白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

伏せ焼き体験結果

2012-07-14 16:05:36 | 炭焼き

伏せ焼き体験 途中経過 2 地球温暖化を考える??の結果です。

7月13日 降り続いた雨も上がり炭窯を開けてみました。

新しい試みがどうやら裏目にでたか、やはり密閉して酸素を断つのは難しく、出来た炭が2日間で少しずつ燃えたようようだ。軽石混じりの土で密閉するのは難しい。

 

 

 

収穫はこれだけでした。

 

 

炭って面白い…

虫が木を食べながら移動した跡がくっきり残っています。

 

萩の里自然公園の20か所を超える炭窯跡の一つです。右奥が炭窯跡・手前は炭を加工したり、袋に詰めた場所と思われます。

 

炭のかけらが露出しています。木は炭になると腐らない。

 

炭焼きに興味のある方は、「萩の里炭焼き物語」をどうぞ。

 

駐車場からセンターハウスまでにある炭窯は、裸で恥ずかしそうに見えます。

 

 

 

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伏せ焼き体験 途中経過 2 地球温暖化を考える??

2012-07-12 12:03:22 | 炭焼き

伏せ焼き体験途中経過 の続きです。

4時起きで、5時15分炭窯に火を入れました。一時間ほどで、焚火をしなくてもやや茶色見を帯びた乳白色の煙がモクモクト上がるようになりました。空気口となる煙突を挿入して、たき口を土で塞ぎます。

空気口や煙突の開口面積を調節しながら、”消えない様に燃えないように”煙の温度を80~90℃に保つと煙が徐々に少なくなり色が白くなり、約10時間、さらに紫色を帯びてきました。

燃焼と炭を作ることの違いについて 

この頃から、空気口をほとんど閉めた状態でも煙の温度が勝手に徐々に上昇するようになり180℃にもなります。1時間後、煙が青くなりさらに透明に近づきました。

 

 空気口も煙突も全開にして約20分煙の透明度が上がった。炭窯の形状から煙突手前の隅が生焼け状態で残るので完全に透明にならないのだろうと想像しています。

 

19時30分 空気口はそのまま埋め、煙突は引抜き埋めます。

白老のこの付近は、地面を10㎝ほど掘ると1m以上下まで軽石ばかりです。どこからか、炭窯の内部に少しずつでも空気が入ると、炭窯の中に炭が残らず「灰」だけが残る事になってしまいます。いくつかの工夫をしましたが、「炭ができるか?灰ができるか?」 冷却後、炭を掘り出すのが「楽しみ??」です。

今日は一日やや強い雨なので明日以降になるでしょう。 

 

炭焼き2日目は、煙の温度を定期的に測定し、空気口や煙突の開度を調節することが主な作業なため案外暇だ。だから色々な事を考える。

間伐が地球温暖化防止につながると言われますが、間伐された木がすべて山に放置されているのを国有林などで見かけます。山から出しても経済的に合わないからだそうだ。又、木の末の10㎝にも満たない細い部分は建築用材はとしても、パルプ(紙の原料)にもならないらしく山に放置される事が多い。薪としても好まれないようだ。山に放置された木は、やがて分解し二酸化炭素を放出します。ごく一部が土壌に蓄積されるだけだとも言われます。

 

 又、植林しても直接的に地球温暖化防止につながるわけではなく、植えた木がCO2を吸収して大きくなり、その木材で家を建て、古くなって取り壊したら、ペレットや薪・炭など燃料として使い、その分化石燃料を減らして初めて地球温暖化防止につながるのではないだろうか? 地球上すべてを森林にする事も不可能だ?? 

 なぜここで炭を焼くのか?? 山に捨てられる運命にあった木で炭を焼き、使う事により、炭を焼くために伐採される木が減れば地球温暖化防止につながる。などと屁理屈を並べてみたりします。

実際は、①亭主元気で留守がいい。②メタボが改善してピンピンコロリ… ③焼いた炭で、イカの一夜干し、アキサケやサンマの塩焼きを食べたい!! 

森林は二酸化炭素を吸収しない 

地球温暖化と間伐の関係について

 

 

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伏せ焼き体験 途中経過

2012-07-10 09:35:54 | 炭焼き

伏せ焼き体験 途中経過

昨日、点火までの作業を予定通り終えました。仲間のアイデアで新しい試みもしました。

吉と出るかその逆か…?

 

 

明日の天気予報には、雨は無いようなので明日予定通り炭化作業を行い、窯を密閉します。

 近いうちに、お花炭もやってみたいな~

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伏せ焼きで炭を焼いてみませんか?

2012-07-08 20:17:03 | 炭焼き

伏せ焼き炭を焼く体験をしてみませんか?

急話ですが、雨が降らない日が続きそうなので、明日から炭焼き実験(伏せ焼き)を行います。過去の様子

今回は徹夜をしない工程にしました。参加者・見たい人歓迎します。一部でもかまいません。

7月9日(月)9:00頃から 準備 窯の整備~点火前まで (窯内部の様子を見ることができます) 

7月10日(火)予備日 (9日に準備が終らなければ) 

7月11日(水)早朝5:00 ~ 夕方 窯密閉 (炭化作業の様子・温度測定・空気口の調整など。)

冷却時間が必要です。炭取り出し 早くて、7月12(木)午後(未定)焼いた炭を取り出します。

場所:ウヨロ環境トラストの森

 

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ウヨロ環境トラストの森の夜明け

2009-06-01 20:22:57 | 炭焼き

5月30日からウヨロ環境トラストの森で、伏せ焼きという方法で炭を焼いてみようと思いましたが天気予報が雨なので29日からやりました。
炭を焼くには一晩徹夜になってしまいます。空気口と煙筒の開度と
煙の温度と色を監視し記録を取ります。
まだ実験みたいなもので、なかなかうまくいきません。
ある程度うまく焼くには、データが必要だろうと思います。
徹夜で何時も楽しみなのは、夜が明け始める頃です。
真夜中の静寂…野鳥が鳴き始め、徐々に種類が増えて、天気が良いと大合唱になります。
雨が降りそうな天気でしたが、3:30頃から、オオジシギ、ツツドリ、アカハラ、カッコウなどが順に加わりました。
鳥はほとんど知りませんのでその他は分りません。5時を過ぎると、ウグイスも加わりました。
その様子をどうぞ(ボリュームを上げてお聞き下さい)



トラストの森では、ミヤマザクラ(深山桜)が満開です。




ヒロハノヘビノボラズ(広葉の蛇登らず)も満開で、ミツバウツギ(三葉空木)が咲き始めです。
ヒロハノヘビノボラズ


ミツバウツギ


萩の里自然公園では山菜として採られてしまい、散策路ではその花をほとんど見ることができなくなった、ユキザサ(雪笹)が咲いています。




ズダヤクシュ(喘息薬種)も満開です。


肝心の炭の方は、頭の準備が出来ていなくて、前回よりもうまくはいきませんでした。雨がやんだ6月1日、炭を取り出しました。

久しぶりの一晩の徹夜……改めて年齢を感じさせられました。

昔の炭釜の跡に咲くオオバナノエンレイソウ。

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伏せ焼き(カラマツで炭を焼く)

2008-09-26 21:09:20 | 炭焼き

2008/09/21 ウヨロ環境トラストのウヨロ小屋のそばで、炭を焼きました。
今月のスケジュールを考えるとこの日から始めるしかないと2日前に決めました。

第3回目の挑戦です。今回はうしろ半分以上をカラマツを配置して焼きました。


前回の反省から、焚口付近もシートで覆い空気を遮断する、空気の調節を確実にするため空気口として
煙筒を埋めるなど幾つかの工夫もして見ました。

トラストの活動日でもあり、日中に会員の協力を得て、17:00には炭材に着火しました。



30分毎に煙の温度を測定し、空気量を調節、空気を最小限に絞ってからは
煙の量を絞り温度を100℃程度に調節してみました。

着火後約10時間(3:30)、煙突を1/4程度ふさいだ状態でも温度がじわじわ上昇し始めました。

05:30頃、かなり明るくなり煙が低くたなびいているのが見えました。


06:00(着火後13時間)これが紫色かな… 炭化が終わったと判断し、精錬を開始。



空気口・煙突の両方を全開にして約40分、06:40 煙がほぼ透明に。


煙突も引き抜き、窯全体を密閉して冷却にはいる。


このまま1日冷却するのですが、翌日は「イコロの森」で本格的炭焼き窯を建設中で
見学できるとの事で、翌日の23日は澄み出しを中止しもう一日放置することにしました。

イコロの森では、炭窯の天井の形をつくるための「生材詰込み」の作業が行なわれていました。


一部を手伝わせていただきました。



午後からは、森の学校の原田校長先生の案内で、イコロの森のフォーレストウォッチングをさせていただきました。




フォーレストウォッチングから戻ると、土張り作業が行われていました。
一番奥の、ブルーのシャツ・濃紺のズボンの方が
イコロの森ガーデン(株式会社ラウムランドスケープ) 代表取締役 
本職は、株式会社 アトリエアク の代表取締役 鈴木敏司氏と思われます。
TVでもお顔を拝見していますので間違いないでしょう。
ほぼ、付き切りで見守っていらっしゃいました。

見学はここまで。カラマツの間伐材を炭にするそうです。どんな炭になるか注目です。

翌24日、「伏せ焼き」の方は炭出しです。
一日多く放置したので、密閉が不完全で窯に空気が入っていれば、全てが灰です。
何とか炭が残っているようです。


焚口から50㎝ほどは灰になっていましたが、あとは大丈夫。


60~70%程度が炭になったようです。
煙突の前数本は今回も一部が生焼けでした。
炭になったのは、ほとんどがカラマツです。


カラマツの炭  軽くて軟らかです。


カラマツが良くかたちを保ち炭になってくれたと思います。
使い物になるかどうか?? なるべく早く使ってみたいと思います。

この辺りが、自分でやれる限界かもしれません。

1回目


2回目


今回


炭を焼くのは難しいです。

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伏せ焼きに挑戦(2回目)-結果は?

2008-06-23 21:21:47 | 炭焼き
6月21日(土)
焚火の会に便乗して行なった炭焼き(第2回目の挑戦)は、雨も殆んど降らずなんとか…。

経過と結果を順を追って書きます。

  1.14:00 今回、窯の水分除去と予熱のため焚火をしてみました。





  2.ありあわせの木を敷く




  3.焚口から順に炭材を積む。 15:40 




  4.着火しやすいように焚口のすぐ先に薪を数本積む。




  5.次回以降のために煙突の手前60㎝ほど唐松を配置してみる。




   6.唐松の小枝と笹の枯葉を炭材の両側に押込み上を覆う。厚さ15~20㎝程度




   7.トタンをかぶせ回りは黒土で上は軽石で覆う。厚さ15㎝程度




   8.その上に空気を遮断する目的でシートを被せ回りは黒土で上は軽石で覆う。16:30



   9.火入れ 16:40




   10.煙の温度75℃を超え、着火・空気口調整開始 17:30
      今回棒状温度計を使用する。200℃迄。 00:00  赤字は炭材に火が付いてからの時間




   11.煙の温度80℃程度に、鉄板をスライドさせて空気口を調節。写真では、幅2cm高さ10㎝位。




   12.23:00  106℃ 煙がかなり透明になってきた。⇒一時的に空気口閉 05:30




   13.23:30頃の様子 06:00




   14.00:00 115℃ 空気口を小さくしても温度は上昇するので最小限にし以降は調節せず。 06:30




   15.02:30 142℃ 煙は更に透明度を増す。炭化はもう終わっているかもしれない。
      紫色への煙の変化は今回も気付かず。09:00




    16.03:30 162℃  10:00




   17.04:30 190℃ 煙が透明になってきたので空気口を完全閉鎖 11:00 この判断は早すぎた。




   18.5:00 排煙のみでタール排出中 11:30 この後、煙筒も抜き窯密閉作業を開始




    19.07:45 不要なレンガを取除き完全密閉。土の表面はわずかに温かみを感じる。
      小雨のため、かすかに湯気が上っている。だが「不完全密閉」だったことが後でわかる。




    20.23日午前10時 炭だし作業開始。土・シート・土と除去。期待と不安で…




    21.小波トタンも剥ぐ。案外うまくいったかも??



    22.焚き口付近は灰、排気筒付近は生焼け… やはり…



    23.中間は結構いい感じ。




    24.試しに入れた唐松は生焼け…残念。




    25.バーベキューできるかな? 2回目としては60点もらえました。1回目と比べればかなりの進歩。
       2回目としてはほぼ満足。(自己採点は甘い?)



      とりあえず窯に残したままの、粉炭は家庭菜園へ、生焼けは薪にします。

    
    27.課題 炭化終了の判断・いかに完全に空気を遮断するか。次回再挑戦。

          ★一緒にやる人募集!!★

     まだ始めたばかりで試行錯誤しながらやっています。
                         失敗するのも楽しいです。
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炭焼にきに挑戦するわけ

2008-06-19 20:12:46 | 炭焼き
        
   なぜ炭焼きに挑戦するのか?

理由は単純
      ”木を切ったらちゃんと最後まで使おう!! 
        マングローブ木炭など使わないでバーベキューを楽しもう!!
               粉になった炭は家庭菜園へ!”
                            というわけです。

「伏せ焼き」という、ごく原始的なやり方で炭を焼いてみようと思います。
特別な道具などがほとんど要らない方法です。

第1回目は、5月2日~4日に試してみました。
炭焼き教本 監修 杉浦銀冶・広若剛・高橋素子 創森社があるだけ、
手探りでの炭焼きです。

結果はこんなようすでした。
炭になったのは1/4位か?


陸域生態系における炭素循環(地球環境研究センター)
風倒木や間伐材を山に放置すると、ほぼ100%Co2に戻るようです。

APEC環境技術バーチャルセンター 
 ※炭素換算で約62億トン=6.2PgC

マングローブ域の開発と環境間題 エビの次は炭とは…

日本の木材自給率

下川町森林組合

北海道庁

 用材として使えるものは建築や家具など使用し、最後に燃料に、その分ちゃんと化石燃料を減らしてこそ…!!
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