エゾシカは住宅地も跋扈している。2012/01/13
冬の住宅地ではもっぱらオンコを食べている。毎年食べられるため、シカがとどく範囲の枝はほとんど枯れてしまっている。
足跡・糞・食べこぼしたオンコの葉が散乱している。
住宅地の近くの空地や湿地など平地では、ヤナギをよく食べている。
イヌコリヤナギ 2012/03/29
?ヤナギ 2008/02/15
?ヤナギ 2009/02/16
エゾシカは住宅地も跋扈している。2012/01/13
冬の住宅地ではもっぱらオンコを食べている。毎年食べられるため、シカがとどく範囲の枝はほとんど枯れてしまっている。
足跡・糞・食べこぼしたオンコの葉が散乱している。
住宅地の近くの空地や湿地など平地では、ヤナギをよく食べている。
イヌコリヤナギ 2012/03/29
?ヤナギ 2008/02/15
?ヤナギ 2009/02/16
エゾシカにとってササは冬の重要な食料らしい。
白老では初冬から真冬にかけて、積雪の増加に伴い山から里へ移動しているようだ。
真冬には森野地区に足跡は全く見られない。ササが雪の下になり食べる事ができないからのようだ。
2007/12/03 まだササは緑で充分美味しそうだ?!
雪の深い谷すじのチシマザサはほとんど食べられていない。2012/02/15
雪が少ない尾根の散策路沿いではチシマザサを食べている。背丈以上高いササ藪には入っていないようだ。
2月にはいるとササの葉は褐色に枯れ、主な餌は樹皮になるようだ。2012/02/14
積雪深とササのタイプがエゾシカの生息分布を制限している重要な要因であることが明らかになった。
北海道のエゾシカは環境の変化に伴う積雪の減少で積雪が制限要因とならなくなり、
個体数増加に伴う個体群圧の影響で急速に分布を拡大したと推察された。
萩の里自然公園には、チシマザサ、スズタケ・クマイザサ・ミヤコザサ(オオクマザサの可能性あり)の
4種類が見られるが、どのササも雪の上に葉を出している。
足跡が多く見られるのは、日当たりが良く積雪が少ないエリアで、主に背丈の低いミヤコザサが生育しており、
食べられているササはこのササだ。
萩の里自然公園では、「積雪深とササのタイプ」というより、「積雪の少ない所で生活している」といった感じです。
エゾシカ目撃数分布図 参考資料(北海道庁環境生活部)
北海道におけるおもなササの分布(北海道におけるササ資源とその化学的利用林産試だより 2011 年10 月号)
エゾシカ目撃数の多い地域とミヤコザサの分布域がかなり重なっているように見えるがどうだろうか。
ササの生活型模式図 URBAN KUBOTA NO.24|44 (株式会社 クボタ)
チマキザサをクマイザサと書きかえれば北海道に当てはまるように見える。
ササの生活は積雪(土壌の凍結深度)と関係しているようだ。
昨年の4月3日 萩の里自然公園
近付いてみると、フッキソウのようである。
2012/03/02 エゾシカが掘った雪穴 フッキソウの葉が千切れていた。
フッキソウは,冬でも緑の葉を保ち,また,寒さにも強いので,この姿のまま雪の中で越冬します。
また,フッキソウは苦みがあり,エゾシカは余り食べないため,エゾシカの多い地域では,
フッキソウの植生が多くなっています。
近年では根の部分は苦みが少ないことをエゾシカが学習し,
洞爺湖中島などではフッキソウを根こそぎ引っ張り,根の部分を食べるエゾシカが見られるそうです。
とかかれていますが、萩の里自然公園ではフッキソウの葉も食べているのではないだろうか?
追記
2012/04/06 あちこちで地面を引掻き始めました。
周囲に、食い散らかしたフッキソウがありました。主に茎の部分を食べているようだが、
熱心に食べているようではないようです。目的は他にあるのかもしれない。
北海道庁のHPによると
エゾシカは多くの植物を採食しむしろ好まないもののほうが少ないが、ハンゴンソウやヒトリシズカ、
忌避効果のある化学成分を持つフッキソウなどは避ける。(洞爺湖中島ではフッキソウも食べるという)
木の芽、枝、葉、実、多くの野草が採食対象となるが、冬期にはササの葉や木の枝、冬芽、樹皮など利用できる
ものが限定される。樹木ではニレ属(ハルニレ・オヒョウ)やイチイを好み、樹皮剥ぎによって被害を受けている。
下顎の前歯で(上顎には前歯が無い)樹皮を削り取りながら食べており、木面には、幅5 mm 程度の歯痕が
ついている。ニレなど樹皮が剥げやすい木では、樹皮を口で引剥いで食べるため歯痕がついていないこともある。
と書いてあった。
ほとんどの植物を食べるという事なのだろう。
白老でエゾシカはどうなのだろうか? 2008年頃から、目見ついたものを観察してきたので紹介してみる。
全て証拠があるわけではありません。間違いがあるかもしれません。(濡れ衣であれば“ごめん”エゾシカ君)
撮影場所:今日の萩の里自然公園
何を食べていたのか、彼らが去った後を見てみたが、若いササか小さなイネ科?カヤツリグサ科?の植物らしい。
ようやく雪が解け、しばらくぶりに味わう食べ物のかもしれない。
久しぶりに、ポロトでめむの会の例会が行なわれ、途中の白老川の橋の上で、
川を渡るエゾシカを発見しました。
4頭が一緒に行動していたように見えましたが、車を降り写した時は2頭ずつでした。
エゾシカは母シカを中心とした家族単位の母系集団で、通常は数頭単位で行動し、
オスジカは2~3歳で家族を離れてオスの群れを作るといいます。
あとの2頭は雌のように見えます。
雄の角の枝が2つか3つなので、2から3才と思われ、家族で行動する最後の季節なのではないかと思います。
満4歳になると4つに別れ、その後はそれ以上はふえないそうです。
毎年春に角を落とし、新たな角が生え、9月末頃には硬い角になるそうです。
もうすぐですネ。