冬のウヨロ川自然観察会は、前日までの大荒れの天気も回復し、
久しぶりの寒さと青空のもとで行われました。
「産卵を終え死んだ鮭がその後どうなっているか?」などという、
ふつうには無い観察会に、30名を超える参加予約があり大あわてをしましたが、
参加者の皆さんのご協力おかげで何とか無事終了できました。
感謝します。
観察会のテーマは、「サケの一生と森(河畔林)・川・海の栄養循環」と
「いろいろな工夫をして寒さに耐える木々の冬芽」です。
また、アイヌ民族博物館の研修生の皆さんが、幾つかの木の利用法の解説して
くださいました。ありがとうございました。
不勉強と話べたで、自然産卵が行われている川と、河畔林の大切さが分かって
いただけたかはかなり心配ですが、冬の川の意外な魅力の幾つかを感じて
いただけたのではと思います。
オーシャンファームを歩く
頭と皮だけになったサケの死骸と、オオワシかオジロワシのものと思われる大きな足跡
昨夜のNHKプライムHで、オオワシがサケと思われる大きな魚を”ワシづかみ”にして飛ぶのを見ました。
浅瀬からサケの死骸を河原に引上げるのはオオワシなのかもしれません。
私の謎の一つの答えが見つかったようです。
オオワシが参加者の真上を大きく何回も旋回してくれました。(この写真は別の日のものです)
飛び去る姿はしばしば見ることができますが、近くを長時間飛んでくれるのはまれです。
オジロワシも数羽飛んでいました。オオワシよりも人間を警戒するようです。
大きな拍手と、「たくさん見に来たのでサービスしてくれたんだよ」との声も。
美しい姿に感激しました。
※いつも観察会のあとで、伝えるべきことの半分も伝えられなかった自分のふがいなさに落込むのですが、
自然の美しさを参加者と共に感じることで続けられるのだと思います。
遡上が少なかった今シーズンは、河原や浅瀬にサケの死骸がほとんど見当たりません。
故郷に帰るんべき時期まで食べ物があるのでしょうか?
必要に迫られてカモメなどを襲う事があるかもしれません。
アイヌ文化におけるアオダモの利用について解説教えていただいている様子。
牛の頭蓋骨を掲げる小学生。あちこちココなどで有名な頭蓋骨です。
時ならぬ雨のあとの牧場は、あちこちがスケートリンク状態でしたが
皆さん怪我もなく終了できました。
この観察会を開催するにあたり、以下は大いに触発されたり、「先生」になっていただきました。 (出来の悪い生徒ですが)
サーモンミュージアム
http://www.food.maruha-nichiro.co.jp/salmon/environment/index.html
温暖化シナリオの警鐘
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000520810070002
最近、思うこと 帰山 雅秀
http://www.hokkaidofreshwaterfishconservation.net/forums/1st/kaeriyama001.html
サンル川Now
http://seseragi55.blog64.fc2.com/
川の自然の再生へ -キーワードは『流域』を見渡す視点と物質循環-
http://hokkaidofreshwaterfishconservation.net/forums/7th/abstract07_3.html
(北海道淡水魚保護ネットワーク)
http://hokkaidofreshwaterfishconservation.net/index.html
北海道工業大学 環境デザイン学科 環境生物学研究室 柳井ゼミナール 卒業論文
柳井先生は白老で講演をしてくれました。
http://www.hit.ac.jp/~yanai/contents/graduation_thesis_01.htm
苫小牧民報HP 森と私たち 緑を見詰める研究者
http://www.tomamin.co.jp/kikaku/04/mori/mori0804.htm
【白老】古里アヨロにドングリの森を 苫小牧民報記事
http://tomamin.co.jp/2002/tp020926.htm
イトウすむ尻別川の生態系を支える河畔林
http://homepage3.nifty.com/huchen/Obirame/benkyoukai/nagasaka/nagasaka.html
天塩川流域懇談会
http://www.as.hkd.mlit.go.jp/tesicon/kondan05.htm
河畔林管理に関する北海道開発局の取り組み
http://kankyou.ceri.go.jp/images/20070131workshop/pdf/tuji.pdf
オオワシ
http://www.biodic.go.jp/rdb_fts/2000/73-032.html
オジロワシ
http://www.biodic.go.jp/rdb_fts/2000/73-108.html
斜め読みしただけで、勉強不足は否めませんね。(反省は猿でもするか?)