きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

転院して、で

2017-11-21 07:00:00 | 脊髄内血管腫との邂逅
昨日の続き。

3 リハビリテーション
リハは毎日時間が違う。40分のコマ3つと1時間のコマ1つのようである。朝2コマ午後2コマだけではなく、朝1コマ午後3コマのパターンもある。

開始終了は1分刻み。前日の20時ぐらいまでには決まる。それでもリハ直前で変更もある。そして土日祝年末年始関係なく毎日リハ。但し、これらの日は2時間2コマになるようである。K病院と違い担当者は複数(4名)で当たる。ただ、リハの先生方もお休みをとる。一週間7日のうち休みの2日は他の人がする。先生方だけでローテを組んで回せられればそれに越したことはないが、実際にはそれで回しきれず、4人以外の先生方が来ることもある(一週間終わった段階で5回)。そこまでになるとなかなか気合いが必要なリハとまではいかず、ストレッチとかが中心になってしまうが、そういうときもあっていい。
というのは、何よりこの4人にしていただいているリハはかなり訓練的な内容が強い。前の病院でT先生にしていただいた内容も結構ハードな面があったが、機器もこちらの病院の方が多いし、脚の曲げ伸ばしや力を入れる動きで似たような内容でも、1人1人が、動きの長短、強弱、早い遅いなどで違うだけでなく、重きを置くところも違う。先生が重きを置いているところが分かれば、そこを意識して動かすのは割と効果的な訓練になるように思う。因みに、一週間やってみてだが。
A先生(PT)1時間担当:立つ、歩くを中心にトータルに。日常の活動範囲や制限事項も含めて助言してくださる。「曲げ伸ばし」は数をこなす。
B先生(PT)40分担当:補装具を用いて、手を使わずに、立つ、歩くことを中心にトライ中。理論的な方。時間的なこともあり基本「曲げ伸ばし」はしないが、するときはきつめ。
C先生(OT)40分担当:腹筋など筋トレとか体幹トレを中心に。一つ一つの動きを丁寧に。「曲げ伸ばし」は一つ一つの動きを丁寧にかつきつめ。
D先生(OT)40分担当:上半身の動きや立位座位でのバランス、柔軟など。「曲げ伸ばし」はテンポ良く。
という感じ。
1日に3時間。リハ自体が2時間増えただけだが、結構全体で自分でやることが増えてくると病院生活そのものが時間に追われる感じになってくるかもしれない。そうなって欲しい。
リハごとの空き時間は、10分から2時間とまちまち。空いている時間の使い方を模索する必要がある。10分とか2時間なら、することも絞られるが1時間とかそういう時間の使い方の方をどうするかだろう。
リハはまだ様子見が多い。

4 リハ以外の過ごし方
大部屋のスペースは、看護師さんにお願いをして車椅子に乗っているときは自分で身辺整理ができる配置にしてもらった。

で、ベッド手前のスペースが広くなり、車椅子での方向転換もできるようになった。
過ごし方の基本は相変わらず前の病院のときと同じで、基本はPCと電子書籍リーダーである。この病院は、フリーのWifiが使えるらしいので早速設定した。セキリュティさえ気を付ければ、これは有り難い環境である。ただPC自体はかり飽きた。電子書籍リーダーは、入院してからもう10冊以上購入している。転院して、それに加えて家にある未読の紙本を20冊ぐらい持ってきて貰った。今は紙の本を1日1冊ペースでがんがん読んでいる。夜眠れない時は紙の本も電子書籍リーダーも使えないので、それ用に6インチスマホを準備していたが、画面が割れているのでやはり見えにくく結局買い換えた(項を改めて)。
前の病院にいるときは、このブログの溜まっていた記事とか入力したり、4インチスマホを中古で買いいろいろと調べながら改造したりしたが(項を改めて)、入力もそんなに幾つもネタがあるわけではないし、スマホも幾つも作れる訳ではないし。

用はないが、こうやって8階に上がることも今後はあるかもしれない(16時まで開放してくれている)が、さて。
また、当たり前だが、自主的に身体を動かす機会はほとんどない。
ベッドでリクライニングを使わずに起きるとか腹筋したりとかそういうことはする。

胡座にも挑戦。ただ不思議と膝を立てても腹筋ができない。反動が付けられないからか。
車椅子に載っているときは、肘置きでブッシュアップして肘や腕の曲げ伸ばし、若しくは1分保持を時々する。訓練の前後で靴下を履き、靴を履くことが毎日数回。リハ室まで移動も微々たるモノだが運動といえば運動か。

食事の時間は、毎日貴重ではある。ただ、前の病院の時みたいに、ネットTV見ながらとかはできなくなったか。
本当にやりたいのは家に帰って片付け(整理整頓というより古いモノを捨てること)だが、それは無理だし。これから、どういう過ごし方をするか(当然仕事以外で)が課題だと思う。時間を潰すような過ごし方は避けたいのが本音だが、その有効策は見いだせていない。
時間が過ぎるのは遅いようで早い。でも早いようで遅い。

5 身体の状況
日々変わるのは確かで、脚は、基本的には「昨日に比べると同じ程度だが悪くはなっていない」という言い方ができる。で、ある程度日が経つと少しは良くなっているのかなという感じではある。一昨日ぐらいは、止まっているときの痺れは少なくなったかもと思っていたら昨日は結構鈍痛に近い痺れが左脚にずっとあった。左の足首も重い。

術後の傷はかなり目立たなくなってきたが、時々動かしたときに痛い。ただこれは、今後悪くなることはない筈。
脚だけでなく、下半身の感覚自体は、全てにおいて一喜一憂しがちではある。
左の腰の痛みは、漸く気にならなくなったが、腰全体(これは寝返りのクッションの角度がきつすぎるからか)とか右の腕(右の背中側の肩胛骨近くが結構痛痒くなっていてそこから来ている感じ)とか気になるところはどうしてもある。というより右の腕のコリ、結構酷い。
それにも増して、排泄のことは一気が重くなる。一向に改善していないというか、ますます自立が遠ざかっている。一昨日も結局下剤プラス浣腸でも駄目で摘便してもらう始末。

4~5日に1度のことだから、なるべく気にしないようにとは思う。もう、割り切るとか考え方を変えるとかして、失敗を失敗とせず、仕方がないこと(実際そう)として考える必要があるのだろう。

転院前は、であるが。

1日1日A4の紙にメモをとっていた。
ここからは忙しそうなので、とびとびでときどきで記録することにする。日数だけは間違えないようにして。
先にも触れたが、回復期リハ病院は、入院日数は制度上150日を超えることはできない(儂の病気の場合)。まだまだ先の長い日々だが、終わりは確実に見えている。入院○日目ではなく、残り○日という気分か。因みに今日は残り143日(入院8日目)である。
勝手にカウントダウン開始、である。でも。

やはり長丁場である。

気持ちを切らさないようにしていかねばと思う。