白老ではエゾヤマザクラが満開です。
萩の里自然公園のエゾヤマザクラの満開は5~7日程度早く満開となりました。
2020年5月9日の写真 ↓
散る木もでてきました。
桜散る2023 05 02
白老ではエゾヤマザクラが満開です。
萩の里自然公園のエゾヤマザクラの満開は5~7日程度早く満開となりました。
2020年5月9日の写真 ↓
散る木もでてきました。
桜散る2023 05 02
ナニワズ(難波津)の葉が枯れている。
いつもより少し早く咲き始めたナニワズだが、
殆どの株で葉が枯れている。
昨年12~1,2月には殆ど雪がなかった。
最低気温が-15℃以下もしばしばあった。
水分を極力減らして耐えたようだが、「凍傷」かもしれない。
以前にも少しはあったがこれほどひどい事は初めてだ。
近くに樹名表示を移動させようと思うのだが、まともに咲きそうな雌株が見当たらない。
キハダ(木肌)の実がまだ木に残っている。
ミカン科の木なので実は柑橘系の香りがしてやや苦味がある。
良く熟すと酸味も甘味もあるという。
ツグミ、ヒヨドリ、ウソ、オオマシコ、なんとエゾモモンガも食べるという。
先週雪の上に落ちているのを見つけた。
ウイマㇺ文化芸術プロジェクトの催しで、マユンキキさんにいただいて食べた「キハダの実が入ったトウモロコシとカボチャの煮物」の再現を試みた。
水と熱湯で洗って水で戻して煮たカボチャに混ぜてたべたが、それなりに美味しかったが何かが違った。
アイヌ生活文化再現マニュアルによると、
「霜が降りて実が黒くなってから採り、柄についたまま乾燥して保存し、一粒ずつ柄から外してあらかじめ2~3日ほど水に浸して、やわらかくしておきます。
冷めた状態から、沸騰ふっとうさせずに弱火でゆっくりと熱を加えて煮ます。火が通り、噛かんでみてやわらかければ、煮たカボチャと混ぜます。
カボチャが完全に崩くずれたら完成です。一晩おいて、冷ましてから食べます。」 と書いてある。
香り付けに入れた白菜の漬物も食べたことがあるが、優しい柑橘系の香りがして美味しかった。
久しぶりの投稿になります。
読んで下さっている方、コロナ 大丈夫でしょうか?
自分用の食糧(笑い)の買出しの序に、ヨコストのクマヤナギの様子を見てきた。
丁度、今年の花が咲き始め、去年の実が黒く熟し始めているところでした。
黒い実を食べてみると、かすかに甘く柿に近いかすかな香りがしました。
調べると果実酒になり、葉は薬用にされるという。
クマヤナギ(熊柳) クロウメモドキ科
北海道から九州の山地に生える落葉つる性樹木
花はその年に枝の先の方の葉腋などから円錐花序を出し、8~9月頃直径4ミリほどの緑白色の花を多数密につける。
果実は長さ5~7mmの楕円形で、翌年緑色から赤色になり、花の咲くころ黒く熟す。2年がかりで種を作る面白い植物です。
ちょうど実が黒くなりつつあるところでした。黒くなった実が熟して落ちると、花序は枝では無いので枯れるようです。
花(見えるのは萼だそうです)は開いているようでうすが接写の出来ないカメラなので良く分りません。
名の由来は、葉がヤナギのように見え茎が熊のように強いからクマヤナギとついたという
別名には、クマフジ、クロガネカズラ、イボタヤナギなど
同じクロウメモドキ科のエゾノクロウメモドキは、
かなり苦いが甘みもありエゾヤマザクラのサクランボに近いが、仲間のクロウメモドキの果実には「ケンフェロール、エモジン、クリソファノールなどが含まれ、いずれも大腸刺激性の瀉下作用がある。漢方では通便・清熱・消癥の効能があり、水腫や腹部脹満感、腹部腫塊、齲歯の痛みなどに用いる。」とある。
エゾノクロウメモドキ
エントランス広場のハルニレ
ハルニレ(春楡)・アカダモ・ニレ・エルム(英語)・チキサニ(アイヌ語) ニレ科
平地の沢沿いなどやや湿った肥沃な土地の生える、高さ30m、太さ1.5mにもなる落葉高木。
北海道を代表する木ではないかと思う。白老でも平地に多い木です。
白老駅前の巨木 白老出身の歌人 満岡照子の歌碑がある。
アイヌ民族の利用などは、「アイヌと自然デジタル図鑑」をどうぞ!
http://www.ainu-museum.or.jp/siror/book/detail.php?book_id=P0298
4月の初め、今にも咲きそうな感じだったのですが時間調整しているようです。
4月の下旬開花か?
葉よりも先に咲く、花弁が見えない地味な花です。
5月下旬 実が沢山付いています。
6月10日 開き始めの葉が見えます。
若葉
樹皮
クワガタの仲間はハルニレの樹液が好きなようだ。
葉は黄葉する。 左右非対称なのが特徴。
エゾシカは樹皮を好んで食べるようだ。
地上に露出した根まで食べている。
困ったものだ。
萩の里自然公園の中央通りを歩いていたら、雪の上に何かの種?が落ちている。
見上げるとサワシバの花穂だ。種は9~10月頃熟すというがまだ沢山残っている。
しかし、種が入っていないものが多いようだ。
サワシバ カバノキ科
沢沿いに生える落葉広葉樹。大きくても高さ12m程度だという。
萩の里では大きくても5m程ではないだろうか。
同じ木雌雄別々の花をつける。(雌雄同株・雌雄異花)
5月に開花 左が雌花、右が雄花。 葉は花と同じに展開する。
葉は脈が美しい。
6月
花穂は鱗片がゆるく重なり合い、蓑のように垂れ下がる。鱗片が種を包んでいるようだ。
10月 葉は黄葉する。種は熟しているという。
12月末頃
雪の上に落ちていたので分解して見た。5m程の種が鱗片に包まれている。
冬芽 互生 鱗芽 4稜がある。
樹皮は浅い菱形の“裂け目”がある。
萩の里自然公園では良く見かける。材は硬いようだ。 日陰にも強いようだ。
昨年秋の天候がおかしかったせいか、葉を落としそびれた?ヤマモミジがあちこちで見られた。
その1本が葉を落とし始めた。いよいよ新しい芽吹きの邪魔になってきたからかもしれない。
正常な落葉 11月初め
カンボクの花が咲いています。
平地~山地に生え、高さが3~5メートルになる落葉樹。
中心部に多数ある小さな両性花は未開花だが、ひと足早く白い装飾花をつけていました。
林縁などで見られるが林内では見られない。淘汰されてしまうのだろう。
中央通りの沿いにあるカンボクは今年低い枝が枯れた。エゾシカが枝先や葉を食べているのかもしれない。
秋には赤い実が目立つが、口に含んでみたら、不快な酸っぱさがして吐き出した。毒ではないようだが食べられない。
大きくならずに花も実もきれいなので、公園としては大切にしたい木だ。
2013年度に皆伐した実験地の様子の変化
2014年6月4日
2015年5月15日
2016年5月17日
2017年5月17日
2018年5月14日
実験地からの眺望 2018年5月14日
2103年伐採したハウチワカエデの“ひこばえ”(萌芽)が、初めて開花しました。
ハウチワカエデ 伐採時の胸高直径8㎝、樹齢35年
昨年秋の樹高150㎝
2013年秋から冬に皆伐した萩の里自然公園の実験地。
今年5年目を迎える。
エゾヤマザクラの“ひこばえ”に今年初めて花が付きました。
親木のデータ:胸高直径14㎝ 樹齢43㎝
“ひこばえは”は、1年目にエゾシカが侵入して食害を受けたが復活。
株立ちしたエゾヤマザクラはほとんど見ないので、生き続けるはまだわからない。
強い風が吹かなかったせいか、エゾヤマザクラの見頃が続いています。
昨日6日 雨の桜
今日7日 夕方
センターハウス付近の桜
咲いているのはエゾヤマザクラ
これから咲く桜、カスミザクラ、チシマザクラ、ミネザクラ と続きます。
昨日はボランティア管理人でした。
除雪・氷割り、と湿雪で折れたエゾニワトコの木の手入を実地。
エゾニワトコの樹皮もエゾシカが食べるので、食べられる前にネットでガードでガードしなければ。
オーシャンファームのエゾニワトコは完全に食べられていました。
エゾニワトコ
公園にとっては大切な木だ。 4/28
6/5
7/24
木々がすっかり葉を落とした散策路を歩いていると、
何度も歩いているのに気付かなかったことに気付いたりする。
中央通り、夏にはシラネアオイが群生するすこし先で
変な根をしたイタヤカエデの木を見つけた。
なぜこんな根になったのだろうか?
18日の下見に、2004年の台風18号被害地の横をあるいていたら、見慣れない木を見つけた。
大きな葉がまだ残っている。
大きな花芽のようなものが、空に向かい立っている。先が尖った実が付いている。
樹皮
周囲を探すと葉が見つかった。大きな葉だ。 柄を含めると30㎝ほどある。
葉の裏には、綿のような毛が密生している。
葉の表
さらに探すと、殻だけの実が見つかった。
もう10年も前になるが、アイヌ民族の有用植物の調査の時に、石山の町営牧場で、
紫の花を空に向かって真っすぐ塔状に付けた桐の木を見た。花芽の付き方が似ている。
調べると桐の木であることがわかった。
キリ(桐) ゴマノハグサ科
原産地は不明で、日本でも古くから栽培されており、北海道南部から南の各地で野生化している。
桐というと「桐の箪笥」が思い浮かぶ。
材は、軽量・狂いがない・乳白色の木目が美しい・吸湿性に優れ・防虫効果もある事などから高級家具材となる。
「娘が生まれたら桐を植える」という事を聞いたことがあるが、成長が速く15年程で8~10mの成木になるという。
台風があった2004年からもう13年過ぎたので、桐が実を付けても不思議ではない。
一本杉の近くに昔民家あったと思われ、気付かなかったが付近に植えられていたのかもしれません。
本州から開拓に入った方が、杉の木と一緒に付近に植えたものの子孫かもしれません。
すぐ近くにもう一本ありました。
花は6月開花だという。来年が楽しみだ。