白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

冬のウヨロ川自然観察会の様子

2009-01-24 17:09:27 | ポロトの森ネイチャーガイドめむの会

 冬のウヨロ川自然観察会は、前日までの大荒れの天気も回復し、
久しぶりの寒さと青空のもとで行われました。

「産卵を終え死んだ鮭がその後どうなっているか?」などという、
ふつうには無い観察会に、30名を超える参加予約があり大あわてをしましたが、
参加者の皆さんのご協力おかげで何とか無事終了できました。
感謝します。

観察会のテーマは、「サケの一生と森(河畔林)・川・海の栄養循環」と
「いろいろな工夫をして寒さに耐える木々の冬芽」です。

また、アイヌ民族博物館の研修生の皆さんが、幾つかの木の利用法の解説して
くださいました。ありがとうございました。

不勉強と話べたで、自然産卵が行われている川と、河畔林の大切さが分かって
いただけたかはかなり心配ですが、冬の川の意外な魅力の幾つかを感じて
いただけたのではと思います。

オーシャンファームを歩く


頭と皮だけになったサケの死骸と、オオワシかオジロワシのものと思われる大きな足跡



昨夜のNHKプライムHで、オオワシがサケと思われる大きな魚を”ワシづかみ”にして飛ぶのを見ました。
浅瀬からサケの死骸を河原に引上げるのはオオワシなのかもしれません。
私の謎の一つの答えが見つかったようです。

オオワシが参加者の真上を大きく何回も旋回してくれました。(この写真は別の日のものです)
飛び去る姿はしばしば見ることができますが、近くを長時間飛んでくれるのはまれです。
オジロワシも数羽飛んでいました。オオワシよりも人間を警戒するようです。




大きな拍手と、「たくさん見に来たのでサービスしてくれたんだよ」との声も。
美しい姿に感激しました。

※いつも観察会のあとで、伝えるべきことの半分も伝えられなかった自分のふがいなさに落込むのですが、
 自然の美しさを参加者と共に感じることで続けられるのだと思います。
 


遡上が少なかった今シーズンは、河原や浅瀬にサケの死骸がほとんど見当たりません。
故郷に帰るんべき時期まで食べ物があるのでしょうか? 
必要に迫られてカモメなどを襲う事があるかもしれません。


アイヌ文化におけるアオダモの利用について解説教えていただいている様子。


牛の頭蓋骨を掲げる小学生。あちこちココなどで有名な頭蓋骨です。


時ならぬ雨のあとの牧場は、あちこちがスケートリンク状態でしたが
皆さん怪我もなく終了できました。


この観察会を開催するにあたり、以下は大いに触発されたり、「先生」になっていただきました。 (出来の悪い生徒ですが)

サーモンミュージアム
http://www.food.maruha-nichiro.co.jp/salmon/environment/index.html

温暖化シナリオの警鐘
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000520810070002

最近、思うこと 帰山 雅秀

http://www.hokkaidofreshwaterfishconservation.net/forums/1st/kaeriyama001.html

サンル川Now
http://seseragi55.blog64.fc2.com/

川の自然の再生へ  -キーワードは『流域』を見渡す視点と物質循環-

http://hokkaidofreshwaterfishconservation.net/forums/7th/abstract07_3.html

(北海道淡水魚保護ネットワーク)

http://hokkaidofreshwaterfishconservation.net/index.html
  

北海道工業大学 環境デザイン学科 環境生物学研究室 柳井ゼミナール 卒業論文
柳井先生は白老で講演をしてくれました。
http://www.hit.ac.jp/~yanai/contents/graduation_thesis_01.htm

苫小牧民報HP 森と私たち 緑を見詰める研究者
http://www.tomamin.co.jp/kikaku/04/mori/mori0804.htm

【白老】古里アヨロにドングリの森を 苫小牧民報記事
http://tomamin.co.jp/2002/tp020926.htm

イトウすむ尻別川の生態系を支える河畔林
http://homepage3.nifty.com/huchen/Obirame/benkyoukai/nagasaka/nagasaka.html

天塩川流域懇談会
http://www.as.hkd.mlit.go.jp/tesicon/kondan05.htm

河畔林管理に関する北海道開発局の取り組み
http://kankyou.ceri.go.jp/images/20070131workshop/pdf/tuji.pdf

オオワシ
http://www.biodic.go.jp/rdb_fts/2000/73-032.html

オジロワシ
http://www.biodic.go.jp/rdb_fts/2000/73-108.html


斜め読みしただけで、勉強不足は否めませんね。(反省は猿でもするか?)

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冬のウヨロ川自然観察会終了

2009-01-14 22:20:46 | ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
終了しました。
秋に遡上した鮭たちは今どうなっているのでしょうか?
もう一つの命のドラマと、寒さに耐える河畔の木々を観察します。

「日時」  1月24日(土)9時00分~12時00分(荒天中止)

「集合場所」 白老町 萩の里自然公園駐車場 JR萩野駅から徒歩15分

「対象」 一般

「定員」 20名

「持ち物」 長靴、防寒服、双眼鏡・ストック(有れば)

「参加費」 大人500円 小中生250円

「申込期限」1月23日(金)午後4時まで 

「申込方法」 電話

「申込・問い合わせ先」ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
           担当:有田090-8938-1511 

「主催」 ポロトの森ネイチャーガイドめむの会














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白老のアフンルパロは残る

2009-01-12 12:33:29 | 団塊ジジイの寝言
1月5日 以前から一度見てみたいと思っていた冬の倶多楽湖へ行ってきました。
湖全体を見渡せる場所を探ししながら外輪山の尾根伝いに歩きました。
尾根は国有林とそれ以外の山との境界なのでしょう、
何年か前に笹を刈ったらしく比較的容易に歩くことが出来ました。
外輪山から湖は、急なすり鉢状にはなっていますが、
やはり樹木の間からしか見ることが出来ませんでした。



今度は、車が通らない静寂の倶多楽湖畔(観光道路)を歩いてみたいと思います。

しかし、こんなものを見つけました。
倶多楽湖公園線交付金工事用地測量業務 平成17年2月調査





昨年秋にエコシャトルバスモニター運行実証実験の事が新聞に載りました。

http://www.env.go.jp/earth/ondanka/kyogikai/meibo/01_hokkaido/11_shiraoi_tr.html

このルートはほとんどが登別市のエリアだし… レイクハウスも閉店し、
観光シーズンはほとんど終わりだし、利用者数やBDF燃料消費量、走行距離など…??

ずっと頭に引っ掛かっていました。これが関係している??
北海道にも白老町にも、自前のお金は無いわけなので。
そうだとすると実に悩ましい現実です。

一般道道350号倶多楽湖公園線
この道路は白老町に入ると道幅が狭くなり観光バスがすれ違うのはむりでしょう。
詳しくは↓
http://www.hokkaido-douro.net/dodo/r350/1.html


このなかに何か書いてあるかもしれないのですが、300頁を超えるので探すのはやめました。

http://www.mlit.go.jp/hyouka/pdf/nendo/15bessatsu.pdf


折角ガソリンを焚いて登別まで来たので、帰りに登別漁港に寄ってみました。




登別・白老(虎杖浜)地域マリンビジョン計画の具体化によってはアフンルパロがなくなるかもしれないと、
心配されましたがどうやら大丈夫のようです。

マリンビジョン計画 http://www.city.noboribetsu.lg.jp/topics/marin20060615.htm
http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_gyoko/mv21_appearance.html

国の事業?なので、役場も詳細を把握していなかったとうい事かもしれませんが…
でも、当然協議会のメンバーに役場が入っているのですが…
計画のイメージがあるだけで、あとはその年度までに決めれば良いという事なのかもしれません。
登別・白老(虎杖浜)地域マリンビジョン計画についいて、白老町議会産業建設常任委員会が
以下の調査報告書を議長宛提出しています。議会も19年まで知らなかったようです。
http://www.town.shiraoi.hokkaido.jp/ka/gikai/kaigiroku/kaigiroku19/tei/1tei/3-23/28.pdf

”補助対象の○分の1以内の金額”の部分が気になりますが。

港にはFRP製の廃船が転がったりして使用されていない場所もあり、
具体的に漁港及び周辺はどうなるのでしょう? 
アフンルパロは具体的にどうなるのでしょう?
アイヌの人々にとっては神聖な場所だと思います。
当時の「雰囲気」も重要ではないかと思うのですが。
かなり深く掘ってあるのですが、付近を造成中の岸壁のレベル(高さ)で
平らにしようとすると埋まってしまいます。
今のところは、やっつけ仕事としか見えません。
とにかく見えるように穴をポッカリ掘った状態からどうしたらよいのか。
関係者が協議して最終的なかたちにした方が良いのではないかと思いますが。
(残すことが決まっていれば、港の工事と一緒にやれば無駄がないのではと思うのですが)

登別の「アフンルパル」は、アイヌ民族の近代からの歴史を象徴しています。

今後も注目します。

アフンルパロのオニヤブソテツ



昨日の北海道新聞の1頁全幅の下段約18㎝を使い、ニッポンの全ての屋根に太陽光発電を!
2009年1月13日、いよいよ募集開始。募集説明会の日程が書いてあり、
詳しくはホームページを(電話番号も書いてありません)

の広告が載りました。有限責任中間法人 太陽光発電協会
太陽光発電普及拡大センター
http://www.j-pec.or.jp/

今日見たら
http://www.jpea.gr.jp/meeting0901.html
”下記募集説明会の参加事前登録につきましては、定員に達したため受付を終了しております。”と書いてあります。
説明会に参加しないと一般の人は応募は難しいのでは?

昨日の広告は何だったの???

実際は一部の関係者にはすでに情報が流れていたのでしょう。

何かしら虚しさみたいなものが心に残ってしまう1日になりそうです。

有限責任中間法人


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白老山岳会の「氷瀑ツアー」終了しました

2009-01-01 14:07:25 | 白老及び近郊のイベント
対  象:小学生(3年生以上)~ 一般

日  時:2月8日(日曜日) 8時~14時 ※荒天中止

訪れる滝:下見で氷の状態等を確認して決定します。

集合場所:白老町役場駐車場 (7時55分まで受付)

持 ち 物:昼食 飲み物 一般的な防寒装備 長靴
    (ある人はスノーシュー、カンジキ)ストック おやつなど

参 加 料:500円(保険料)

定  員:50名(定員になり次第締め切ります)

詳  細:白老山岳会 鈴木 0144-83-2888



毎年好評のツアーです。氷と天候に恵まれるといいですね!

 山北沢の滝    2005/02/13


 カジカ沢の滝   2005/02/13



 ツアーの様子   2005/02/13

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