話・カンジキなどを用意して
現地へ着いたのは9:30。



最近人が数名歩いた足跡と少し古いスキーのあとがあり心強く出発。

エゾシカの足跡に誘われ山神さまへお参りしました。





このあたりから、登別温泉への旧道があるというのでそれらしきところを少しあるくと明らかに道の跡です。
冬は笹などの植物が雪の下になるのでよくわかります。


しばらく歩くと、道らしきものが右手からもう一つ交差。
写真は振り返って撮影したもの。
(写真右が歩いてきた道、左のキタキツネの足跡のあるのがそれ)


クッタラ火山大噴火の噴出物が固まってできた石を切り出した歴史があるとの
事なので搬出に使用した道かもしれません。

さらに進むと斜面を削って作った道の幅が少し先で狭くなり、
冬山の知識や経験が無い者として、
雪崩(おきる可能性などまったくわからない)が起きると怖いので
道から外れて右の尾根へ真直ぐ登る事にしました。



10分あまりあえぎながら一汗かくと、湖が見える尾根にたどり着く。


薄氷が見られますが、前面結氷はしなかったようです。



オオカメノキの冬芽がウサギのように見えます。尾根すじに数多くありました。
顔が花芽で耳は葉になるのでしょう。
葉脈が見えるので、裸で寒さに耐える「裸芽」です。


キタキツネの足跡が案内してくれているので、尾根のすぐ下も歩いてみました。
国有林の境界なのでいつか笹も刈ったせいかもしれませんが、快適に歩けました。
雪のあるこの時期ならではです。


右にクッタラ湖


左手には、登別から室蘭方面にかけてが見える場所もあり飽きずにあるけます。


尾根道が湖から離れて熊牧場の方向へ向かう地点にきました。
レイクハウス付近へ降りたいので立ち止まると、またもキツネが案内してくれています。
よく見ると「道」のように見えます。


数分進むと建物の屋根が見えてきました。他に建物は無いはずなのでレイクハウスと判断。


旧道らしきものはさらに先に続いていましたが、湖へ向かい斜面をくだりました。

11:15分(スタートしてから約1時間45分)湖畔に到着。


スノーモービルの新しい踏み跡がありました。

近くで聞こえた春の音をどうぞ。
http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_090308178343_1.htm


静寂のクッタラ湖
http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_090308178345_1.htm

レイクハウス横の駐車場で昼食をとりました。積雪はどの位でしょうか?


湖畔はエゾユキウサギの足跡だらけです。平地と斜面での足跡の違いを知りました。


谷を登るウサギの足跡


除雪された道路ばかり利用しているので、久しぶりに「吹き溜まり」を見ました。
懐かしさも感じました。


そろそろ湖畔とお別れです。


レイクハウスから約25分


観光道路をテクテク歩いていると、後ろから爆音が

スノーモービルが3台耗スピードで過ぎ去りました。

どこからあったのか、人の足跡とその跡を歩いたエゾシカの足跡の上を歩く。
シカも踏み跡の方が歩きやすいのでしょう。


晴れ時々曇りの天候にも恵まれ、
13:30、スタートから約4時間のウコーキングを楽しみました。
地図上でおおざっぱに測って7㎞位と思います。
歩くスキーなどで地獄谷から歩くのもいいかもしれません。



クッタラ(倶多楽)湖について

「クッタラ火山」と「登別化石林」
http://www.dreamfamily.jp/ds/noboribetsu/?b=1

以前はもっと見やすいページだったのですが…残念です。
公的な支援に値する内容だと思うのですが。

クッタラ火山
http://www.gsj.jp/Hokkaido/hgguide/VOLCANO/V8.HTM

クッタラ湖
http://www.shiraoi.net/html/see_3_3.html

付近の地図はこちら
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=422909&l=1411015
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早春の萩の里自然公園~春をみつけよう~ 終了しました

2009-03-01 23:29:06 | 萩の里自然公園
    早春の萩の里自然公園~春をみつけよう~

木の芽もふくらみ、動物の足跡、野鳥のさえずり…炭焼きの歴史と文化が息づく
里山を散策しましょう。
生き物たちの命の躍動と里山の歴史と文化を旅しましょう。

日 時:3月7日(土) 10時~12時

会 場:萩の里自然公園

※ 暖かい服装、滑りにくい靴を着用し、駐車場に集合下さい。

詳 細:白老町教育委員会社会教育文化財グループ 0144-85-2020


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ポロトの森自然観察会~カンジキで冬のポロトの森を散策~の様子

2009-03-01 21:41:12 | ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
ポロトの森自然観察会~カンジキで冬のポロトの森を散策~は終了しました。

好天に恵まれ、馬の背遊歩道を望岳台へ向けて快調にスタート


歩き始めるとすぐヤドリギがたくさん見ることができます。
アカミヤドリギ(実がオレンジ色)


ヤドリギは主に落葉広葉樹の幹や枝に寄生する常緑の半寄生樹木です。
宿主の養分や水分を吸い取りつつ自分でも光合成を行う…
と図鑑に書いてあります。

ヤドリギの果実は小鳥の好物で、種子の回りの粘液は糞として
出てくる時もネバネバしていて、木の枝の上で糞をすると枝の
上にくっつきそこに根を下ろすというのがヤドリギの生残り戦略のようでうす。

尾根道は、オロフレ山・ホロホロ山・白老岳と1000m級の山並み左手に見ながら快適に歩く。
オロフレ山


 ホロホロ山


 白老岳


参加者がクマゲラの食痕を発見。(萩の里自然公園でクマゲラを目撃された方です)


下にはノミで木に穴を開けたような木屑が落ちていました。


これは、エゾシカが集団で走った跡です。3mほどジャンプしていました。


一時間あまりで望岳台へ。個人的には白老から見る樽前山のかたちが好きです。


お湯を沸かしレモンティーとクッキーで一息いれました。


サクラの木の下に何かがバラバラ落ちていました。
よく見ると、サクラの芽です。


足跡も無いのでサクラの芽が大好きな鳥のしわざでしょう。
答 正解?↓(リンクが切れていたらごめんなさい)
http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008042501000652.html

ウソ↓
http://plaza.rakuten.co.jp/miyanooka/diary/200803190000/

冬のウヨロ川河畔でも、下手な口笛をフィーフィー吹いてうそぶくのを時々見かけます。
(写真まだ撮れていません)


広いところでは、「僕の前には道は無い 僕の後ろに道は出来る」
(今回のリーダーSさんの言葉です)を体験。


時間がある方は朗読をどうぞ。
高村光太郎 道程 ↓
http://t-koutarou.net/Entry/52/

キャンプ場では、めっきりと老いてきたバッコヤナギを見て「急に年を取ったね」
「バッコヤナギも、皆さん年を取りましたねと言っているよ」などと
初めての人も、知り合いの人も、和気あいあいの3時間でした。
バッコヤナギ(ヤマネコヤナギ)↓
http://www.kanayama-chip.com/dic/books/ba-tk.htm

最後に、ナナカマドに寄生したヤドリギを間近に観察して終了しました。

胆振東部森林管理署から参加記念として、間伐材で作った割り箸と首に掛ける便利なボールペン
ポロト自然休養林マップをいただきました。ありがとうございました。

来年はカンジキやストックをもっと沢山用意していただけるそうですので
是非多数ご参加下さい。

ポロト湖では残り少ない冬をワカサギ釣りで楽しむ人々でにぎわっていました。
ワカサギ釣りは3月8日(日)までだそうです。



*******************************

      ポロトの森自然観察会参加者募

     ~カンジキで冬のポロトの森を散策~

■日  時 2月28日(土)9時00分~12時00分(荒天中止)

■集合場所 ポロトの森ビジターセンター
        公共交通機関で参加される方は申込み時にお話下さい。

■対  象 一般

■定  員 20名

■内  容 カンジキを履いて、冬のポロトの森を望岳台目指して、
      往復約3kmの雪中カンジキウォーキングを楽しみます。

■持 ち 物 カンジキ、ストック、飲物等
     (カンジキやストックのない方には、森林管理署およびめむの会で準備します。) 

■参 加 費 大人500円 小中生250円

■申込期限 2月27日(金)午後4時まで 

■申込方法 電話

■申込・問い合わせ先 ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
           担当:有田090-8938-1511 

■共  催 胆振東部森林管理署

■主  催 ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
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